SuBAL通信 #4 『法人化のデメリット』
こんにちは、
公認会計士の三上光徳です。
本日のテーマ
前回は『法人化のメリット』についてお伝えしました。
本日はその逆『法人化のデメリット』を説明していきます。
法人化することのデメリットは3つあります。
デメリット①
社会保険への加入が義務付けられる
個人事業主は、常時従業員を5人以上雇用している場合は
社会保険への加入が必要ですが、そうで無い場合の加入は任意となります。
一方、法人については、すべての法人が社会保険への加入が義務付けられます。
つまり、法人は
会社と従業員が折半で社会保険料(厚生年金と健康保険料)を負担する必要があります。
デメリット②
赤字でも払わないといけない税金がある
個人事業主の場合、
年間の利益が赤字であれば税金は発生しません。
一方、法人の場合、
年間の利益が赤字でも払わないといけない税金があります。
具体的にいうと、法人住民税の均等割と呼ばれる税金です。
法人住民税均等割は、
・資本金等の額と
・従業員の数
によって税額が異なってくるのですが、最低でも年間で7万円かかります。
デメリット③
決算&税務申告の負担増
個人事業主の場合、
決算作業と確定申告の作業の負担は比較的少なくて済みます。
これは専門的知識がなくても確定申告作業が完了するように、制度自体が設計されているからです。
一方で、法人の決算作業と確定申告の作業は
会計の知識と税務の知識がないと完了させることは難しいです。
税理士の関与はほぼ必須といってもよいでしょう。
社内の経理スタッフにも、同様に会計知識が求められます。
つまり、多くの場合において
専門家報酬や人件費の増加が避けられないのです。
本日もお読みいただきありがとうございました!
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三上光徳
アガットイノベーション
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