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【Bリーグ】2022年夏の移籍市場の開幕、現時点での論点(その1)。

 はじめに(これまでの「#Bリーグ移籍市場」のnote記事のリンク添付)

 「いやまああの、一つの夢でもあったので、まあ本当に、長かったですけど、ここまでくる道のりは。でもまあ、やってきたことが間違っていなかったことを証明できましたし、本当にあの、ここまで成長してこられたので、今日は、優勝を分かち合いたいなあと思います。
 (2022年5月29日、CSファイナル第2戦[琉球vs宇都宮]、比江島慎[宇都宮]の優勝インタビュー。)




 2022年5月29日。比江島、「長かった道のりの、一つの夢」を叶えた。
 そう、「優勝」という「悲願成就」。

 一人の人間、一人のバスケファン、一人の比江島ファンとして、
 「叶えたい景色」
 が、ついに叶った。それと、先日のnote記事では言及しそびれましたけど、高校(洛南[京都])時代にバスケ界を席巻した、それも「ウインターカップ3連覇」という大偉業を成し遂げた「東京体育館」で叶えたことが、「絵になる感」をより加速させて映ります。

 東京体育館のキャパの小ささ(2試合共に、「7000人弱」であった)は、少し勿体なさはあったかもですけど、現行フォーマットでするならば、CS決勝(ファイナル)の会場は、
 「東京体育館」or「代々木第一体育館」
 がより望ましいように映るんですよね、自分は。理由はシンプルに、
 「バスケを楽しむための会場設計になっているから。」
 これに尽きます。

 尤も、CS決勝が「最大3試合、2戦先勝」は、「超短期決戦」で短すぎるというのは、とても共感です。
 個人的には、CS決勝は、来季から「最大5試合、3戦先勝」に改良して欲しい、が正直な気持ちです。加えて、これはCS(ポストシーズン)全般にいえますけど、「最大3連戦」というフォーマットも「狂っている、選手ファーストではない」と強く感じます。


 「最推し選手」が「ずっと叶えたかった景色」を叶えた。
 「よかった、よかったよ…。」観ている自分も、テレビ越しでですけど、正直感涙でした。

 優勝を叶えられなかったスター選手。
 日本の野球ならば、有藤通世さん(ロッテ一筋18年、1970年代を代表する三塁手。通算2057安打、首位打者1回、ベストナイン10回、オールスター13回)、平松政次さん(大洋一筋18年、通算201勝。沢村賞1回、オールスター8回。2017年に野球殿堂入り)が思い浮かびます。
 米国バスケのNBAでも、何人か思い浮かびます。
 ジョン・ストックトンさん(ジャズ一筋。歴代最高のPGの一人といわれる)、レジー・ミラーさん(ペイサーズ一筋。3Pシューターの草分けといわれる)、アレン・アイバーソンさん(主にシクサーズで活躍。特に2001年のプレーオフの孤軍奮闘で知られる)、スティーブ・ナッシュさん(サンズ等で活躍、歴代最高のPGの一人といわれる。「ラン&ガン」を浸透させた一人として知られる)、等々。

 比江島が宇都宮に移籍した最大の理由が「優勝したい」といわれています。「優勝を叶えること」は、想像以上に長い道のりなんだと
 自分が応援している声優アーティスト、はっきりいえば「μ’s」「Aqours」ですけど、彼女たちが「東京ドーム」を叶えたとき、あるいは「μ’s」の中心メンバーである内田彩さんが、2016年8月に個人として「日本武道館」を叶えたときにも、相通じます。
 (歌手にとって、特に個人として「日本武道館」に到達することは「最高名誉の一つ」といわれてます。とりわけ「声優アーティスト」にとっての「日本武道館」は、「なおさらの最高名誉」であると。)


 気が付けば、前置きが長くなってしまいました。
 今回のnote記事のメインテーマは、「CSファイナル終了」と共に開幕した(厳密には、Bリーグの現行制度の場合は、RS終了と共に既に開幕している訳ですが)、「2022年夏、Bリーグの移籍市場」です。

