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【臨月】そわそわな日々

37週。今週から正期産の時期に入った。
なんと感慨深い。

正期産というのは、予定日3週間前から予定日1週間後の期間のお産をさす。この期間ならいつ生まれても大丈夫だよってことらしい。

つまり、生まれちゃった場合に早産と呼ばれる時期をついに終え、いつ破水が来ても陣痛が来てもOKということ。

よく「正産期」という表記との混同がなされているけれど、医学的には正期産という言葉しか存在しない。わかりづらいなあといつも思う。

これまではお腹が張ると「早産のリスクがあるから安静に」って言われ続けてきたけれど、今や「お産が近い証拠。いいこといいこと」なんて180°捉え方が違う。

それから、お産に向けてたくさん歩いてねといわれる。

その理由は、子宮口を開きやすくする、股関節の柔軟性を高める、出産に向けた体力をつける(一説によれば、出産に必要な体力は富士山登るくらいの体力らしい)、過度な体重増加を抑える、運動によるリフレッシュ効果・・・など色々あるようだ。

臨月に入り、ペンギンみたいな歩き方から
ついに力士みたいな歩き方になってきた


そんなわけで、産休に入ってから平均で毎日7000歩くらい、距離だと4.2キロほど歩いている。

そもそも、大阪城公園にほど近い今のマンションに引っ越してきたのは、産前産後のお散歩環境が魅力的というのが決め手だったから。

大阪城公園は自然が豊か。

水辺もあるし(お堀)、森林っぽくなっているエリアが外苑に広がっているし、毎日お散歩してもちっとも飽きない。

大阪城公園はお堀の外が奥深い

途中、カフェで一休みできるのもいい。
リュックに本と念のための母子手帳を詰め込んで家からてくてく。

カフェに入って読書して、公園内を半周して、時々スーパーも寄っておうちに帰れば、簡単に3〜4キロになる。

この写真は全然違う場所のカフェですが笑


ぽかぽかと陽気な春の空気を吸うだけで、なんだか気持ちが良くなっていく。

人気のない道ではマスクを外して腹式呼吸。お腹の赤ちゃんにマイナスイオンたっぷりのいい空気を届けるイメージでスーッと深く息を吸い込みながら歩いていく。

まきびしかな?
森林浴でマイナスイオン〜


なんだか産休っていうよりただ春休みを満喫しているような気分になってくる。

3月でもうこんなに温かい日が続くとなれば、4月4日の出産予定日までに桜は満開を迎え、散っているかもしれない。

それならむしろ、夫と一緒にお花見ができるかもしれない。

産まれちゃったら1ヶ月はお出かけできないと思うから。今年桜を見れるとすれば、それは産まれる前しかチャンスがない。

大阪城公園
すでに満開に近い木も!


「赤ちゃんが生まれたら、次に二人で日々を過ごせるのは老後だね」なんて言って、「残り少ない大人二人の生活を満喫しようね」なんて話してる。

落ち着いてそんなこと言い合っているようでいて、毎日どことなくソワソワしているのは私も夫も同じ。

1ヶ月以内に異世界にワープするよって宣告されてるような気分。


その日はいつ、どのパターンで私にやってくるのだろうか。

楽しみな気持ちと不安な気持ちがマーブリングのように入り混じっている。3月独特の年度末の春の気配がさらに重なって、なんとも心が所在ないかんじ。

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