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合気道とはSIer

1.パーツを組み合わせる

SIer(System Integration)とは簡単に言えばシステムを構築する会社を指します。

大手で言えば、NECとか富士通とかですね。

システムを構築する訳ですから、色んな製品を組み合わせます。

サーバやNW製品、ミドルウェアなど様々ですね。

言わば、色んな製品を組み合わせて、一つのシステムを作る訳です。

私は新卒でSIer企業に就職したのですが、この概念と合気道が似ているなと感じました。

合気道も一つの技を、複数の工程に分解することが出来ます。

右足を出す、手を振りかぶる、相手の背後に入るなど、

本当に作業一つ一つを分解していく感じですね。

技の工程(形)は一意ですが、人によって教え方や表現が異なります。

論理的に解説する人やイメージで表現する人など、

崩し方も人それぞれだったりしますね。

なので、私は一つの技を研究する時に、師範やOBなど色んな方の考えを聞きました。

そこで、自分なりに良いなと思った箇所をピックアップして、

技を再編成する作業を良く行っていました。

その工程がSIerに少し似ていると感じたんですね。

2.良いとこだけ取る

基本的には師範の技がベースにあるのですが、

0から100までは時間的にも教わることは出来ないので、

細かい点はOBの知見を頼ることになります。

ただ、OBの話も100パー取り入れる訳ではないんですね。

正に良いとこどりです。

表現は良いいんだけど、受けた感じは微妙だなー(笑)とか。

そういう場合は表現だけパクります。

逆も然りですね。

受けた感覚は良いんですが、言葉に起こすのが苦手な人もいます。

そういう場合は、何度か受けて感覚を掘り下げていきます。

といった感じで、色んな方の意見を取り入れて、

技をブラッシュアップしていくイメージです。

そこで、出来た技を後輩に教える訳ですね。

これが、結構、面白いんですよ。

つまり、後輩というクライアントのために

技という言わばシステムを構築する訳ですねー。

当然、後輩によっても適切な表現は異なります。

感覚的な説明を好む人もいれば、論理的な科学的な解説を好む人もいます。

なので、そこは柔軟に製品を組み替える必要があるんですね。

3.改善思考を養う

良いとこ取りって考えは結構、大事だと思います。

つまり、作業を分解して、改善できる所を見出すってことです。

これは、あらゆる日常にも応用が可能ですよね。

会社の会議の仕方一つとっても、構成を分解して、

いらない箇所は削るとか、改善できる点は更新していく。

他部署にナレッジがあるのであれば、それをパクればいいじゃないですか。

なので、作業を分解する工程は結構、大事だと思うんですよね。

意外な所に合気道と日常の接点があるんですよね。

まあ、こじ付けじゃん!!って言われたら反論の余地はないですけど(笑)

今回は、合気道とはSIerという話でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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