 「移籍市場」についてのnote記事は、主にこの4月末から、何回か執筆しています。というか、「#Bリーグ移籍市場」というハッシュタグがありますけど、これ、ほとんどが自分の記事です(苦笑)。
 では、リンク添付をさせて頂きます。




 これまでの自分のnote記事でも、繰り返し言及させて頂いてますけど、
 「移籍市場は、1日ごとにめまぐるしく情勢が変化する。」
 これが、一スポーツファンとしての自分の持論です。


 【自分(愛球人)が考える、今オフの移籍市場の「6つの論点」。】
 (「2022年4月27日」執筆時。)

 (1)「齋藤(名古屋D)の海外移籍は起こり得るのか?」
 (→5月19日に残留が発表。「全盛期は名古屋Dで過ごすこと」が事実上確定。)

 (2)「ベンドラメ(SR渋谷)は今オフ、残留か移籍か?」
 (→6月1日に残留が発表。「事実上の生涯SR宣言」と解釈してよいかなと。)

 (3)「比江島(宇都宮)の決断は?もし移籍ならばどこへ?」
 (→「残留」か「島根に移籍」の恐らく2択。ボールは比江島にある。依然として移籍市場の最注目選手だが、優勝賞金により「宇都宮に残留」の可能性は30%~50%ほどは出てきたかなと。)

 (4)「ロシター(A東京)の島根への移籍は起こり得る?」
 (→「わからない」。ただ、島根のヘナレHCは明らかに熱望しているように映る[ニカに満足していないのは明らか]。しかも現所属のA東京は「カークの将来的な帰化希望説」がずっと燻っている。そう考えると「残留」か「島根に移籍」の恐らく2択だが、「島根に移籍」の可能性は「70%」あるが自分の読みだが。)

 (5)「貴重なアジア枠、D・ラモス(富山)争奪戦の動向は?」
 (→5月18日に「北海道への移籍」が発表。今オフの移籍市場での「移籍の最初のトピック」に。早々の決着であることを考えると、恐らく「複数年契約&レギュラー級の起用法を確約?」と考えられるが。)

 (6)「ハーパー(京都)は今オフ、残留か移籍か?」
 (→5月18日に「自由交渉選手リスト」入りが発表。移籍の場合は「大阪、広島」が補強ポイントにドンピシャ。ただ、ここにきて広島が「若手選手」に興味を示しているとのことなどから、最終的には「残留」になる可能性は少なからずあるのでは?と映るが。)



 RS最終盤である「4月27日」の時点では、「6つの論点」として上述のことを示させて頂いてました。
 (2)(3)については、後述で改めて言及させて頂きます。

 で、移籍市場の現在の情勢。
 「6つの論点」で示せて頂いたときとは、がらりと変化している感じがあります。
 では、今オフの移籍市場、現時点での「要注目のトピック」についてを、綴らせて頂きます。


 今オフの移籍市場、現時点での要注目トピック(比江島、金丸、馬場の動向のアウトライン、ベンドラメの残留など)

 今オフの移籍市場。CSファイナルが終わって1週間になりますけど、CS開催の時点では想像できなかった展開になっています。


 (1)「渡邊雄太(ラプターズ[NBA])」
 (「5月27日金曜日」に結婚を発表。相手は元フジテレビアナの久慈暁子さん。今季は3月以降、完全に「飼い殺し」になり、今オフのNBA契約が不安視されている。
 現実論としては「NBAの移籍市場の開幕から1週間後の時点で、NBA契約を叶えられているか」。叶えられればそれがベストだが、叶わなかった場合は「Bリーグ帰還説」が一気に現実的なことになる。
 [ここ2年ほどで、NBAの移籍市場は流れが高速化している。移籍市場の開幕から1週間、長くて2週間で移籍先が決まらない場合は、「まともな起用法はほとんど望めない」と考えてよい傾向にあるので。])


 (2)「馬場雄大(メルボルン・ユナイテッド[豪州NBL])
 (渡邊の結婚発表とほぼ同時に、今オフのBリーグ帰還説が浮上。豪州NBLでは昨季は通用してた[FG%が「46%」、3P%が「32%」]が、今季はFG%が「27%」、3P%が「20%」と壊滅的な数字。確かにこれでは来季の契約は恐らくなさそうで、それ故に今オフのBリーグ帰還説には説得力がある。


