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DXサービスを実現しようとすると立ちはだかる「壁」とは|配車アプリ+食品デリバリー Grab様

「セキュリティを強化しましょう!」
「サーバーが限界です!」
「リアルタイムでデータ処理できれば、このビジネスモデルいけると思うんだ!」
「サーバーとシステムがどう頑張ったって無理です!!!」

こんなとき、誰もがこう思うでしょう。
DXの「不可能」を、可能にする方法はないのか?

ビジネス=貢献を、止めない。Aerospike。
Aerospike(エアロスパイク)マーケティングチーム、note担当の日野です。

今回はDX事業に携わっている企業ご担当者様、必見の内容となっています。
提携先やクライアントにおすすめしたい!という方もぜひチェックしてみていただけるとうれしく思います。日本でもおなじみになりつつ、あの業態がテーマ!

6/7(水)セミナーの申込みページがリニューアルしました!参加枠はまだ残っています、お申込はお早めに!


サクッと本題に入りますよ!今回元になった事例はこちら⇓

企業情報:東南アジアで活躍する配車アプリと食品デリバリー Grab様

事例企業名(正式名称):Grab
本社所在国:シンガポール
業界:キャッシュレス決済
主要事業内容:配車アプリ、食品デリバリー、各種決済用ウォレット
規模:東南アジア全体、日本でもアプリ入手可能

使用しているシステム:timescaleデータベース+Aerospike

課題:やることが!!やることが多い!!!

導入前の課題:
Grab は東南アジアで最も人気のあるスーパーアプリ。
タクシー、食品、ウォレット、P2P、P2M、オンライン受付、融資、保険、富といった支払い分野で大きな存在感を示しています。
悪意のあるアカウント・アクセスが関与すると、チャージバック、法的および評判への損害、ウォレット ライセンスの潜在的な喪失、罰金、およびユーザーの信頼の喪失により、数百万ドルの損失が発生する可能性があります。

今回の導入事例・Grab様はシンガポールや東南アジアで活用されている、配車と食材デリバリーを頼めるサービス。
スマホでオンライン決済が可能。ポチればランチにピザが届いて、料金はカードから引き起こししてもらえるから受け取るだけ、のアレです。

日本では類似の業態を展開する事業者に、Uber(Uber eats)がありますね。位置情報を活用したタクシー配車アプリは、日本でも一般的になりました。

東南アジアではGrabが人びとの生活の足になったり、ごはんを届けてくれる暮らしの味方。
日本でもGrabアプリ自体はダウンロード可能!海外旅行でGrabを使った経験がある方もいるのでは?

GrabやUber Eatsなどは、ギグワーカーやスキマ時間の副業人材を活用することを前提としてビジネスモデルが組まれています。

「人だけじゃなく、なんでも運べばいいよね」
「デリバリーも届けるとコスパよくない?」
「スーパー遠いご家庭とか、日用品も届けてもらえるとうれしいよね」
「オンライン決済できたら、ぼったくりや詐欺も起こらないし最高じゃん!」

……。

言うだけならカンタン。
言うだけなら。

このGrab様のようなDXのビジネスモデルを聞くと、
経営者はマーケターは「いいね、売れそう!」と膝を打ち、
消費者は「便利でええやん!」となり、
情報システム部は青ざめることでしょう。

このビジネスモデルって、Aerospikeがこれまでソリューションとして提供してきた高難易度プロジェクト

リアルタイムのデータ処理と

セキュリティ強化と

広告配信最適化と

ぜんぶやるんですね。
無邪気なビジネスモデルを情シスがみたら白目をむくのは、かなりよくあること。どこからツッコんだらいいかわからない状態。

まずこの配車アプリ&デリバリーのビジネスモデル、不正アカウントや不正アクセスを通常以上に厳しくしっかり監視しないと駄目。
不正を厳重に防ぐことが、サービスそのものが生き残るための絶対条件。

このビジネスモデルは「ズルをしようと思えば、はてしなくできてしまう可能性がある」という特性をもちます。
(例:「ディナーのデリバリーで頼んだトムヤムクンが3つあるはずなのに1つ配達員さんが食べてるし!」「注文したはずなのに来ない。たしかに注文したのに」など……)

そのためGrab様も違反者には厳しい法的措置や、罰金を含めたペナルティを講じていますが、
「優良アカウントをハッキングして、自分のアカウントデータとすり替える」
「自分のペナルティ履歴をごまかして、悪質な違反を繰り返す」など……

やろうと思えばできてはいけない!
そんな不正を許してはいけない!

