ブラック企業との死闘レポ!解雇予告手当をもらうまで
某日。4日後に職場が潰れるらしい。
驚くと人間はえーっ!なんて言わずに宇宙猫の顔になる。
まず法律で、会社は労働者を解雇する前に最低30日以上前に予告しなければならない。
30日以内に予告した場合は解雇までの残日数に応じた金額、つまり解雇予告手当を支給しなければならないと定められている。
ところが、会社は払わないと言う。次の職場なんて誰も決まってないのに、ほな死ねっちゅうんかえ❓
従業員を泣き寝入りさせて得をしようとするブラック企業に鉄槌を……
というわけで、ブラック企業と戦ったレポです。
このnoteでは
・突然解雇と言われた時まずするべきこと (無料)
・会社はどう法律に違反していたのか論点
・労働基準監督署に言われた注意点
・法律遵守がお好きではない会社へ反論
・就業規則について
・解決するまでの期間
について書いていきます。後者はプライバシー保護のため有料です。
もし他に解雇予告手当で揉めて困っているという人がいれば、これがヒントになればいいなと思います。
ブラック企業で神経を擦り減らすと調べる気力も起きないですよね。
これを見れば、
・今から何をすればいいのか
・何が違法にあたるか
・会社への返答でどの法律を出せばいいか
が分かるようにしています。
ブラック企業に縁のない方も、激ヤバ人事の言動を見て深淵を覗いていってください。
この記事は自発的に消すことはありません。
もし消えたとしたら大人の事情と謎の力です。
○労働基準監督署とは?
このレポの中には、労働基準監督署(以下、労基)に行くシーンが出てきます。
労基とは、企業が労働関係の法律を守っているのか監督してくれる機関です。
法律違反があれば、企業に対して指導勧告を行ったり立ち入り調査を行ったりします。
改善されない場合には、違法行為をしている会社などを送検し、刑事罰が適用されるように働きかけます。
ブラック企業に勤める人には御用達の相談場所となっています。
では本編です。
突然解雇された時にまずすべきこと
まず、退職届は絶対に書かないようにしましょう。
退職届を出すと、労働契約の解消に合意があったとみなされます。
もし退職届を無理やり書かされたという場合は、その証拠も取っておく必要があります。
①証拠集め:「解雇」という言質を取る。
労基はこちらの味方ではありません。中立です。
物的証拠がなければ動けませんが、証拠があればこちら側についてくれます。
労基では、その労働者が解雇に当たるか、解雇に当たらないかで争うことが多いそう。
解雇ではないと判断された場合、解雇予告手当は貰えません。
証拠は、攻撃力の高い武器だけど、手に入れるのが一番難しいところだと思います。
相手も考えて口頭で言ってくるし、ね。
対策として、
・言った言わないのトラブルを避けるためにも連絡はLINEでくださいと伝える
・それでも電話連絡が来るようなら録音or 書面でのやり取りしか受け付けませんとガチャ切りする
のがオススメ。
会社は、一度解雇の意思を示したら労働者の同意がない限り撤回できません。(民法540条2項)
言質を取ればひとまずは安心です。
②雇用契約書の控えや就業規則の用紙を用意する
今回の会社では控えを貰えなかったので写真撮っていて助かりました。(後々労基に提出した)
写真や控えがない人は、白紙の雇用契約書等入社時記入した書類を一式もらうといいです。
③解雇予告通知書をくれと頼む
30日以内の解雇の場合、残日数分の平均賃金がもらえると法律で定められています。
解雇予告通知書は「解雇」の証明にもなるため確信犯の場合出し渋られることでしょう。
労基では書面の効力が強いのでもらっておきたいですね。
解雇予告通知書は義務ではないのでもらえない可能性も十分にあります。解雇理由証明書は義務なので、それに解雇予告日と解雇予定日も書いてくれと発行を依頼しましょう。
それでも出してくれない場合、内容証明郵便を使って発行を求めることもできます。
④労働基準監督署に行く
証拠、雇用契約書や就業規則の控えなども一緒に持っていきましょう。給与明細3ヶ月分や最新のシフトがあればそれもあるといいです。これらは平均賃金を出すのに使われます。
⑤弁護士に相談
労基でも問題が解決しない場合は弁護士になります。私は労基に行く前に弁護士の無料相談に行ったら金にならないからなのか追い返されました。世辞辛い!
以上が解雇と言われてからの流れです。
私は調べながら行動したので、証拠どりが甘い&遅かったな……というのが感想でした。
今会社とバトルロワイヤルを繰り広げている人の役に立ちますように!!
以下からは有料になります。
こちらでは労基から言われた、こういう情報(証拠)があれば役立つよということや、会社の返答に対してどう返したか等、具体例を出しながらお話していきます。ふざけているのはご愛嬌!
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