 (3)「比江島慎(宇都宮)」
 (「残留」か「島根に移籍」の2択。CS決勝の突入前は、「移籍の可能性がより高いのでは」という見立てだった。理由は主に
 [1]「今季はキャリアハイ。しかも今夏で32歳という年齢を考えても、今オフは『長期大型契約』の『最大かつ最後のチャンス』。」
 [2]「宇都宮は昨季終盤からずっと『年齢構成面での高齢化』『経営体力に比して総年俸が耐え得るか』[後者については、宇都宮は「地域企業の集合体、いわば県民球団」であるため]の懸念がある(債務超過は脱却したが、総年俸減少及び若返りの必要性は燻り続けている。)」

 ただ、CS優勝により「優勝賞金」を叶えたので、「残留交渉の資金」を手にしたと同義なこと。島根は「正SG」が明らかな穴であるので[はっきり述べれば、白濱は控えに回したい]、比江島は「志向するバスケスタイル」的にもドンピシャの補強ポイントだが、「ボールは比江島にある」ことをも踏まえると、「宇都宮に残留」の可能性は低くない、とはいえる。)


 (4)「金丸晃輔(島根)」
 (5月30日に「双方合意の上での契約解除」が発表。どうやら「Player Option」を破棄しての契約解除といわれる。)



 馬場、比江島、金丸については、後述にて改めて言及させて頂きます。
 渡邊については、恐らくですけど、下記の感じになるかなと。


 「NBAの移籍市場が開幕してから『1週間後の時点』でどうか、ということに尽きる。恐らくこの時点で『6月下旬』になっていると考えられるので、基本的には『来季に向けての編成』は、日本人選手という意味ではほぼ終わっている。
 Bリーグへの帰還になる場合、恐らく『かなりのまとまった資金』が確実に必要になる。そういったことをも踏まえると、現実的には『本社案件マター』、いわば『資金力』と『ロスターの柔軟性』を兼備できそうな球団にかなり限られる。
 そう考えると、現時点では『ある種の別枠』と考えてよいのではと。」



 これが、自分の解釈です。個人的には、今オフの「Bリーグ帰還」の可能性は「70%」あるのではと思っていますが、「Bリーグ帰還」が現実になる場合、対応できそうな球団は、下記に絞られるでしょう。


 【渡邊雄太、もし今オフに「Bリーグ帰還」が実現すればの場合に、資金力や戦力的に獲得に動く可能性がある球団。】
 A東京(「ロシター」「馬場」の動向次第。具体的には
 「『ロシターが島根に移籍』かつ『馬場の移籍先が他球団』」
 でならば、実現するかもと。単純に「資金力」「立地」の観点に照らせば、最有力の候補ではあるのだが。)

 島根(これも「ロシター」の動向次第。具体的には
 「『ロシターが残留により獲得失敗』」
 でならば、実現するかもと。「志向するバスケスタイル」的には、確実にドンピシャであるので。「正SGの補強」、具体的には比江島or馬場の補強に成功できそうかも重要ファクターになりそうな感が。
 [例えば、比江島、ロシターの両獲りに成功すれば、渡邊の島根行きはその時点で事実上ないといえるかと。])

 大阪(「馬場」の動向次第。大阪は恐らく大物選手を欲していると映り、馬場の争奪戦の有力候補だろう。裏を返せば、あり得るとすれば
 「『馬場の移籍先が他球団』」
 であれば、実現するかもと。「ダイナミックな体制の変化」と啖呵を切っていること、「ニュービルとのデュオ相手」が切実な要補強ポイントであること、「補強資金自体はあり、外国人の正センターを獲ってもまだいけそうなこと」、そして特に「渡邊の故郷は香川であり、『故郷により近い』立地面で有利にあること」と、補強へのフラグはいくつもある。
 あるいは、馬場の争奪戦をスルーして、渡邊の帰還の可能性にかける方法もあり得るように映るが…。)



