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家族にベルリンを紹介したいだけなのに

少し前から、家族がベルリンに遊びにくる話をしている。私もベルリンに住んで4か月ほどになり、こちらでの生活が落ち着いてきている。

ワーホリで来たベルリンは、私にとって憧れで大好きな場所。その場所を、家族に知ってほしいし案内したい。

幸いにも、父は仕事でドイツになじみがあるし、弟もドイツに興味を持っている。だから、もういつでも来てほしい。

だけど、このご時世、そういうわけにもいかない。なんだかなぁ、難しいなぁと、心から悔しくなる。


コロナ前、私がドイツに旅行で来ていた頃、飛行機は10万ほどで取れた。

それも、例えば年末でチケットが高い時期でも、少し休みを足して日程をずらせばそこそこの値段で来ることができた。

だけど、コロナが起きて、円安が進み、戦争もあるこの時代、なかなかそうはいかない。往復チケットで25万はする。数年前の倍である。

しかたのないこと、然るべきお金は払うべきものとわかってはいても、なんだかやっぱり悔しくなる。何が悔しいのかといえば、私もよくわからない。


悲しいとか、腹が立つとか、こういう言葉は似ているようで違う気がする。私はなんだか、悔しさを感じている。

過去の2倍以上の飛行機代がかかるのが悔しいのか。家族が気軽に来れないことが悔しいのか。うーん。どれなのだろう。


私はただ、家族にベルリンを紹介したいだけなのに。私の大好きな場所を一緒に歩いて、私の家で家族の時間を過ごしたいだけなのに。

それがこんなにも難しい時代なのだなと思う。何がこの困難を生み出しているのだろう。

このまま「難しい時代だな」で終えていきたくない。私には何ができるのだろう。ドイツに住んで、いままでよりも家族ということを考えている。


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7年半勤めた会社を30歳で辞め、好きな場所に住んで好きな仕事をする人生を作り直すと決めました。サポートいただいたお金は、退職後にお仕事にしているコーチングのスキル向上や、noteを書き続けるための生活に使用します🙇🏻これからも記事を通してみなさんと繋がれたら嬉しいです☺️