ai_no_tsubuyaki

物書き。 思ったこと、感じた事。妄想や現実も。 ジャンルはまだ色々だけど 「書く」こと…

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物書き。 思ったこと、感じた事。妄想や現実も。 ジャンルはまだ色々だけど 「書く」ことをたのしみたいです お気軽によろしくお願いします

最近の記事

【短編小説】光のない海

光のない海 夜の海 辺り一面真っ暗闇の海 どんなに目を凝らしても 明かりひとつないこの堤防からは 何も見えない 手を伸ばせば触れられる距離に いるはずの君との間を 強い風が吹き抜ける ほんのこの間まで暑かったのに もう夜はこんなにも冷たい風が吹く 最近なかなか会えなかった君 僕が忙しかったのもあるけれど それだけじゃないことも分かっている 今日、君から 「夜会えない?」と連絡が来た時 "あぁとうとうこの日が来たんだな"と 僕は覚悟した 夜の海 君との始まりも夜の

    • 【エッセイ】初めて猫を飼う

      猫派か犬派かと問われれば 絶対に犬派だと答えていたのに 私は今 猫を飼い始めている ▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃ 猫を飼う そんな人生の激変は ある朝急にやってきた 早朝外から聞こえる か弱い鳴き声 ミー... ミー....... まだセミの鳴き声うるさい7月の終わり 窓を開け放って寝ていた我が家に か細いながらもしっかり届いた 猫の鳴き声 どこからだろうね? 猫の声? そんな事を家族で話しながら 朝食をとり 急いで仕事に出かけたものの 昼過ぎに

      • 【エッセイ】悪いのは誰?

        なにか問題が起きた時 悪いのは「誰」なのか 大きく分ければ答えは2つしかない 答えは 「自分」なのか「他」なのか . . 𖥧 𖥧 𖧧 ˒˒. . 𖡼.𖤣𖥧 ⠜ . . 𖥧 𖥧 𖧧 ˒˒. . 𖡼.𖤣𖥧 ⠜ 大きなプロジェクトを 皆で協力してやり遂げました 反省会ではさまざまなな意見がでます 「あれがよかったね」 「ここはダメだったね」 ダメだったのはどんなことだったのか どうしてそうったのか 誰のせいでそうなったのか それが口に出されるかどうかは別としても 大概

        • 【エッセイ】少数派ぶりたくはない

          あなたはどっち? と聞かれて 自分の選んだ答えが 少数派なことがよくある だけど私は断然 少数派「ぶりたくない」 ・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━ 前のエッセイで聞いた 「愛したい」のか「愛されたい」のか これについての 私の調査結果は 今まで400人ぐらいの人に聞いてみて 大体8:2の割合で 「愛されたい」が多数派だ さらに踏み込んで 「別れた後も彼に自分のことを ずっと覚えていてほしいor 今でも思い出して苦しむぐらいなら もう私のことなんて忘れていてほしい」

        【短編小説】光のない海

          【エッセイ】あなたは愛されたい?愛したい?

          あなたは大切な人に 愛されたい派ですか? それとも愛したい派ですか? . . 𖥧 𖥧 𖧧 ˒˒. . 𖡼.𖤣𖥧 ⠜ . . 𖥧 𖥧 𖧧 ˒˒. . 𖡼.𖤣𖥧 ⠜ 人間だれしも"愛されたい" そう思っているとは思うのですが (いや、思ってない方もおりますが) もしもこの先 「愛すること」と「愛されること」の どちらかしかないとしたら あなたはどちらを選びますか? 愛することはないけれど 惜しみない愛を貰える方か もしくは 愛されることはないけれど 惜しみない愛を与える

          【エッセイ】あなたは愛されたい?愛したい?

          【短編小説】大切にしたいもの3(完結)

          小さな容器にうつされた 金ちゃんを膝の上に抱え 俺の運転で走る車の中は ここ最近で1番沈み込んでいる "キレイな川に流してあげたい" そう言った〇〇の気持ちに答えるべく 夜の闇に紛れて車を走らせる俺 普段滅多に一緒に出かけることはないけれど 今夜は闇夜に紛れて 近くの河辺と降り立った チロチロと流れる水音 色んな音色の虫の声 蒸し暑さを吹き流す 河原の風 小さな容器を 最初よりも大事に抱えながら 歩いて行く〇〇 あまりの落ち込み様に かける言葉が見つからないけれど

          【短編小説】大切にしたいもの3(完結)

          【短編小説】大切にしたいもの2

          「ね〜、金ちゃんにえさあげて」 「金ちゃんね私のことが わかるんだよ?」 「きんちゃーん新しい仲間だよ」 〇〇はその金魚に"金ちゃん"と それはそれはありきたりな名前をつけ 可愛がり始めた ザ・スタンダード金魚 俺の家に金魚がいるなんて... なんだか笑えるな 夜中にリビングで1人酒を飲む夜は 気付けばその金ちゃんと 目と目で会話しながら飲んでいた "なぁ金ちゃん 頼むから〇〇のご機嫌 とってくれよ?" "ツーーーーーン" 一方通行な会話だけど 賑やかな〇〇の

          【短編小説】大切にしたいもの2

          【短編小説】大切にしたいもの1

          【大切にしたいもの】 第一話 金魚が死んだ 長いこと大事に飼っていた 金魚が死んだ だけど厳密に言うと 俺のじゃない 彼女が飼っていた金魚が死んだ --------------------------- 「どれにするの」 「うーん...こっちも可愛いし でも、こっちのも珍しいし...」 「もう、全部かえよ」 「いや、あの水槽じゃ こんなにも飼えないよ」 真剣な眼差しでペットショップの水槽を眺める彼女 もうかれこれ何十分も 水槽の前を右へ左へと歩き回り どの

          【短編小説】大切にしたいもの1

          はじめまして

          あいです 書くことが好きで ここに辿り着いた 物書きになりたい ただの普通の人です 何を書いて良いのか はたまた何を書けば良いのか ここはどんな場所なのか わからない事だらけだけど 今日から少し 書いてみようと思います こんなひと 自己紹介をする時に 何を伝えればいいのか いつも迷うけれど 今日は「本」で 自己紹介させて 頂きます あいの好きな本 この本は書き出しの1ページ目が 1番好きかもしれない そんな本 江國香織さんの 冷静と情熱のあいだ もう20年

          はじめまして