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WWDC24緊急解説!SiriからMacOSまで、ついにAI実装!AIの歴史が塗り替わる

日本時間の6/11 午前1時45分から、AppleのWWDC24が開催され、新機能や新しいコンテンツの発表が行われました!

今年も革新的な技術と驚異的な新機能の発表で世界中の開発者とファンを魅了しましたね。
新たなOSのアップデートから、Apple TV+の新コンテンツ、さらにApple Vision Proの進化まで、数多くの驚きが詰まったイベントでした。

特に注目された今回の目玉は、Apple Intelligenceがどのように私たちの日常を変え、未来のデジタル体験を創り出すかについての発表です。iOS 18やMacOS Sequoiaの新機能と共に、Apple Intelligenceは私たちのデバイスをよりパーソナルで、インテリジェントな存在に変えていくことになります。
WWDC 2024では、Appleがどのようにしてこれらの新機能を実現し、開発者に新たな可能性を提供するのか、その一端が明らかにされました。

この時期では、WWDC2024の内容を緊急解説していきます。

WWDC2024発表の動画はこちらから


1. Apple TV+ の新機能とコンテンツ発表

Apple TV+は、今年で5周年を迎えました。最高のエンターテインメントを提供するため、Apple TV+は世界中のクリエイティブなストーリーテラーたちと協力しています。その結果、Apple TV+は過去3年間で業界最高評価のオリジナル作品を提供し続けています。今年も数々の新作が登場予定です。例えば、映画『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』や『ナポレオン』、ドラマ『マスターズ・オブ・ジ・エア』、『パーム・ロワイヤル』、『ハイジャック』、『ダーク・マター』、『モナーク: レガシー・オブ・モンスターズ』などがラインアップに加わります。さらに、これからも毎週新しいオリジナル作品がApple TV+で公開される予定です。これらの新作は、映画やドラマの枠を超え、観客を魅了すること間違いありません。


2. VisionOSとApple Vision Proの最新情報

Apple Vision Proとその専用OSであるVisionOSは、エンターテインメント、プロダクティビティ、コラボレーションなど、さまざまな新しい可能性を解き放ちます。Apple Vision Proは2月にリリースされ、すでに多くの素晴らしいアプリが開発されています。例えば、NBAアプリでは複数のライブゲームを統計情報と共に視聴できたり、Marvel Universeではスーパーヒーローになったり、絶滅危惧種を探検できる「Unextinct」などがあります。

VisionOS 2が発表され、これによりさらに多くの機能と開発者向けAPIが追加されました。例えば、写真アプリでは、2D画像から自然な奥行きを持つスペーシャル写真を生成できるようになり、SharePlayを使用して、家族や友人と一緒にこれらの写真を楽しむことができます。また、新しいジェスチャーやMac仮想ディスプレイの改良、さらには列車モードの追加など、ユーザーエクスペリエンスが大幅に向上しました。

開発者にとっては、新しいボリュメトリックAPIやテーブルトップキット、エンタープライズ向けAPIが導入され、複雑な3Dアプリや共同作業アプリの開発が容易になります。さらに、iPhone 15 Proを使用してどこでも簡単にスペーシャルビデオをキャプチャし、Final Cut Proで編集できる機能も追加されました。VisionOS 2は、Apple Vision Proのユーザーと開発者にとって、さらに進化した体験を提供します。


3. iOS 18 の新機能と改良点

iOS 18は、iPhoneのカスタマイズ性をさらに高め、接続性を向上させ、特別な瞬間を再現する新機能を提供します。まず、ホーム画面のカスタマイズ機能が強化されました。アプリアイコンとウィジェットを自由に配置できるようになり、ダークモードではアプリアイコンが新しい暗いデザインに変わります。また、コントロールセンターも大幅に改良され、メディア再生やホームコントロールなど、多くの新しいグループのコントロールを簡単にアクセスできます。

プライバシー保護機能も強化されました。アプリのロック機能が追加され、他人がアプリにアクセスする際に認証が必要となります。また、特定のアプリがアクセスできる連絡先を選択できるようになり、Bluetoothやローカルネットワークのアクセスを管理する新しい方法も提供されます。

メッセージアプリも大幅に改良されました。タップバックに任意の絵文字やステッカーを追加できるようになり、メッセージのスケジュール送信機能やテキストフォーマット機能も新たに搭載されました。さらに、衛星経由でメッセージを送受信できる機能も追加され、インターネット接続がない場所でも連絡を取ることが可能になりました。

