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三大お気に入り後輩くんの結婚式に行ったら予想もしないまさかの再会があった話 #aeuな日々

(※上記見出し画像は肖像権アレなので自分の結婚式の写真(笑))



 2022年某日、大学のとき同じサークルだった後輩から、本当に何年ぶりだかわからないくらいひさしぶりに連絡がきた。
(というかLINEすら知らなかったことを、今回SNSのDMから連絡が来たことで初めて知った(笑))

 それがなんと結婚式のご招待だった。

 ぶっちゃけここだけの話、その後輩は(ひとに順位みたいなの付けるのも失礼な話なのだがそれでも)大学時代おそらく3本の指に入るくらいお気に入りの後輩だった。でもそれは私の個人的な感情であって、向こうが同じくらい慕ってくれているという考えはこれっぽっちもなくて。なんなら同じ楽器・パートの先輩後輩ってわけでもないし。
 だから今回声を掛けてもらえたときは、結構なびっくりと、そして心の底から嬉しかったのを覚えている。

 もしかしたら、ものすごーく幅広く呼んでいるのかもしれないし、わりと急遽な日程なので誰かが来られなくなった代わりかもしれない。それともあるいは、披露宴の余興で演奏を計画していて楽器のメンバー的にEuphがほしい→Euphのなかで住んでいる場所や子どもの有無でフットワーク軽そうなのが私っていう説もあるかもしれない(ちなみに余興演奏説はなかった)。

 真実なんていくら考えても分からないけれど。

 どんな理由であろうと、結婚式なんていう大切な一大イベントに呼んでもらえるなんて、そんなの嬉しいに決まってるんだよー! っていうかもう、私のことを思い浮かべてくれたことが嬉しいもんね。

 この後輩くんとの思い出は、まあ色々あるけど。
 やっぱりいちばんは、サークル帰りの電車の中でたくさん話をしたことだろうか。それぞれ別の友人や恋人と駅まで行くから「一緒に帰る」ってことはなかったし、なんなら乗換えもあったのに、家が同じ方面だったから結局乗換え後の長い時間乗る方の電車で一緒になって。
 めちゃくちゃ恋愛相談したし、そのたびに励ましてくれたなあ、とか。そういえばお互いの結婚観について話したのも、全然記憶になかったけど、こうして思い返すと思い出せるものだ。
 何かのイベントか合同練習の帰り、楽器背負ってるときに強風が吹いて階段から転げ落ちそうになったのを助けてもらったことは、楽器背負ってるときに強風が吹くとたまに思い出す。

 そして、今気が付いたのだけど、今も毎週現役で使っている楽器用チューナー。これに付けているリラックマのマスコットキーホルダーは、当時この後輩から貰って付けたものだ。
 会うことも話すこともなかった数年(数年どころではない、たぶん10年弱)の間も、無意識でもずっと近くに繋がりのかけらがあった。そんなふうに言うとなんともむず痒い感じもあるけれど、感慨深くもあって、不思議な気持ち。

 ちゃんと立派に大切な後輩じゃんか。
 門出をお祝いできて、本当に嬉しかったなあ。

 自分で自分のことは自信を持って好きだって言えるくせに、ひとからの思いには叱られても仕方ないくらい自信がなくて。
 でも、招待してくれた理由にいくつも保険の言葉を並べてしまうほどの、どうしようもない私ははやく卒業しなきゃね。




 というわけでこれは、

三大お気に入り後輩くんの結婚式に行ったら予想もしないまさかの再会があった話』と称して、後輩くんの結婚式について話すと見せかけ、実際は私の生存報告も兼ねた私の旅日記です。【まさかの再会】は本当にあったので、それも話します。

 最近本当に私生活が忙しくて、まったく執筆に時間を割けず、投稿が2週間あいてしまいました。生きてます \(・ω・)/ 元気です!

