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アパレル未経験の私が自分のブランドに込めた想い

私の立ち上げたブランド”AFRICL-アフリクル-”のHPが、
昨日オープンしたのに合わせて、AFRICLに込めた想い、を語らせていただきます。

AFRICLって何?

AFRICLでは、
西アフリカ、ベナン共和国の職人さんが一枚一枚丁寧に染めた生地を用いて、日本で丁寧に仕立てたProductをお届けすることで、

"人生に立ち向かう凛とした人たちの、笑顔のきっかけ"
になることを目指しているアパレルブランドです。

また、多くの方々にProductをお届けすることで、
ベナンの伝統的な染文化を守り、繋ぐこと、
も目指しています。

今回は詳しく述べませんが、AFRICLが大切にしていることや、
AFRICLの商品について、HPやSNSでもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
https://www.africl.com

なんでAFRICL始めたの?

ここから、なぜ、
 ・ベナンの生地×日本での縫製、というかたちで、
 ・笑顔のきっかけとなることを、
 ・アパレルブランドという形で目指すのか?

というところをお話させてください。

その理由となるのは、
日本の消費に対する違和感
日本で女性として生きる生きづらさ、という自分の中の違和感と、
ベナンの伝統生地を守りたい、
ベナンが豊かになる仕組みを守りたい、
という想いでした。
(なんだかすごく堅い話が始まりそうな字面、笑)

まずは、身近な日本のことから…

日本の消費に対する違和感

私は、小さい頃から国際協力に関心があり、アジア、南米、アフリカ、
いろいろな地域に足を運んできました。

その先々で、共通して感じたのは、
よく聞く言葉、”現地の子供の目がきらきらしている”

途上国、と呼ばれる国の人を笑顔にしたい!と思っていたところから、
日本の人も笑顔にしたい!と思うようになるきっかけでした。

どうして日本人はお金があって、学校にも、住む家、食べる家にも
困らずに暮らしているのに、暗い顔で電車に乗ってるんだろう?
その、どうして?を考える中で、
行きついた一つの答えが、1万円で買えるものの価値の違い、でした。

出先で寒いなと急いで買ったお洋服、
初任給で買った憧れのブランドのお洋服、

もし、その購入価格が同じでも、
後者の方が、袖を通したときのしあわせ感、お手入れをしているときのしあわせ感、が強くありませんか?
(上の例だと同じ値段になるか?という突っ込みはごもっともです、良い例がうかばず・・・笑)

市場価値が同じでも、
 ・大切な人から贈ってもらった服、
 ・想い出の場所に着ていった服、
 ・自分のこだわりが詰まった服、

そんな、自分の想い、がより多く詰まったお洋服は、
しあわせにしてもらえる時間が長い、付加価値があるのだと思います。

最近、エシカル、サスティナブル、SDGsといったキーワードもよく耳にしますし、そういった取り組みに力を入れるブランド・団体も増えていますが、そうしたところで謳われていることの多い、
 ・生産者の顔が見える、
 ・お洋服だけでなく、寄付がされ他の誰かもしあわせにできる、
 ・地球にやさしい選択ができる、

こういった付加価値も、気持ちが良い、いつまでも大切にしようと思いやすい、など、同じ金額で買えるしあわせを大きくしてくれます。

でも、周りの誰かのいいね!を求め、
自分をよりしあわせにするお金の使い方、をするのが苦手な人が多いのでは?というのが、日本に対して思ったことでした。

人にどう思われるか、とか、流行っているから、とか、自分以外の軸で選んでしまう人が多いでは?と思うのです。

"自分の想い"でお買い物をしたら、もっと同じお金で買えるしあわせの量と時間が増えるんじゃないかな、そういうお買い物の仕方が当たりまえになったらいいな、と感じたところから、

AFRICLでは、
・Productが出来るまでのストーリーを感じられること
・自分以外の人もしあわせにできること、
・そしてもちろん自分自身がときめくデザインであること

こういったことで、Productによって笑顔になれる時間、感じられるしあわせを"ハッピーの賞味期限"と呼び、少しでも長くすること、
さらに、みなさん自身に、自分にとってハッピーが長い消費って何だろう?と考えていただくきっかけになること、を目指しています。

日本で女性として生きる生きづらさ

日本で女性として生きる中で、
女性であれば誰もが、いろいろな場面でいろいろな種類の生きづらさ、違和感を感じたことがあるのではないでしょうか?

