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心の入学式:高野山での無言の行から得た新たな知識と自信

息子が高校から高野山の『無言の行』の1泊2日で行ってきました。

息子の高校は、仏教系の高校で、高校1年生は毎年この『無言の行』を行い、心の入学式を行うそうです。

息子の感想は、無言はつらい…ということでした。

その行の中の先生の話してくださった講話が興味深いものだったと息子から聞きました。それは『哲学』と『宗教』の違いです。

『哲学』と『宗教』は似て非なるもの。何が違うかをみんなで考えるということでした。先生が出した答えは、哲学は今世に生きるための知恵・周りの人と共存すための方法、宗教はそれに加えて人間が不安に思っていることについても言及しているということです。

死後の世界ですよね。仏教でいうと『極楽と地獄』。キリスト教でいうと『天国と地獄』

また宗教の中でも一神教と多神教との違いに関しても講話があったらしいです。

日本は、宗教に対していいイメージがない人が多いように思いますが、自分の宗教をもっているということは、自分の不安を宗教によって取り除くという側面が強いのですね。

私は基本的には仏教・真言宗ですが、様々な国・地域に行くと、そこの神様に手を合わせて、お祈りするので、典型的な日本人の多神教の人かもしれません。

2日間の無言の行を終え、息子にはやり切ったことで自信がついていました。また大人の階段を上ったと感じました。

子供のおかげでまた私も知識が増えました。いつまでも息子と私はお互いに刺激し合える存在でありたいと思っています。息子のためにも新しい知識を身に着けたいです。

親子というより、お互いに人として関われることがうれしいです。

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