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もっかい! こどもの好きな絵本3冊

我が子は絵本が大好きだ。

我が子に限らず、どんな子でも絵本は大好きだ。
膨大な数の絵本が世にあふれる中、子供がどんな絵本に出会えるかで "好み" "嗜好" も形成されるのだと思う。

2歳になった我が子。
好みの絵本もその時々で変わってくる。お気に入り絵本は何度でも繰り返して読むのがセオリー。

読み聞かせで一冊読み終えると


「もっかい!もっかい!」

と、気合の入ったアンコールが掛かる。


そこで、どの本に ”もっかい!”  アンコールが多いのか調べてみた。
(パパの読み聞かせ調べ)


第3位 ノンタン おしっこ しーしー

作・絵 / キヨノサチコ 偕成社 赤ちゃん版ノンタン③


親世代にも"おなじみ”ノンタン シリーズから おしっこ しーしー がランクイン。しーしーしー なんのおと? の掛け声とともにノンタンと仲間たちが ”おしっこ” をする話である。

もうすぐトイレトレーニングが始まる我が子にとって重大なチャレンジとなるであろう "脱おむつ" であるが、絵本の中でも おむつ、おまる、トイレとページを追う毎にステップアップしていく様子が描かれている。

初めて読んだ時、読み聞かせの しーしーしー の声がツボにはまった我が子は笑いが止まらず、しーしーしー と声を掛けるだけで5分近く笑い続けるという初期フィーバーが発生していた。

現状は少し落ち着いてきた感があるものの、しーしーしーのフレーズよりもノンタンやぶたさん、たぬきさん、くまさん、うさぎさんといった仲間たちがおしっこをする様子が気になっているらしく、いずれ迎えるひとりトイレに向けて彼なりのイメージ・トレーニングをしているのかも知れない。


第2位 ぶぅさんのブー

100%ORANGE (及川賢治・竹内繭子)さく 福音館書店 


絵本界のスター 100%ORANGEが はじめて手がけた "赤ちゃん絵本"
ぶぅさんのブー。ぶぅさんが朝起きてから夜寝るまでの一日を描いた絵本でぶぅさんの喜怒哀楽が丁寧に描かれている。

ぶぅさん は赤ちゃん。言葉も "ブー" としか喋らない。その "ブー" も感情や状況によって全く意味合いが違う。可愛いイラストと添えられた一言が秀逸でそのシチュエーション全てに我が子の姿を重ねてしまう。

赤ちゃんのときから読み聞かせていた我が子も、この ぶぅさん が本当に大好きで今でもヘヴィー・ローテーションな一冊。好みのページは成長とともに変わったらしく、現在は2ページ見開きの ブー! が大好きである。そしてアップで描かれた ぶぅさん を指差し「パパ!」と言うのを忘れない。


第1位 でんしゃにのったよ

岡本雄司 さく 福音館書店


現在、我が子のリクエストでぶっちぎりの1位、 でんしゃにのったよ 。
でーしゃ!でーしゃ! の掛け声と共に本棚から引っ張り出して椅子に座り、テーブルを叩いて読み聞せを"せがむ"のがこの冬の風物詩となりつつある。

主人公の"ぼく”がママと電車に乗り、いとこの”しんちゃんち”に向かう物語である。道中”ぼく”は3種類の電車に乗るのだが電車毎に特色があり車窓からの風景、"ぼく”が見ているもの、感じていることが鮮明に描かれている。

絵柄や構図が優れているのは言うまでもないが、この絵本で大変秀逸なのが距離感である。目的地である”しんちゃんち”までの距離感はもちろんだが、道中に出てくる電車との距離感、車窓からの見えるものへの距離感、登場人物との距離感などがリアリティを持って伝わってくる。

子供にとっての大冒険であるお出かけにおいて見られる発見、好奇心に満ち溢れた一冊であり読み聞かせをしている大人でも味わえるロードトリップ感。家に居ながらお出かけができる一冊として我が子の心を掴んで離さない様子である。作中に出てくるママとのやり取りも素晴らしい。(ちなみにパパは最寄り駅でお見送り)


ラインナップした3冊はどれも戴き物である。
どれも送っていただいた方が厳選して選んで頂いたのがよく分かる本であり子供の面白い本、好みの本をよく把握して頂いているのだとおもう。我が子の趣味、嗜好はこの絵本を軸に育っていくのかなあ、などと思ってみたり。


寝る前には必ず絵本をリクエストする我が子。
”もっかい” の掛け声が一回で済んだことはなく、2回、3回、4回、、、と増えていくのが常ではあるが、キラキラに目を輝かせる姿を見ていると、なかなか"おしまい” とはならない訳である。

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