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「純愛を貫くほどに歪まされそれでも愛は真直なまま/冬の星輝く理由の擦りガラス跳ねる光は空の宝石」

人間は三位一体。心と身体と魂。体は地球。心は水。魂は空。それを森羅万象の花鳥風月が揺らす。それが揺れて踊る様を空間と呼び、その響きを時間と呼ぶ。

体には基本設定がある。一日に朝昼夜があり、地球に地軸があり回転するように。それは生まれたときには決まっていて、基本それを標準装備したまま生きざるを得ない。その装備の設定や使い方で、さらなる幅を広げることもできれば、逆に狭めることもできるであろう。それを個性や可能性と呼ぶのなら尚。

魂は汚れようがない。水や空の本質が透明であるのと同じように。しかしそれは透明であるが故に、様々なものに染まるであろう。その上で人は社会に生き、様々なものに触れて染まるが、魂は汚れようがない。その軋轢と本質とのギャップが日常の歪みであるが、それは本来の本質とは別の現象である。

冬の星がどの季節よりも強く瞬くのは、冬の大気の気流が荒く光が空を通過する際の屈折率が高いから。擦りガラスを抜ける光のように、屈折反射を繰り返した上で透明な空を通り抜け、誰かの瞳に光を宿すから。つまりはその時、空自体が、カット された果てのダイヤモンド。荒れた領域が産み落とす美。

真っ直ぐに真剣に現象を見つめるが故に、いや、体がその見つめ方以外生来の設定上許さないが故に、冬の荒れた大気の如き現象の様々に身体を削られ、心に傷が増し、身体能力は完璧なダイヤのごとく完成するが、それは魂の純粋を守るための自然な防衛規制でしかなく、基本起こり得る自然現象でしかない。

これら戦争と報復の仕組みは、酸素と二酸化炭素の関係と類似している。植物は二酸化炭素を吸い込み酸素を排出する。人間は情報を呼吸し感情を排出する。水は熱すれば活動量を上げひろがり拡散していくが、冷えれば固まり凍える。私たちは歩き出した海であり、森として言の葉を伝え合う水の本である。

それらは自然の表現、森羅万象の絵図、色即是空の曼荼羅の如ようであるが、少なくとも人間には意識があり、人は意識的に体を動かすことができる。その幅の拡張によって、文化文明は形を変えて今に至る。いのちのつながり。社会というつながりの響き。その熱が今ここにある事の確かな空。その色形の変転。

太古の南アフリカ、ひとつの人類の種エヴァから生まれた私たち人類は、個々の身体の中にそのエヴァを内包し、心として体に伝え行動に変えることができる。それは昔から愛や愛情と呼ばれているが、本来、星の配置や森の葉の広がりと同じ黄金律のデザインの美でしかない。文化がそれを、美と定義しただけ。

個人的に、何をどのように定義するのかという自由を、個人的にどう選択していくのか? その自由こそ個人的に大切にしたいと考えている。自分の考えや自分の言葉で語ることが狭められてしまえば、何をどのように定義して良いのかという自由の幅もまた、不自由に陥るであろうから。

昔戦争があった、らしい。少なくとも私はそれを体験しなかった。そして今私は生きている。これは、らしい、ではなく確かに。今確かさが霞んで歪めば、昔あったであろう戦争も、霞んで歪み、消えるであろう。それが、先人がつないでくださったいのちを、かすませる事かと考えている。

いのち亡きものはここにはいない。目には見えない。目に見えないものを見ることはできないのであろうか? 私は私の自由として、想像力と言葉で見えないものをみる。体で感じたことを、心で言葉や声に換え、外界にそれを響かせ、情報の流通に通わせることで、私が見た見えないものを誰かの見えるものにする。

誰かと誰か。

何かと何か

その間にある、「何か」を、私は今政治と定義しているんだと思う。政治とは人間関係の政である、と言う親友のセリフが大好きで、その友達はただの大好きな親友の一人であり、私と同じただの市民。人が関わり交わし合う言葉や情報や感情を、私はマスメディアと呼ぶけど、それは特別なことでもなんでもないと思ってる。

人間とは何か? 

という問いがあるとしたら、時間をはかる物差し=人生という個人的物差し、という答えもひとつ入ってくる気がした。体が物差し。アンテナ。感覚。感じて生きること。それらが意識無意識的に選び、選択して人生が編まれていく。だから、人に話を聞くのが好きだし、人の人生に惹かれる。
 
僕の知りうる限り、一番きれいな物差しは『空』であり、空のような『心』を保てる『身体』を保てる人はそうそう少ないけれど、『魂』が空である限り、基本誰しもそれを身体に宿しているので、心が空のように透明でなくとも、人の心模様は空模様と同じようにどの有り様も興味深く心をくすぐる。




音声入力による即興朗読

即興詩人 AI UEOKA

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