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理想のキャリアへの第一歩:自己分析の鍵と成功への道筋

転職活動をスムーズに進めるために、自己分析は欠かせないステップです。この記事では簡単に自己分析のやり方について解説します。
①    あなたの適職の見つけ方、②あなたの強みの見つけ方
この2つについてわかりやすくまとめてみました。

最初に適職とは?

ここでは、適職を“あなたにぴったり合った仕事”と定義させていただきます。
自分に合った仕事を見つけることは、転職活動の成功において非常に重要です。転職で目指すべきゴールとも言えるでしょう。多くの人が適職のことを“やりがいがあって、面白くて、高収入や社会的な価値が高いものであるべきだ”と勘違いをしていますが、実際にはそれは大袈裟に考えすぎかもしれません。
 
日ごろ多くの転職希望者の方とお話をする中でかなり多くの方が、次こそは熱中できて高収入で社会的に価値が高いと感じる仕事に就くことが理想だ!それが適職天職なんだ!と思い込んでいるように感じます。言い換えると好きなことを仕事にしなければいけない強迫観念のようなものさえ感じます。

そのようなみなさんが目指すお仕事を具体的に言うと、コンサルタント、外資系証券マン、マーケター、インフルエンサー、大手商社マン…などがイメージしやすいでしょうか。これらはあくまで憧れの仕事であり、必ずしもあなたにぴったりあった仕事ではないかもしれません。そして実際のところ現実問題として、これらの職業に就く人は非常に限られています。元も子もないことを言うと、多くの人がそのような仕事に就くことは難しいのも現実です。
 
適職とは、理想の人生に近づける仕事のことを指し、それを特定することが転職活動の成功への第一歩です。この考え方は非常にシンプルで、理想の人生に近づきさえすれば、必ずしも憧れの仕事にこだわる必要はないという点がポイントです。
 
したがって、自己分析の際に大切なのは、憧れの仕事ではなく、理想の人生に近づける仕事を見つけることです。適職に就くためには、コツコツと実績を積み重ねる必要があります。いわゆる天職にたった1回の転職で到達することは難しいかもしれませんが、転職に近い適職からスタートし、一歩一歩徐々に理想の状態に近づいていくという考え方が重要なのです。

仕事探しにおける強みとは?

自分の強みを理解することも同様に重要です。
強みとは、今の自分に何ができるのか、つまり自分自身のキャリア × スキルの現在地です。

多くの人が“私は地頭が良くない”とか、“コミュニケーション力がない”などと、自己評価を低くしてしまいがちですが、そういった天性の強みのようなものではなく、後天的に得られる強みにこそ、目を向ける必要があります。
例えば新規営業ができる、見やすい資料作成ができる、商品の説明をわかりやすくできる、などは後天的に実務経験の中から得た明確な強みと言えるものです。天性の強みよりもシンプルにこちらの実務から得た強みの方が転職活動で活かせるポイントです。

理想と向き合う具体的な自己分析の方法

適職を見つけるために自分の理想に向き合うことが非常に重要です。
その理想を見つけるためには、以下のような質問を自問自答することで、あなたの理想を明確にする手助けとなります。
 
① あなたが心から尊敬できる人はどんな人ですか?
自分が尊敬する人物の特徴や価値観について考えます。このような人を尊敬する理由を明確にすることで、自分の理想に近づける方向性が見えてきます。
 
② 自分の子供、もしくは子供時代の自分にどんな人になってほしいと伝えますか?
自分が将来の世代に望む姿について考えます。実はこれは自分の価値観や人生の目標を反映しています。
 
③ 自分が死んでしまった後、自分のお葬式で身近な人たちからどんな人だったと振り返ってもらいたいですか?
自分の生涯における遺産や影響について考えます。これは自分が残したい足跡や価値を示すものです。
 
これらの質問に答えることで、理想が一般的な大枠からより具体的な形に落とし込まれます。しかし、これだけではまだ情報が荒く、解像度が低いです。具体的な理想を形成するために、以下の8つの項目を考え、具体化しましょう。
 
お金、時間、家族、その他の人間関係、地位、趣味、健康、住む場所
 
具体化とは、これらの項目について将来の理想を具体的に設定することです。たとえば、5年後にどれだけ貯金を持ちたいか、週に何時間仕事に費やし、趣味に何時間充てたいかなどを明確にしましょう。そして、これらの項目に対する優先順位を設定しておくことも重要です。
 
これらのステップを踏むことで、理想の状態と現在とのギャップが明確になり、ギャップを埋めるための道筋が明確になり、理想の状態を実現する可能性が高まります。自己分析を通じて、あなたの人生の理想を具体的かつ現実的なものとして描き、キャリアを築いていく手助けとなるはずです。

最後に

この記事では転職活動における自己分析の進め方について詳しく解説しましたが、自己分析は沼にハマりやすい作業であることに注意が必要です。
 
自己分析に関する書籍は多く発売されており、手に取ると詳細な手法やワークシートなどが含まれており、それらを活用すれば入念に自己分析を行うことができます。近年ではAIなどを使った適職診断もかなり正確になってきたと言われています。
 
しかし、同時に、自己分析に深入りしすぎないことも重要です。自己分析は大切なステップであり、絶対に行うべき作業ですが、過度に入れ込むと、自分探しや理想の仕事探しで迷子になる可能性があります。
AI診断なども同様で、無意識のうちに診断結果に引っ張られてしまい、本来の自分の気持ちを見失ってしまうリスクがあります。
 
したがって、自己分析を進める際には、バランスを取ることが大切です。
本質的に転職を叶えるためには業界職種についての研究や、エージェントとの面談、面接対策などの作業に時間をかけるべき可能性も高く、自己分析が終わらないからと進めない完璧主義者状態に陥ってしまい、身動きがとれなくなってしまっては元も子もありません。
 
是非周囲のサポートを得ながら、理想のキャリアに近づくための道のりを歩んでください。転職エージェントナビがそのご支援にお役立ちできたら幸いです。

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