その他のアプリでは、メールアプリのオンデバイスカテゴリ機能や、オフラインアクセスが可能な地図アプリのトポグラフィマップ、Apple Payの新しい支払い方法など、多岐にわたる改良が行われました。iOS 18は、iPhoneの使い勝手をさらに向上させる多くの新機能を提供します。


4. iPadOS 18 の新機能とアプリ改良

iPadOS 18は、iPadの独自の特性を活かした新機能とアプリの大幅な改良が施されました。まず、iOS 18で導入されたホーム画面のカスタマイズ機能や、コントロールセンターの改良、写真アプリの再設計がiPadでも利用可能になります。これにより、iPadの操作性と利便性がさらに向上します。

特に注目すべきは、Apple Pencilを使った新しい機能「Math Notes」です。この機能では、手書きで計算式を書くと、即座に解答が表示されるだけでなく、変数を使用した高度な計算もサポートされます。さらに、グラフを生成して視覚的に結果を確認することも可能です。この機能は、教育やプロフェッショナルな用途において非常に役立つでしょう。

また、手書きノートの改良も行われ、スマートスクリプト機能が追加されました。手書きの文字がより整然とした形に自動で修正され、スペルチェックやテキストの流し込みも手書きのまま行うことができます。これにより、手書きノートがより使いやすくなります。

アプリケーションのナビゲーションも改善され、フローティングタブバーが導入されました。これにより、アプリ内の異なる部分へのアクセスが容易になり、ドキュメントの閲覧や編集がスムーズに行えるようになります。また、スクリーンシェアリングとフリーフォームアプリの新機能も追加され、リモートでの協働作業がより効率的に行えます。

iPadOS 18は、iPadの強力なハードウェアとApple Pencilの能力を最大限に引き出すことで、プロフェッショナルから学生まで幅広いユーザーに向けて、さらに進化したデジタル体験を提供します。


5. MacOS Sequoia の発表と新機能

MacOS Sequoiaは、AppleのシリコンとMacの伝統的な使いやすさをさらに高める新機能を多数搭載しています。まず、Continuity機能が強化され、MacでiPhone操作できる新機能「iPhoneミラーリング」機能を発表しました。これにより、Mac上でiPhoneの画面を表示し、完全に操作することが可能になります。この機能はContinuityの強化版として登場し、ユーザーはMacの大画面でiPhoneのアプリや通知をシームレスに操作できます。

例えば、MacのドックからiPhoneの画面を開き、カスタム壁紙やアプリのアイコンをそのまま操作することができます。Macのトラックパッドやキーボードを使用して、iPhone上のアプリを操作することも可能です。さらに、iPhoneの通知がMacに表示され、重要な通知を見逃すことがなくなります。

また、iPhoneミラーリング中でも、iPhoneの画面はロックされたままであり、他人がアクセスすることはできません。この機能は、iPhoneのスタンバイモードともシームレスに連携し、常に最新の情報を提供します。

この新しいiPhoneミラーリング機能により、Appleはデバイス間の連携をさらに強化し、ユーザーエクスペリエンスを向上させました。特に、iPhoneとMacを併用するユーザーにとって、この機能は生産性を大幅に向上させるでしょう。

ウィンドウの整理も簡単になり、ウィンドウを画面の端にドラッグすると、自動的にタイル配置が提案されます。また、ビデオ会議中に背景を簡単に変更できる「背景置換」機能や、共有前に内容を確認できる「プレゼンタープレビュー」機能も新たに導入されました。

さらに、パスワード管理が一元化される「パスワード」アプリが登場し、すべてのパスワードや認証コード、セキュリティアラートを一か所で管理できるようになります。このアプリは、Macだけでなく、iPhone、iPad、Windowsデバイスでも利用可能です。

Safariも大幅に改良され、ウェブブラウジングの体験がさらに向上しました。「ハイライト」機能を使用すると、訪問中のページの関連情報が自動的に表示されます。ビデオコンテンツも「ビューワー」機能で前面に表示され、集中して視聴できます。

また、ゲーミングの分野でも進展があり、最新のゲームタイトルがMacに登場します。特に「Assassin's Creed Shadows」や「Frostpunk 2」などのタイトルが、Appleシリコンのパワーをフルに活用して高品質なビジュアルとスムーズなフレームレートを提供します。

