やっぱり人の成長はこれに勝るものはない

シングルマザーとして
24年間、働き続けてきて思う。

母になるということは
自分を大きく成長させてくれる。

女性が、女性として
一人前になるには
やっぱり母にならないとね。

これまで
よくこのようなメッセージを聞いてきて
私もなんとなく
そういうものなんだと思っていました。

しかし
ほんとうにそうなのだろうか？

実は、そうではなかった。

私は幸いシングルマザーに
なれました。

子どもたちには
他人からシングルマザー家庭に
見られるようなことは
避けたかった。

シングルマザー家庭の
年収平均は300万円代だそう。
これでは生活が厳しいから
手当をもらうことになる。

それって惨めだな・・・と
私は感じてしまったんです。
きっと、この想いは子どもたちに
伝わるはず。

手当もらえるなら、もらおー！
ラッキー！ありがたい！
と思える母ならいいですけどね。

そういうわけで
私は、バリバリ働いて稼ごう！
いやいや、それだけではダメ。
社会的地位が必要だと思いました。
システムエンジニアだった私は
更に上を目指しました。

大手のIT企業に中途で採用して
もらえました。
しかも、43歳で。
そして、最短期間で
管理職のポジションを
手に入れました。
短期間過ぎて、チクッと
嫌みを言われしましたけどね。

しかし
管理職クラスは戦場でした。
この戦場とは
ほとんどが人間関係の戦いです。

何度、辞めてやるー！と
思ったことか。
しかし
辞めた後をイメージしてみると
そこにいる私は不幸そうに
見えました。

　嫌みを言われる
　怒鳴られる
　否定される

こんなことはしょっちゅうです。

こうして
11年鍛えられてきました。

今では

　頭を下げる
　　(心は、こいつ馬鹿だね！と思う)
　称賛する
　　(誰にも良いところがあるから、それを言葉で伝える)
　主張する
　　(大切にしている軸はブラさないで伝える)
　折り合いをつける
　　(相手の主張を聴いて受け入れようと考える)
　協調性をもつ
　　(他人を助けられることは、喜びだと感じる)
　依頼する
　　(すごく助かります！ありがとう！を忘れない)
　笑う
　　(自分を不安から解消)

気がつけば
いつのまにか
あらゆるテクニックを
身につけてきました。

今、仕事人生の中で究極に
難しいプロジェクトに入っています。
常に20個くらいのタスクを
並行して進めています。
どれも、どうすべきか
分からない仕事たち。
50人くらいの人と関わりがある。
いかにこの人たちの知識を
上手にお借りしてやっていくか。

仕事に知識や経験がなくても
上記のことは、どの仕事においても
持ち歩ける大切な技法だと思います。

これが成功に繋がると信じています。

仕事ほど学べる場はないと感じます。