 渡邊の今オフの「Bリーグ帰還」がもし実現しそうな場合での、今オフに争奪戦に参加できそうな球団を、いま挙げました。
 ただ、渡邊については、一バスケファンとしては、「まずはNBAの移籍市場の動向を見守りたい」、これがいまいえる感じです。




 今夜(6月5日日曜日、TBS系列、23時から)の『情熱大陸』が、渡邊雄太です。恐らく、これからどうするのか?ということで、「まずはNBA契約を改めて勝ち取ることを目指す」となるのかなあという感じを抱いてますけど。
 逆に、「Bリーグ帰還の意向」をこの時点で明言すれば、「移籍市場の動向が一気に大きく変化する」と映りますけど、それは「ほとんどないだろう」と自分は思ってますけど、果たしての感じです。


 話題を変えます。




 5月31日、とても衝撃的な発表が2つ、一気にありました。

 千葉J、大野篤史HCが退任。
 A東京、ルカ・パヴィチェヴィッチHCが退任。
 いずれも、「双方合意の上での契約解除」とあります。

 何故、このような決断になったのかは、「本人のみぞ知る」かなです。
 いえることは「サイクルが終わったと感じたから」かなと。

 プロスポーツのサイクルは「3~5年が目安」とよく伺います。
 五輪が「4年に1回」であることは、特に象徴的です。
 そう考えると、A東京のルカHCは「5年」、千葉Jの大野HCは「6年」。
 「これからどうしようか」を考える時期、と考えても不思議ではない。


 特に、千葉Jの大野HC。退任コメントを拝読させて頂いて、正直「感涙」でした。熟考の末での決断だったのかもと。




 このRS最終戦終了から程なくしたとき。

 京都が、安齋竜三HC(宇都宮)の招聘を目指しているらしい。
 三遠が、大野篤史HC(千葉J)の招聘を目指しているらしい。

 あり得なくはないけど、現実性は薄いでしょう?と思ってました。
 で、前者については、新HCは外国人でした(ロイ・ラナさん)。

 ただ、恐らくですけど、三遠の新HCは大野さん、これ、マジっぽいよなと。これは特に、新社長に加えて、新GMの発表(ちなみに三遠の新社長は、もともと千葉Jのフロントであった)。いままでと、毛色が異なる感じに映って。
 早坂マネージャーの退任の発表も、三遠が雰囲気をがらりと変えようとしていることが、影響しているのかもしれないなあと。


 もう1球団。群馬。現時点では、新HCの発表はありません。
 ですけど、「ルカさんは群馬の新HCの最有力」、これは充分にあり得ると思ってます。
 というのも、群馬は「資金力はある」「CS出場を全力で目指している」という噂は、もともとあります。
 現時点での既存のロスターでは、「勝率.500超え」が現実ラインでしょう。特に「正PGをどうするのか?」は、大きな不安要素といえます。
 ですけど、新HCがルカさんならば、「正PG」「正SG」での有力選手の獲得の可能性がより高まる、これは確かに説得力を感じます。

 とはいえ、その一方で、ルカさんは「しばらくゆっくりしたい」との意向ともいわれてます。
 そう考えると、ルカさん以外での新HCだと、誰になるのか。


 町田洋介さん(現宇都宮AC。安齋HC曰く「HCが務まる能力は既にある、それがACで自分を支えてくれるのはとても有難い」と今季何回も言及。)
 水野宏太さん(現A東京筆頭AC。A東京ではルカの参謀を務めたので、ルカ本人の招聘が叶わない場合の有力候補か。)
 木下博之さん(現SR渋谷AC。現役時代はパナソニック、SR渋谷、大阪でPGを長く務めた。大阪の新HC候補にも挙がっていたといわれるが、招聘の場合はよりアップテンポな攻撃を志向すると考えられるが。)