MacOS Sequoiaは、これらの新機能により、プロダクティビティとクリエイティビティをさらに高め、ユーザーの生活を豊かにするプラットフォームとなります。


6. Apple Intelligenceの紹介と活用方法

Apple Intelligenceは、パーソナルなインテリジェンスシステムであり、iPhone、iPad、Macの中核に組み込まれた強力な生成モデルを利用して、日常のタスクをより効率的に、かつ個別のコンテキストに基づいて処理します。Apple Intelligenceは、言語や画像の理解と生成を行い、アプリケーション全体での操作を簡素化します。

まず、Apple Intelligenceは、通知の優先順位をつけることで不要な中断を最小限に抑え、重要な通知を見逃さないようにします。また、新しいライティングツールを提供し、文章のリライト、校正、要約をシステム全体で行うことができます。これらのツールは、メール、ノート、Safari、Pages、Keynote、サードパーティのアプリでも利用可能です。

さらに、Apple Intelligenceは、写真から絵文字やギフトを生成する能力を持ち、メッセージのやり取りをより楽しくします。個別のコンテキストを理解することで、誕生日のメッセージにケーキや風船で囲まれた友人の画像を生成したり、母親への感謝のメッセージにスーパーヒーローのケープを着せた画像を送信することができます。

また、Apple Intelligenceは、アプリケーション間でタスクを実行する能力も持ちます。例えば、「先週ジョーが共有したファイルを表示して」といった指示や、「母とオリビアと私の写真をすべて表示して」、「妻が送ったポッドキャストを再生して」といった指示を実行することができます。

最も重要なのは、Apple Intelligenceがあなたの個人情報やコンテキストを理解することです。例えば、娘の演劇の開始時間や交通状況を考慮して、会議が終わる時間とどのくらいの時間がかかるかを教えてくれます。Apple Intelligenceは、あなたのプライバシーを尊重しながら、強力なインテリジェンスを提供します。

このように、Apple Intelligenceは、個々のユーザーに合わせたパーソナルな体験を提供し、日常のタスクをより効率的に、かつ楽しく行うことができるようにします。


7. 開発者向けツールとAPIの進化

WWDC 2024では、Appleは開発者向けに多くの新しいツールとAPIを発表しました。これにより、開発者はさらに強力で革新的なアプリを作成できるようになります。

まず、VisionOS 2に新しいフレームワークとAPIが追加されました。これにより、複雑な3Dアプリケーションや共同作業アプリケーションの開発が容易になります。新しいボリュメトリックAPIやテーブルトップキット、エンタープライズ向けAPIが含まれており、特に製造業やヘルスケア分野での活用が期待されます。

iOS 18およびiPadOS 18では、標準的な編集可能なテキストビューを使用するアプリケーション内で、ライティングツールが自動的に利用可能になります。これにより、開発者は追加の開発作業を行うことなく、ユーザーがリライト、校正、要約機能を活用できるようになります。さらに、画像生成機能をアプリに統合するための新しいAPIも提供されます。これにより、アプリ内でユーザーが独自の画像を作成し、文書やプレゼンテーションに追加できるようになります。

MacOS Sequoiaでも、多くの開発者向け機能が強化されました。iPhoneミラーリング機能を活用するための新しいAPIが提供され、これによりアプリ開発者は、Mac上でiPhoneの機能をシームレスに統合することができます。また、Apple Siliconサーバーを使用したプライベートクラウドコンピュートが導入され、開発者はデータのプライバシーを保護しながら、より大規模なモデルを活用できるようになります。

さらに、ゲーム開発者向けには、Game Porting Toolkit 2が発表され、より高度なゲームをMacに迅速に移植できるようになりました。これにより、開発者はMac、iPhone、iPadのすべてのAppleデバイスで統一されたゲーム体験を提供できるようになります。

Appleはまた、新しいApp Intentsフレームワークを発表し、開発者がアプリ内のアクションをSiriに統合できるようにしました。これにより、ユーザーはSiriを使用してアプリ内の特定のタスクを実行できるようになります。

これらの新しいツールとAPIにより、開発者はより強力でユーザーにとって便利なアプリを作成できるようになり、Appleエコシステム全体での体験がさらに向上することが期待されます。


今回はAppleのWWDC24のs新機能とコンテンツ発表の内容を解説させていただきました。ユーザー向けに新機能を実現し、開発者向けにも新たな可能性を提供し、AIの更なる進化を位置づける内容でした。
AIがより自分の隣で様々なタスクを助けてくれることで、より良い日常に変化していくと思います。


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