エピソード#19 旅行中に体調を崩した方にも安心してもらえた介護タクシーの役割
全国旅行支援が始まり、観光で熱海に来られる方が多くなってきました。
そんな中で、旅行中に体調を崩されて、介護タクシーを利用して自宅に帰りたい、という依頼がありました。その方が宿泊されたホテルの方からご依頼をいただき、宿泊されていたホテルから都内のご自宅までの送迎を看護師添乗でさせていただきました。
受診が必要な急を要する感じではなく、食欲低下し、歩行が不安定になり、電車では帰宅できない状況ということでした。リクライニング車椅子を用意し、ホテルへお迎え。
お迎えに行く直前にも部屋で転倒されたそうで、車中でも急変があるかもしれないということも想定しながらの搬送でした。
付き添いのご家族からも、車中で情報を聞きながら、御本人の観察も適宜していきました。
観光で来られていた方なので、車内では熱海や湯河原、真鶴、小田原、と観光ガイドをさせていただき、喜んで頂けました。途中、サービスエリアでトイレ休憩。多機能トイレを初めて利用されたご利用者様は、「多機能トイレすごいね」と感心されていました。
渋滞もほとんどなく、順調にいき、ご自宅に到着。車中で、いろいろお話を伺い、介護認定などはなく、ご状態的には、ちょっと心配な事も多々あり、介護のいろいろな相談が出来る、地元の地域包括支援センターを弊社で調べて、連絡先を記載したメモをお渡しし、週末に入る前に、相談してみることをご家族にはお伝えしました。
また、かかりつけ医にも、旅行中の身体の変化を伝えたほうがいいですよとご家族に話し、受診が早急に必要なら、普通のタクシーに乗るのは大変なので、地元の介護タクシーを利用するのがいいかと思います、とお伝えしました。
ご自宅に到着後は、トイレ介助、着替え介助、ベッド移乗介助し、御本人、ご家族は安心されていました。
また体調を整えて、熱海にぜひ観光にいらしてください、とお伝えしたら、「絶対行く!」と、御本人が言ってくださいました。
車中で、新幹線を利用した他県の介護タクシーとの連携もできることをお伝えしていたので、もし、車椅子利用になっても、熱海へまた旅行に行くぞ!という希望を持ってくださったのかもしれません。
依頼のあったホテルの方にも、お電話で、無事にご自宅にお送りしたことをご報告し、安心されていました。