(aan,w021,⏩720p👍) 驢馬と狐と獅子 / THE ASS, THE FOX, AND THE LION

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✅このお話の教訓は？（ルビ無）

ペリー・インデックス（Perry Index）では『"The Fox Betrays the Ass"（狐は驢馬を裏切る）』とタイトルの付けられた寓話です。
此れも日本人的な感覚ではどの様な教訓を示唆しているのかを解釈し辛い一遍だと思います。

抑々裏切ったら駄目ですよね、八百万の神様達からどの様な無碍な仕打ちを受けるか判ったものではありません、と、私などは普通に考えてしまいます。

つまり、基本的に西欧の方々はそういう歯止めになる もの/概念/教え を持ち合わせて居ない人が多い様だ、と云う読み取り方を私はしてたりもしますが、まぁ、これは人其々の類になりますね。

幾種類かのイソップの解説者達に依る教訓を並べておきます。

"(S)We (V)love (O){the treason}, (coo)but (S)we (V)hate (O){the traitor}."
　『(S)私達は (O)叛逆者 (V)を愛しますが、(O)裏切者（売国奴）(V)は嫌悪します』

"(S)Traitors (V){may expect} (O)treachery."
　『(S)裏切者達は、(O)裏切り (V)を企てるでしょう』

そしてラテン語では『同盟後に裏切る行為は、裏切者自身の自滅を齎します』と書かれていました。

※ このお話には多くのバリエーションがありますので、ここに書いた教訓が好みでない方々は別の人のお好みの解釈をお選びください。

■ 英文＆翻訳和文（ルビ無）

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　THE ASS ， THE FOX ， AND THE LION ．

　The Ass and the Fox having entered into partnership together for their mutual protection ， went out into the forest to hunt ．
　They had not proceeded far ， when they met a Lion ．
　The Fox ， seeing the imminency of the danger ， approached the Lion ， and promised to contrive for him the capture of the Ass ， if he would pledge his word that his own life should not be endangered ．
　On his assuring him that he would not injure him ， the Fox led the Ass to a deep pit ， and contrived that he should fall into it ．
　The Lion seeing that the Ass was secured ， immediately clutched the Fox ， and then attacked the Ass at his leisure ．

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　驢馬と狐と獅子

　お互いに彼等の相互防衛の協定を結んだ驢馬と狐は、狩りをする為に、森の中へと出かけて行ったのでした。
　驢馬と狐は未だ其れ程には遠くない距離を進んでいた時、其処で彼等は獅子に出会ったてしまったのです。
　狐は、差し迫った危機を見て取り、獅子に近づきました、そして獅子の為に驢馬の捕獲を画策する事を約束しました、もし、獅子が、『狐自身の命が危険に晒されないようにする事』を獅子の言葉として誓ってくれるのなら、と。
　獅子が狐に『獅子が狐を害さない事』を確約した上で、狐は深い穴の方へ驢馬を導き、そして驢馬が穴の中に落ちる様にと企てたのです。
　驢馬が確保された事を見て取った獅子は、直ぐ様狐をぐいと掴んで・・・、そして其れから暇な時にゆっくりと驢馬を襲ったのでした。

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✅逐語訳＆構文解説はこちら

■ このお話の教訓は？（ルビ有）

ペリー・インデックス（Perry Index）では『"The Fox Betrays the Ass"（狐きつねは驢馬ろばを裏切うらぎる）』とタイトルの付つけられた寓話ぐうわです。
此これも日本人的にほんじんてきな感覚かんかくではどの様ような教訓きょうくんを示唆しさしているのかを解釈かいしゃくし辛づらい一遍いっぺんだと思おもいます。

抑々そもそも裏切うらぎったら駄目だめですよね、八百万やおよろずの神様かみさま達たちからどの様ような無碍むげな仕打しうちを受うけるか判わかったものではありません、と、私わたしなどは普通ふつうに考かんがえてしまいます。

つまり、基本的きほんてきに西欧せいおうの方々かたがたはそういう歯止はどめになる もの/概念がいねん/教おしえ を持もち合あわせて居いない人ひとが多おおい様ようだ、と云いう読よみ取とり方かたを私わたしはしてたりもしますが、まぁ、これは人ひと其々それぞれの類たぐいになりますね。