 今回結婚式の場所が若干の遠方だったので、せっかくだからと前乗りして、現地の美味しいやきとり屋さんや、ホテルの温泉を楽しむことにしました♪

 結婚式前日=私の出発日。
 キャリーケースの中身を忘れ物がないか念入りに確認!

 とりあえず、財布とドレス一式があればなんとかなる!
 ヘアアイロン持った、ヘアワックス、メイク道具持った、真珠のネックレス等アクセサリー一式も持った、パンスト持った、パーティーバッグ持った、下着持った。よし、忘れ物ないな、出発!


 家の外に出た途端、降り出す雨。

 折りたたみ傘取りに戻りましたね、予報では雨マーク付いてなかったんですけどね←
 安定の雨女……! 私が遠出する時はだいたい雨なんですよ。
 あと○ィズニーランドに行ったら9割くらいの確率で雨ですね、ええ。
 楽器演奏の遠征があった時には、わざわざ楽器積んで飛行機乗って行ったのに、パフォーマンスイベントが雨天中止になって、ただ観光して帰ってきたこともあるんですよ、雨の中の観光ですけどね、ええ。

 そんな話はおいといて。

 電車でおよそ3時間。
 現地の駅から宿泊ホテルまで歩いている時に気が付きましたね。


 結婚式用のパンプス忘れたわ。

 やってんなあ……(笑)
 あんなに念入りに忘れ物チェックしたのに……!
 なんならパンストは予備含め3足持って行ってたんですよ、なんでだよ!!! むしろ忘れたのがパンストの方だったら、コンビニでもどこででも買えたのに……!!!
 現地はどちらかというと都心から離れた場所だったので、結婚式に履ける用のパンプスを探すのはやや骨が折れそうでした。

 ひとまずチェックインを済ませ、さっそくパンプス探しの旅へ。
 とりあえず困ったときの、地方にもあるイオンへ……!

 しかーし!
 カジュアルなパンプスはあるものの、婚礼のマナーに適したものがなかなかない。
「これなら可愛くはないけどマナー的には大丈夫かな……」と思えたパンプスもあったのだけど、どれもこれもサイズが合わず、まともに歩くことすらできない。

 そう、私の足は22.5cmなのです……
 どれもこれも一番小さいサイズで23.0cmばかり。しかも安いパンプスだと、トップライン(特にかかと部分)が広がり気味なので、たとえサイズがぴったりのものがあったとしても、まあパカパカ脱げる。

 仕方がないので違う靴屋さんに行きたいが、土地勘がない。つらい。
 店員さんに教えてもらい、靴流通センター的なお店へ。

 この土地に着いてからかれこれ2km以上は歩いていた。
 本来なら見知らぬ土地の景色なんかを堪能しながら、散歩を楽しむ気持ちで歩けただろう道。しかし結婚式にコンバースの赤いスニーカーで出るわけにいかない私はそんな余裕もなく必死でした。
 旅先に来てまで私は何をやっているんだろう……まじで。


 そして、その靴流通センター的なお店にて。

シンプルだけど、かかと部分のアクセントが可愛い。

 可愛いパンプスをゲットできました~!!
 いや~本当に良かった。一時はどうなることかと。
 そのままでは若干大きかったので、つま先部分のインソールを入れてもらったら、見事なまでに足にぴったりフィット!
 とりあえず今回の結婚式さえ凌げれば……程度に考えていたのでこれは嬉しい。しかもセール品だったから、とってもお得に買えた!
 結果的に良い買い物ができた、ラッキーガールなのでした♪


 無事(?)明日の結婚式の準備が整った私は、予定通り現地の美味しいやきとり屋さんへ!
 私がかれこれ8年ほどファンであるインディーズロックバンドのボーカルさんが、その土地に行くならとオススメしてくれたお店でした。