というわけで、ユーザー全員分のセキュリティ強化は何がなんでも絶対やらないとダメ。自分を大事にしてくれないサービスを、ユーザーは利用しないからです。


で、ユーザー数です。
東南アジアは人口が2.7億のインドネシアがあります。マレーシアや本社のあるシンガポールを含めても、アクセス数がすさまじいことに。
さらにタクシーやデリバリー、各種決済と、まったく職種の異なるシステムを扱わないと成立しないビジネスモデル。

不正監視と膨大なアクセスとシステム連携。
嗚呼、サーバーの負荷がとんでもないことに!

……もし、脆弱なサーバーやシステムで、ランチタイムや飲み会のピークタイムに障害が起こってしまったら……

お客様は誕生日にピザが届かない!
配達パートナーは注文がきていることがわからない!
運営はそれが起こってることを把握できない!!

みえる、みえるぞ地獄絵図が!

……このビジネスモデルのすばらしい点は「いいことをする人がトクをする」
つまり優良事業者が優遇されるという点です。


ダメなことする人にペナルティを厳しく課すことで、
「安心安全にぼったくられることなくタクシーに乗れる」
「頼んだ品物が時間内にちゃんとくる」
という、正しくルールを守る人のほうが稼ぐことができるすばらしいソリューションが実現します。お客様も「使って安心・安全ならそりゃGrabを使うよね」という導線が自動的にできる。

まさにDX!デジタルトランスフォーメーション!
「海外でタクシーを拾うときは、ぼったくりや詐欺を覚悟しましょう」、中学生のとき読んだ旅行ガイドブックを思い出して今note担当者は戦慄しています。

このビジネスモデルは、いいことをする人があたりまえにトクをする!悪いことをしないほうが稼げる!
そのためには、不正監視と不正アカウント検知とセキュリティ強化とサーバー・システム負荷を低減して、リアルタイムでデータ処理できれば安心安全のサービス提供ができるんだ!


サーバーとシステムの予算は限られているのに、そんなもん、どうやってやるっていうんだ!!!

Solution(課題解決):Aerospike導入で「安心安全」DXサービスが実現

導入後のソリューション:
Aerospike は、TimescaleDB と連携して、規模、適応性、メンテナンス、ストレージの問題を克服するサービスとしての集約アプローチのために Redis(NoSQLデータベース)に代わって導入されました。
・自由なスケーリングが可能に
・迅速な決済処理が可能に
・GTM(Google Tag Manager)の活用
・メンテナンスの最適化
・システム・トータルコスト(TCO)の改善
・常時稼働99.999%
を実現しました。

実現可能なんです。Aerospikeなら。
「不正防止して不正監視してセキュリティ強化してサーバーとシステムの不可を低減してリアルタイムで情報処理する」

Grab様のビジネスモデルにおける課題の大半を、Aerospike導入で解決しています。

分析担当がまとめた上掲の内容で、今まで解説していなかった用語も出てるので解説しますね!

・迅速な決済処理が可能に

決済処理や正規アカウント・不正アカウントのチェックというのは……
実は、過去の一般的なNoSQLデータベースが苦手とする分野。
同業他社で従来型のNoSQLデータベースを活用する企業様もいますが、金融関連の決済処理・不正アカウントチェックを効率化させることは不可の製品がほとんどです。

Aerospikeは、独自のアーキテクチャでこの欠点を改良。
Aerospikeはシステムやサーバーに関与することはありませんが、持ち前の高速処理能力を備えることで、サーバー/システムの負荷を低減。サーバーとシステムが万全のセキュリティシステムを走らせることができるキャパシティを確保することで、不正防止能力を30倍に向上することが可能になりました。

決済システムに強いのは、PayPalをはじめとした世界のさまざまな決済システムでAerospikeが導入されている大きな理由の一つですね。

・GTM(Google Tag Manager)

GTMはGoogleのサービスの1つ。いつも目にする「Google広告を表示するタグ」のサービスですね。
広告配信最適化に関わっているGTMを活用することで、アプリ利用者の過去の取引履歴から最適なサービスを割り出すことが可能に。ぴったりなおすすめ商品や広告を、レコメンド表示できるようになりました。
レコメンド広告の活用も、リアルタイムのデータ処理ができるAerospikeを導入することで可能になったわけです。

DX事業というのは、「今まで想定外だった情報量をリアルタイムかつ高速で処理する必要がある」という側面をもちます。
情シス関連のコストが折り合わず、撤退やピボットを余儀なくされたDX事業も多くあることでしょう。

Aerospikeはサーバーやシステムのコストを削減=TCO(トータルシステムコストの最適化)も可能です。

DXの影に、Aerospikeあり。
仕組みを変えれば、できることもあるのです。

Aerospikeの製品詳細はこちらから!

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