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和紙作業の一歩目

皮剥ぎ


和紙の原料である楮の木の皮を剥がすというのを繰り返す。
皮を剥がしやすくするため楮は前もって蒸してある状態。

単純そうで奥が深く色々戸惑う。
失敗しなければわからないし失敗して気づく事多し。

楮の皮を剥がした時に露になる黄色い幹を見るのが楽しく、そしてどれ一つとして同じものがない。

うまく一気に皮を剥がせた時はとても快感で
もう一度一気に…と思っても大抵はうまくいかない。
う~ん…奥が深い。

この皮が更に工程を重ねて和紙になる、不思議だ。
っていうか和紙が木の皮から出来ていることをこの時始めて知る。

手間がかかるが、だからこそここでしか生まれないものになるんだろう。

楮の皮を剥がした状態 キレイだ

和紙を作りたい


朝から皮剥ぎしまくって終わってみんなで夜飯食って飲んで話す。
基本共同生活なので誰かが飯を作ってそれをみんなで食べる。
これがまたいいんだ。

飯を食べる共同スペース

今回高知では和紙制作の跡取りである浜田あゆみさんと出会うことで、こういう経験をさせてもらっている。
願わくば和紙を作らせてもらえないかなぁと思っている。
それを使って何かというよりかはそこでできた和紙そのものがこの1週間の結晶なのかもしれない。

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