 カウンター席に座り、カウンター越しにお話させていただいた店主さんはとっても話しやすく素敵で楽しい方で、店主さんと話したくて通う常連さんの気持ちがよくわかりました。
 このご時世になってからまともに外食をしていないなかでの、旅先での冷えた生ビールは最高に美味しかったし、頼んだ料理もぜんぶ美味しい。
 特にお気に入りはレバー串とタン串! ポテトサラダも美味しかったなあ。

レバー串。美味しくて、このあと追いレバー串した。

 安いものやお得なものが大好きだし、主婦として毎月のスーパーでの買い物はかなり節約上手だと自負していますが、知り合いのお店や知り合いが勧めてくれたお店にはしっかりお金を落としたい私は今回もたっぷり食べ飲み。
 帰り際、店主さんがわざわざカウンターから出てきて名刺をくださり、店先までお見送りをしてくださいました。

「こっちに来た時はまた必ず来ます」

 心からその言葉が出た。
 私はけっこう、一人旅で旅先の飲み屋さんに入るのが好きで、旅先で新しいお店を開拓して現地の美味しいものをさまざま堪能するのが楽しいのだけど、こんなふうに店主さんが素敵なお店に出逢うと、次来たときもまたここに来たいと思う。そんな出逢いが嬉しい。



 その日はホテルに戻って、結局トータル5kmくらい歩いた疲れを癒すべく(笑)、天然温泉にゆっくり浸かり、広いベッドでぐっすり就寝。

 翌朝はホテルの朝食バイキング~!

 私は「旅行の楽しみ第一位はホテルの朝食バイキング」ってくらい、ホテルの朝食バイキングが好きなのです。
 ホテル選びの条件に、朝食が魅力的かどうかは必ず入ります。

 とはいえ、お昼には結婚式のコース料理が待っているので、さすがに控えめにしました。

お腹たぷたぷメニュー

 留守番の旦那にLINEで写真送ったら「全然控えてるように見えないんだが」って返事きた。
 いや、でも、他にも食べたいおかず5種類くらいあったのよ?
 それに、旅館とかホテルの朝食バイキングって、白いごはんに合うおかずがたくさんあるじゃない?
 焼き鮭、温泉卵、松前漬け、塩辛、とろろ…… ほんとは白米も食べたかった……(※aeuの一番好きな食べ物は白米)
 でも思わず鰤茶漬けに惹かれて……
 あとラーメンも食べたかった…… 
 だがしかし、お茶漬け+白米+ラーメンはさすがに結婚式しぬ。

きれいに食べた。

 はい、ご馳走さまでした。満足満足。



 そして結婚式。

 お嫁さんとは会ったことも話したこともないのにお人柄が本当に素敵だということが物凄く伝わってくる素敵な式だったとか、後輩くんが立派な男になっていて感慨深かったとか、挙式のベールダウンと披露宴の記念品贈呈は個人的に百発百中で涙腺崩壊してしまう……とか。

 ひさしぶりの面々に会えて嬉しかった~とか、別大学だった吹奏楽の合同練の時にしか付き合いなかった方が覚えててくれて嬉しかったし人としてかっこよくて見習いたいなって思った~とか。

 まあ、感じたことはたくさんあるのだけど、とりあえずこの日記記事では『予想もしないまさかの再会があった話』をして、終わりにしたいと思います。



 披露宴の途中、ケーキビュッフェが始まり、私もケーキを取りに列に並んでいたときのこと。
 奥でケーキの空いたシルバートレーを整理している男性スタッフさんに見覚えが……

 いや、でも、まさか……
 だってここ地元じゃないし……ねえ?(笑)

 けれど、披露宴が終わったあとも気になって仕方なくて、もし人違いじゃないなら一目会いたくて。
 帰る前に、式場の出入り口そばにいた恐らくプランナーさんに聞いてみました。

「あのーすみません。もしかして●●さんっていう方いらっしゃいますか?」
「はい、いますよ!」
「やっぱり、そうですか! あの……ひとの結婚式にゲストとして来てどうかとも思うんですけど、お忙しいとは思うのですが、少しだけ会えたりしないでしょうか」
「はい、大丈夫ですよ! お名前よろしいですか?」
「〇〇です、5年前くらいに結婚式でお世話になった者です」

 そうなんです。自分の結婚式の時にめちゃくちゃお世話になった当時の担当プランナーさんが、まさかの異動でこの土地の式場で働いていらっしゃったんです。こんなところで会えるなんて、どんな偶然、どんな奇跡……!