 いまのBリーグのACの中で、「HCになる準備ができている」と考えられる指導者を挙げた感じですけど、いまの群馬のロスターに照らせば、木下さんだと「志向するスタイル」が恐らく合わなさそうだなあと(一バスケファンとしては、「より速いスタイル」が好きですけど…)。
 水野さんだと、ルカさんに考え方は恐らく近いでしょうか。
 興味深いのは、町田さんの場合です。どのようなスタイルを志向するだろうか、読みづらい。もしかしたら、選手の個人能力を掛け合わせるスタイルを採るのか、それとも…、と。




 それと、これはファン感情全開になりますけど、「早坂マネージャー、新天地、京都に来てくれるかもと期待していいですか?」と。
 新天地の候補として、「京都」「広島」のほぼ2択であるように映ってますけど、京都が、わざわざ前山マネージャーを解任してまで欲しいということに照らして考えると、「早坂マネージャーを招聘したい」、そうでなければ、前山マネージャーの「解任」という強引な方法は、納得が得られないだろうと。

 で、早坂マネージャー、最後の挨拶のときの服の色が、「空色」なんですよ。京都のイメージカラーは「あさぎ色」(青緑に近い)ですけど、マスコットの「はんニャリン」は、空色に近いのです。
 早坂マネージャー、新天地がもしも京都だったら。
 「『13人目の選手』として、これ以上ない最高の補強!」
 そう強く感じます。それと、ロイ・ラナさんを補佐するトップACに、もし間宮さん(今季は三遠でAC兼通訳を務めていた)が就けば、これも適任だろうと映ります。そう考えると、「うん、京都行きフラグと期待していいよね?」と。
 まあ、もしも新天地が広島(あるいは他球団)であっても、早坂マネージャーを応援の想いですし、前山マネージャーも、納得できる新天地に出会って欲しいと強く願いますけど。



 「7年目もよろしくお願いします。

 今年はどんな一年になるかな。
 今からとても楽しみだ。
 一緒に最高の景色を見に行こう。

 (ベンドラメ礼生、SR渋谷の残留発表のコメント[2022年6月1日]。)



 「よかったよ。やっぱり、ベンドラメは『生涯SR渋谷一筋』であって欲しいと思ってたから、これが『最善の答え』なんだよ。」


 6月1日。ベンドラメのSR渋谷の残留発表。
 代表活動のことを考えると、来オフの移籍は現実性に乏しい。
 今季は「キャリアハイ」。この11月で29歳。
 これから数年が全盛期。そう考えると、今オフは「決断のオフ」。

 で、ベンドラメの結論は「(事実上の)生涯SR渋谷宣言」でした。
 いわば、田中大貴(A東京)、篠山竜青(川崎)のような道を選んだ。
 広瀬の引退も、決断に影響したかもです。広瀬の引退で、たくさんの人間がその決断を惜しんだのは、「まだできるから」「全盛期は3&Dとして最高の選手であったから」もありますけど、「SR渋谷の『名誉生え抜き』であることを誇りとしていたのが伝わるから」、これが大きいのではないかなと。


 恐らくですけど、ベンドラメが最終的に手元にあった選択肢。
 「(SR渋谷に)残留」「秋田」「群馬」。
 恐らく、この3択でしょう。


 【ベンドラメ(SR渋谷)、現時点での「3つの選択肢」。】
 【残留】
 ◎「ミスターSR渋谷」の称号を勝ち取れて、「引退後のことを最重要視」するならば「最善の選択肢」。「永久欠番」も恐らくほぼ確定の感が。
 ×「優勝したい」からは恐らく大きく遠のく可能性が高い。また、代表活動からも大きく遠のくリスクが。

 (中略)

 【秋田】
 ◎「志向するバスケスタイル」「正PGを確約」「優勝へのラストピース」と、一選手としては「自分を輝かせる最善の選択肢」といえる。
 ×「補強資金を捻出できるか」、不安要素はこの1点。尤も「要補強ポイント」は正PGにほぼ絞られてるので、捻出できる可能性は高いと映るが。

 【群馬】
 ◎「補強資金を捻出できる」「正PGを確約」「新アリーナ完成の看板選手」。既に具体的なオファーを出した?との噂も。
 ×「優勝したい」が移籍の判断基準といわれており、この基準に最も符合しない。尤も判断の第一義が「優勝したい」でなければ、話は別だが…。