PMSや生理痛、頭痛とも毎月付き合いながら、日々生きていくのは、
やりたいことを楽しんで、毎日活き活き暮らしていても、
悶々とすることや、逃げ出したくなることもあるかと思います。
(私はあります。笑)
多くは語りませんが、女性という理由で感じた違和感や、理不尽もたくさんありました。悪意のない差別や、"ふつう"に傷ついたり悩むことが、きっとこれからもたくさんあるのだと思います。

社会を変える、なんて大それたアプローチではないけれど、

 ・身体を綺麗に魅せてくれる、
 ・明るい色・柄で気分も明るくなるデザイン
 ・肌触りの良い
 ・女性の縛らない・締め付けない 軽くて伸びやかな
 ・見た目だけでなく、着心地でも笑顔に出来る一着
 ・そして、必ずつけているポケットで機能性も大切に


そんなProductをつくることで、
凛と生きる人たちの、笑顔のきっかけになれたらいいな、と思っています。

続いてベナンについて…

ベナンが豊かになる仕組みを守りたい

アフリカ布、というと、
アフリカンプリント、アフリカンバティック、カンガ、キテンゲ、パーニュなどと呼ばれるカラフルなプリント布をイメージされる方が多いのではないでしょうか?
(実はこれらも歴史や地域が違ったりします。KatiKatiさんのHPがとてもわかりやすいです!(気になる方はこちら!)

ベナンをはじめ、アフリカ各国には、様々な伝統的な生地があります。

でも、実は現地でも、今マーケットで売られているアフリカ布のうち、
アフリカで作られたもの、は多くありません。

AFRICLでも、プリント布も仕入れていますが、ベナンで出会った生地の可愛さに、これは絶対ハッピーになれるProductをつくれる!!!と勇み足でマーケットに行って驚いたのは、あまりにも輸入品が多いこと。

かわいい!と思った生地について、
”これ、Made in ベナン?”と聞くと、返ってくる、
”No China”、の声。

ベナン以外のアフリカの国で作られた生地に出会えたのも、何軒もはしごした後でした。

ベナンは、綿の生産が盛んです。
でも、生地や服などに国内で加工される割合は少なく、
生地の多くは海外から輸入
されています。

ベナンが豊かになっていく仕組みが、主産業で作られていないことに
危機感を感じました。

いつも笑顔で、母国を愛し、産業を成長を願って努力する彼らに、
その努力が報われる仕組みが用意されていてほしい、

市場では、ベナンはおろか、アフリカ、で作られた生地に出会うことも難しい。
そこでAFRICLでは、使用する素材の多くをベナンの染色職人さん、織物職人さんから直接仕入れています。

それでも、染物職人さんに、もとの生地はどうしたの?と聞くと、中国資本の工場で買ったのだ、と。
ベナン人によるベナン人のためのオーガニックコットン農場、織物工場を作ること、がAFRICLの夢でもあります。
生地を作るすべての工程で、ベナンにお金が入る仕組みを作りたいと思ってます。

ベナンの伝統生地を守りたい

最後に、ベナンの伝統生地について、
職人さんとたくさん会うようになって、高齢の方が多いことに驚きました。
ベナンの職人さんが作った生地に、マーケットで出会えることが極めて少ないことにも。

また、有名なアフリカンプリントは、マーケットでも購入しやすく、
お気に入りの柄を選んで、テイラーさんに仕立ててもらうのが一般的で、
ベナンでも老若男女、カラフルなプリント生地に身を包んでいる姿を日常的にみられます。

が、そのほかの伝統生地を着用しているのを見かける頻度は、圧倒的に少なかったのです。

そこでAFRICLでは、プリント生地も用いてはいますが、
Batic(バティック)や、Indigo(インディゴ)と現地でよばれている、
ろうけつ染め、藍染めの生地を多く用いたいと考えています。

日本の着物が日常的に着られなくなったり、
様々な織物が、国民でも知らない人多かったりすることを、
もともとすごく残念だな、と思っていたこともあり、
ベナンのこの美しい生地を守りたい
ベナンの若い人にたくさん着てほしい、と思い、
AFRICLで生地を用いることが、産業を守ることにつながり、日本でたくさんの方に知っていただくことが、ベナン国内での再評価にもつながっていくといいな、という想いで、Productに用いています。

最後に

長くなりましたが、AFRICLというブランドが形になる背景には、
私の中の個人的な違和感である、
 ・日本の消費に対する違和感
 ・日本で女性として生きる生きづらさ、
昔から志してきた国際協力へのかかわり方を模索する中で出会った、
 ・ベナンの伝統生地を守りたい、
 ・ベナンが豊かになる仕組みを守りたい、

がありました。

こうした想いで、
西アフリカの国、ベナン共和国の伝統的な生地を、
日本の職人さんに仕立てていただいたProductを通じ、
日本にも、ベナンにも笑顔が増えることを目指しています。

AFRICLの届けるときめきが、
人生に立ち向かう凛とした人たちの、笑顔のきっかけになりますように

長文、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
AFRICLの価値観や、AFRICLにかかわってくださっている方々、AFRICLのProductについても、ご紹介していきたいと思います。

また、アパレル未経験に私が、どうやってブランド立ち上げにいたったのかサラリーマンからブランドを立ち上げるにあたって苦労したこと、なども書いていけたらと思いますので、
今後とも、AFRICL、おきた共々よろしくお願いいたします。

AFRICL おきた

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