無限バンダナつけた写ルンです2
1に続いてウツレンズのレビューです。
その2ではスナップした写真について書いていこうと思います。
とりあえず撮れる写真が写ルンですそのもの!
フィルムシュミレーションをクラシックネガに設定して撮れば写ルンですそのものの写真が撮れます。
ここがこうだ と理論を交えて写真の講釈などできないのですが、Fujifilmのカメラとの組み合わせは写ルンですで撮ってたあの写真。
懐かしい… ま、どんなだったかなんて忘れてますけどね。
このレンズの特徴
レンズクルクルで近くにもピントくる
ピントは公称で0.5m〜∞なのですが、レンズをねじ込んだ状態では近場のものにピントきません。
なんですけど、取説にある通りにレンズをクルクル回して緩めて撮れば近くのものもピントが合います。
どこかのショッピングサイトでピントが合わないとかレビューを書いて★1の人がいましたが…まさかねぇ
Fujifilmはフォーカスピーキングというピント補助機能がありますので、これを利用するとピントが合わせやすくなります。
意外としっかり写る
あんなに単純な構成なのにしっかり写真が撮れます。
このカングーの写真も撮ったときは良い意味で拍子抜けしました。
暗所はにがて
暗いレンズなんで暗所は苦手。露出をカメラまかせにしておくとISO感度がすぐに上限とかになっちゃってノイズが出まくります。
が、フジの場合フィルムを現像したときに出る粒子を再現するグレインエフェクトという乙な設定があるのでこれでうまくノイズを誤魔化せます(笑)
センサーの性能、手ブレ補正が使えるか、ISO感度の性能など撮れる写真はカメラによるところが大きく、写ルンですの特徴の一つフラッシュも使うカメラに依存しますね。
とか色々言ってますが、このレンズはとりあえずそんなこと気にしないで気軽に撮るのがいいですね。
フレアがすごく出る
光源によりますが、フレアが盛大に出ることがあります。赤みがかった感じというか加工したんじゃないかと思うくらいに出ることがあり、こういうのを味だと思って使えるかは人それぞれかなぁ。
”エモい”と表現される写り?
このレンズの写りの表現として”エモい”がよく用いられます。
”写真は説明的でなく、ロジカルでなければならない”
と死んでない近所のオヤジが言っていたので、少し”エモい”について掘り下げてみようと思います。
エモいについて細かく説明されている良いサイトがありましたので貼り付けておきます。
要するに私に知見がありません。
こういうのをロジカルに突き詰めて協議したりしてフィルムシュミレーションなんかを作ってるんでしょうね…楽しいんでしょうね、きっと。
簡単に要約して自分なりに解釈すると
なるほど。おっさんがエモいとか軽く言ってると語彙力の乏しさを見抜かれてしまいます。
私が感じる”エモい”は郷愁や趣があるという過去の経験に沿った表現ということになりそうです。
写ルンですで遊んでいた経験というか記憶もそう感じさせてくれているのかもしれません。
古めかしく写ったもの≒エモい
ですかね?
このレンズで撮った写真は全体的に赤みを帯びていて光が柔らかく写り、線もフワッとした印象になるために実家のアルバムにあるようなフィルムカメラで撮った古い雰囲気の写真となります。
全体的に滲んだという表現になるのかな?
エーっと、総じてエモい写真が撮れます。
語彙力っ。
ろーふぁい
色々と調べていくうちにウツレンズで撮ったような写真をLo-fi(ローファイ)と呼ぶ記事をちらほら見かけました。
元々は音楽に対しての表現のようで、ノイズや歪みを音楽の一部としてとらえた音楽のことを指すみたいで、その他ノスタルジックとか色んな意味も含んでいるようです。
こういうフレアや滲んだ写真が好きで編集…というかエイジング?ウェザリング?を良くするんだけど、これはまさにLo-fi化だったんですね。
なんですが、ウツレンズは撮ったらLo-fiで撮れるレンズです。
こういう特性もエモいの一部なんでしょうね。
ウツレンズどうでしょう?
レンズのスペック気にして買ったはいいけど、勿体なくて持ち出せねぇとか、でけぇ重いで持ち出せねぇって人は結構居ると思います。
そういう人にオススメできます。
気軽に、気楽に。箸休めとでも言うんでしょうか?
単純に写真を撮るってコト自体が楽しいと思わせてくれるレンズです。
こういう何気ないスナップ写真を季節の花を飾るように玄関先に置いておくと、毎日がちょっと楽しくなった気がするんですよね。私だけですかね?
今日は何撮っておこうかなって。
普段通り過ぎている場所も何か無いかな?と思って通ると何かあるような気がしてくるので不思議。
いい写真撮らなきゃとか後で編集とかそういう事考えてないから気軽に撮れるって事に直結しているのかも。機材に気負わないというか…
結果シャッター押してる回数も多いですし。
気軽さと身軽さは写真の趣味にとってかなり重要だからこれは良いことだと思います。
何か気になったものを撮る
その衝動を大切にできる そんなレンズだと思います。
良く撮ろうとかSNSにアップしようとかそういうんじゃなくて、目にはいったお気に入りの時空を記録しておく。純粋に自分が好きなものを撮る。
渋谷ナウ
とかいってアップしないで、プリントしてお気に入りを並べて愛でる。
時が経てばそれがさらに話のきっかけになったりもするはずです。
こういう写真の楽しみ方、時間の使い方って最高の趣味だと思います。
しかもこの値段です。
ウツレンズ試してみてはいかがでしょう?
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