幾いく種類しゅるいかのイソップの解説者かいせつしゃ達たちに依よる教訓きょうくんを並なべておきます。

"(S)We (V)love (O){the treason}, (coo)but (S)we (V)hate (O){the traitor}."
　『(S)私達わたしたちは (O)叛逆者はんぎゃくしゃ (V)を愛あいしますが、(O)裏切者うらぎりもの（売国奴ばいこくど）(V)は嫌悪けんおします』

"(S)Traitors (V){may expect} (O)treachery."
　『(S)裏切者うらぎりもの達たちは、(O)裏切うらぎり (V)を企くわだてるでしょう』

そしてラテン語ごでは『同盟どうめい後ごに裏切うらぎる行為こういは、裏切うらぎり者もの自身じしんの自滅じめつを齎もたらします』と書かかれていました。

※ このお話には多くのバリエーションがありますので、ここに書いた教訓が好みでない方々は別の人のお好みの解釈をお選びください。

■ 発音記号付き英文＆読み仮名付き和文

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　THEði ASSæs ， THEðə FOXfɑks ， ANDænd THEðə LIONˈlaɪən ．

　Theði Assæs andænd theðə Foxfɑks havingˈhævɪŋ enteredˈɛntɚd intoˈɪntu partnershippάɚtnɚʃìp togethertʊgéðɚ forfɚ theirðɚ mutualˈmjuʧuəl protectionprəˈtɛkʃən ， wentwɛnt outaʊt intoˈɪntu theðə forestˈfɔrəst totu hunthʌnt ．
　Theyðeɪ hadhæd notnɑt proceededprəˈsidəd farfάɚ ， whenwɛn theyðeɪ metmɛt aə Lionˈlaɪən ．
　Theðə Foxfɑks ， seeingˈsiɪŋ theði imminencyˈɪmənənsi ofʌv theðə dangerˈdeɪnʤər ， approachedəˈproʊʧt theðə Lionˈlaɪən ， andænd promisedˈprɑməst totu contrivekənˈtraɪv forfɚ himhɪm theðə capturekˈæptʃɚ ofʌv theði Assæs ， ifɪf hehi wouldwʊd pledgeplɛʤ hishɪz wordwˈɚːd thatðæt hishɪz ownoʊn lifelaɪf shouldʃʊd notnɑt bebi endangeredɛˈndendʒɝd ．
　Onɔn hishɪz assuringəʃˈʊ(ə)rɪŋ himhɪm thatðæt hehi wouldwʊd notnɑt injureíndʒɚ himhɪm ， theðə Foxfɑks ledlɛd theði Assæs totu aə deepdip pitpɪt ， andænd contrivedkənˈtraɪvd thatðæt hehi shouldʃʊd fallfɔl intoˈɪntu itɪt ．
　Theðə Lionˈlaɪən seeingˈsiɪŋ thatðæt theði Assæs waswəz securedsɪˈkjʊrd ， immediatelyɪˈmidiətli clutchedklʌʧt theðə Foxfɑks ， andænd thenðɛn attackedəˈtækt theði Assæs atæt hishɪz leisurelíːʒɚ ．

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　驢馬ろばと狐きつねと獅子しし

　お互たがいに彼等かれらの相互そうご防衛ぼうえいの協定きょうていを結むすんだ驢馬ろばと狐きつねは、狩かりをする為ために、森もりの中なかへと出でかけて行いったのでした。
　驢馬ろばと狐きつねは未まだ其それ程ほどには遠とおくない距離きょりを進すすんでいた時とき、其処そこで彼等かれらは獅子ししに出会であったてしまったのです。
　狐きつねは、差さし迫せまった危機ききを見みて取とり、獅子ししに近ちかづきました、そして獅子ししの為ために驢馬ろばの捕獲ほかくを画策かくさくする事ことを約束やくそくしました、もし、獅子ししが、『狐きつね自身じしんの命いのちが危険きけんに晒さらされないようにする事こと』を獅子ししの言葉ことばとして誓ちかってくれるのなら、と。
　獅子ししが狐きつねに『獅子ししが狐きつねを害がいさない事こと』を確約かくやくした上うえで、狐きつねは深ふかい穴あなの方ほうへ驢馬ろばを導みちびき、そして驢馬ろばが穴あなの中なかに落おちる様ようにと企くわだてたのです。
　驢馬ろばが確保かくほされた事ことを見みて取とった獅子ししは、直すぐ様さま狐きつねをぐいと掴つかんで・・・、そして其それから暇ひまな時ときにゆっくりと驢馬ろばを襲おそったのでした。

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