 (「濃密だったCSのQF(島根vsA東京)、及び今オフの移籍市場で感じることを(その3。移籍市場の情勢分析、後編)。」[2022年5月20日]より抜粋。)



 残留発表が「6月1日」。正直「かなり早い段階での決着」と自分は思ってます。
 勿論、秋田や群馬の話も、恐らく聴いたのでしょう。
 ですけど、ベンドラメにとっては、「SR渋谷が優勝を叶えるためのビジョン」、それがベンドラメの中で実感できるかが最も重要だったのかなと

 2020年に、天皇杯優勝を叶えています。まだ2年前のことです。
 そう考えると、チャンスは全くない訳ではない。現行制度では、CSは「超短期決戦」ですので、流れを振り向かせられれば、ファイナル進出は「ノーチャンス」という訳ではない。

 それに、来季はSR渋谷は「中地区」に回ることになります。
 順当にいけば、2位を確保することは、難しい目標ではない。
 尤も「ベンドラメ+外国人+ロールプレイヤー」という編成に、やや危うさを自分は感じますけど…。


 とはいえ、ベンドラメは、「PGのみならず、SGもできる汎用性」「守備意識が高く、攻守両面でいつだって全力姿勢」も、勿論「一選手としての特徴、魅力」ですけど、最大の魅力は
 「熱い気持ちを持ったナイスガイ、若きキャプテンシー」
 にあると思ってるんですよね。

 「生涯SR渋谷宣言」。これが報われることを、強く願う。
 「背番号9」が「SR渋谷の永久欠番」になるときを、信じてる
 「よかったよ、これが最もよいんだよ」、改めてそう伝えたいです。

 この(その1)でのnote記事。トップ画像を、ベンドラメに設定してます。2021年のホームでの琉球戦の画像とのことです。
 (ちなみにこの画像、マッチアップの相手は並里[琉球]。画像に反映させたかったけど、できませんでした…。)
 ベンドラメは、好きな選手の一人ですので、どのような決断でも尊重したいと思っていた。でも、「ミスターSR渋谷」への道を決断したことは、やっぱりとても嬉しいんですよ。それを表現したくて、(その1)でのトップ画像を、ベンドラメにさせて頂きました。
 「ベンドラメらしさ」を表現するならば、スティールの場面ですけど、それが見当たらなかったので、ドライブの場面にさせて頂きました。




 残留発表にあたっての、ベンドラメのツイート。
 参考リンクとして、添付させて頂いてます。




 それと、この(その1)での末文にて。
 個人的に、今オフの移籍市場で、動向を注目していた一人が、平尾(茨城)でした。長くB2にいましたけど、今季はB1で「CSレベル」で輝けることを証明したシーズンと映ったので。
 ですので、有力球団への移籍はあり得るかも、と読んでたんですよね。でも、今季の平尾、何が印象的って、「リングに向かう姿勢」もですけど、コート上でもベンチでも、ずっと「チームを鼓舞し続けている」こと。
 平尾の魅力、「一緒に仕事がしたい」、そのような選手。好きな選手の一人に、加わった感じです。

 で、今オフ。答えは「残留」でした。恐らく、移籍自体が考えになかったのかなと想像です。
 そう、平尾は「茨城の『名誉生え抜き』の道を歩む」が事実上確定した。
 今季、チームの成績は負けが込みましたけど、その内容は接戦が多くて、「可能性を感じさせる」感じだったんですよね。

 個人的には、茨城にとっての「平尾の『背番号25』」は、永久欠番に値すると思ってます。B1昇格の原動力であり、茨城の「ハート&ソウル」である。これはベンドラメにもいえますけど、「マーカス・スマート(セルティックスの生え抜きのPG)に相通ずる」感じなんですよね。
 また来季以降も、その「いつだって全力で情熱的な姿勢」を、楽しみにしています。


 では、(その2)にて、今オフの「現時点での最大トピック」である、「馬場、比江島、金丸、テーブスの動向予想」を、綴らせて頂きます。


 【バスケットボール#13A】

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