合気道とは自分を許す道

1 ．今の自分を認める

なんて今の自分はダメなんだろう、これも出来ない、あれも出来ない、

こんな自分がこの先、生きていて果たしてどんな明るい未来が待っているのだろうか。

と誰もが一度は考えたことがあるんじゃないでしょうか。

人は誰もが自分のダメなところに目が行くものですよね。

また、完璧主義な頑張り屋さんほど自責思考が強いです。

大切なことは今の自分を認めてあげることです。

それは、良い面も悪い面も含めて。

私も四半世紀近く生きてきて、自分のダメな所を散々見てきました。

何度も直そうとしてみましたが、これが結構、難しいんですよね（笑）

自分の癖ってそう簡単には直らないんですよね、それを癖って言う訳ですからｗ

２．出来ない自分を認める

私の場合、初めての環境とか人前だと偉く緊張します。

最近、合気道以外の武道を始めたのですが、

少人数制のレッスンで指導者の技を皆の前で披露するスタイルです。

まあ、性格上、ついつい緊張して力が入って、

指導者に何度か同じ指摘をされていました（笑）

どうやったら、緊張しなくなるんだろと色々と試行錯誤しましたが、

やはり人前になると自動的に心拍数が上がってしまうんですね。

それで、ある日、もう諦めたんです。

自分は元からこういう性格だから仕方ない。

自分を無理に矯正するのではなく、今の自分を認めてあげよう。

今のままでいいんだと、自分を卑下せずに認めてみることにしたんです。

そしたら、驚いたことに緊張しなくなりました（笑）

指導者の言われた内容がそのまま自然と頭に入ってきて、

無駄な力が入ることなく今ではほぼ百発百中です。

３．自然であれ

もちろん、何でもかんでも自分を許せとか０、１００の話ではありません。

ただ、先ずは今の自分を認めてみることから初めてみてはいかがでしょうか。

そこから少しでも自身が成長したのであれば、それだけで十分な功績です。

私も無理に緊張を直す、という不自然な行為を辞めたら、自然と症状が改善されました。

当然、まだまだ緊張する癖は抜けませんが、長い目で自分を見守ろうと思っています（笑）

合気道では常に自然体であることが重要です。

上手くやろうとか、しっかりとやろう、などと意気込むと上手くいきません。

それは正に不自然だからです。

自然体という言葉は、力を抜くとか、我を出さないとか以上にもっと深い意味があると思います。

それは、今の自分の良い所もダメな所も含めたあなたが自然体ということです。

私の場合は緊張してしまう面も含めて、そのままにしておくことが自然体なんですね。

それを、無理してねじ伏せようとか矯正しようとすると返って不自然になってしまいます。

ただ、合気道では今の自分を認めると同時に進化向上の道でもあります。

その点、非常にバランスが取れていますね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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