 とはいえ。私と旦那にとっては一生にたった1人のかけがえのないプランナーさんだけど、プランナーさんにとっては多数の担当夫婦のうちの1組。去年、一昨年くらいならまだしも5年も前のことじゃ、会っても私のことは覚えていらっしゃらないかもしれないなと思っていました。

 奥から出てきてくれた●●さんが、目を丸くして明るい表情で「おぉー! お久しぶりですー!」と声を掛けてくれました。

「おひさしぶりです、わかりますか? あの、コナンの結婚式の……!(※過去記事参照)」
「もちろん! めちゃくちゃわかりますよ!! ヒルクライム!(※旦那がヒルクライム好きなので) 名前聞いて、えっ◆◆(地元式場名)時代の!? えっここで!? まさか、と思って(笑) いやービックリしました」
「ですよね!(笑) 私もビックリしました、似てるけど、えっここにいるか!? って。いやでも似てる……と思って聞いたらいらっしゃるって言うので(笑)」

 覚えててくださったことも嬉しかったし、嬉しそうな表情で駆けつけてくれたことも嬉しかった。元気そうな姿を見られたことも嬉しかったし、本当にひさしぶりにお会いできたことが本当に嬉しかった。こんな偶然ってあるんだなあ。どうしても撮りたくて写真も撮ってもらっちゃった。

 忙しいなかお時間をいただいたのでお礼を伝えて、そのあと大学時代の後輩たちとタクシーを待っているところに再び●●さんが現れて、わざわざこっちでの新しい名刺を渡しに来てくださった。なんかあったら言ってください、って。もちろん友人・親戚が結婚式場探してたら絶対●●さんに連絡する。

 本当に大好きなプランナーさん。
 当時は今よりもさらに未熟で至らない私たちで、なかなか難しい条件のなか、こだわりもわがままもぜんぶ優しく受け入れてくれた。私たちが最幸の結婚式を実現できたのは誰が何と言おうと担当プランナーが●●さんだったから。

 私たちの結婚式当日、サブで付いてくれていた別のプランナーさんの協力を得て、●●さんに内緒で、披露宴のラストで流すエンドロールを差し替えるというサプライズを仕込んだ。
 エンドロールデータは当然担当プランナーの●●さんも内容や状態をチェックする。そのチェックを終えた後、再チェックされないようなるべく式間近段階で「●●さんへの感謝のメッセージを加えたバージョンのエンドロール」にこっそり差し替えたのだ。
 エンドロールの間、●●さんに、私たちに付くのではなく式場内にいてエンドロールのその部分を見てもらうという難題も、サブプランナーさんのおかげで(不自然だったかもしれないけれど)なんとかクリアして、サプライズは成功。そんなこともしたくなるほど、本当に大好きだった。

 ウエディングプランナーさんって、本当に凄く素敵なお仕事だと思う。

 当時このサプライズがしたいからと言う私たちのために、エンドロールを2パターン作ってくれた先輩にも感謝してる。




 お気に入りの後輩、旅先での出会い、大好きなプランナーさん。
 愛を語り尽くしたら、すっかり長くなってしまった。
 まさかの6100字。

 いいんです、これはエッセイじゃなくて、日記記事だから。
 この思い出が色褪せないように、私が改めてここに書き記しておきたかっただけだから。

 でもだけど、もしもここまで読んでくださった方がいたら、それはとてもとても嬉しい。本当にありがとうございます。ラブやで。




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