見出し画像

高知のゆたかな自然を味わえるようになった30代

一時帰国をして2週間ほど。実家のある高知に滞在して家族と過ごしている。

私が学生だった頃、毎日片道1時間以上をかけて高知市内の学校へ通っていた。そのおかげで、住まいは田舎だったけれど、自然のなかでの体験は弟たちよりもずっと少ない気がする。

都会に育った人たちよりは、圧倒的に多いと思うけれど。子どもの頃なんて、例えば小学校から帰ったら、山とか水路とかをめぐって走り回って遊んでたし。

でも、中学生からは一気に自然との触れ合いが減った。私はこんなことも知らなかったんだなと、今になって知ったり体験したりしていることがある。


その1つが、先日体験した梅をとることだった。

おばあちゃんの家の近くに梅の木があって、そこで梅をとってお母さんが漬けたりしているしていることは知っていた。でも、私はとったこともなければ、そもそもどこに梅の木があるのかも知らなかった。


今回は母と弟と3人でおばあちゃんの家に行って梅をとった。おばあちゃんの家から山のほうの田んぼへ向かう、けもの道ほどの細い道のわきに梅の木があった。

一足先にいとこ家族が梅をとって行ったようで、たくさんはなかったけれど、小さなバケツに3杯分の梅がとれた。こんな体験ができるって、田舎は豊かだよなぁと思う。


梅をとって降りてきたところには、綺麗なアジサイが咲いていた。それも3つほどとらせてもらって、おばあちゃんに1つ、うちに2つ持ち帰って飾った。(母が)

子どもの頃は勉強に部活に通学にと忙しくて自然を味わう時間が十分じゃなかったし、大人になって就職で高知に戻ってからも、結局仕事が忙しくてそんな時間はなかった。

でも、会社員をやめてフリーランスになって、いまのほうが自然を味わう時間がある。とはいえ私はドイツに住んでいるので、いつでもこんな体験ができるわけではないけれど、帰ってきたときにはこうして豊かな体験ができる。嬉しい。

生まれも育ちも高知で、少なくとも22年は高知に住んだんだけどなぁ。豊かさはずっとそこにあっても、味わうには自分の器が必要なのだと感じる。30数年生きてきて、豊かさを味わう器が育ったのだなと思うなどしている。

7年半勤めた会社を30歳で辞め、好きな場所に住んで好きな仕事をする人生を作り直すと決めました。サポートいただいたお金は、退職後にお仕事にしているコーチングのスキル向上や、noteを書き続けるための生活に使用します🙇🏻これからも記事を通してみなさんと繋がれたら嬉しいです☺️