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「ゴジラ×コング 新たなる帝国」不器用そうに見えて、意外と処世術を心得てるコング。
どうも、安部スナヲです。
レジェンダリーピクチャーズの怪獣映画シリーズ「モンスター・バース」の最新作、「ゴジラ×コング 新たなる帝国」観て来ました。
サブタイトルになんでもかんでも「帝国」とつけたがる太古のハリウッド様式に失笑してしまいましたが、実際は失笑ではなく爆笑の嵐。スッカリ童心に帰った至福の1時間55分でした!
【あらましのあらすじ】
タイタン(怪獣)の研究機関「モナーク」の管理下
「インフィニティ・プール」新世代エログロ女優、ミア・ゴスの鬼畜っぷり◎
どうも、安部スナヲです。
奇才デヴィッド・クローネンバーグから、そのド変態DNAを受け継いだブランドン・クローネンバーグの、えげつなぁーい最新作、観て来ました。
【あらましのあらすじ】
売れない作家・ジェームズ(アレクサンダー・スカルスガルド)は、次回作のインスピレーションを得るべく、妻、エム(クレオパトラ・コールマン)とともに、リ・トルカ島という孤島の高級リゾート地に来ていた。
ある日、
「オーメン:ザ・ファースト」“オレは反キリスト”と歌ったSex pistolsのデビューも1976年。
どうも、安部スナヲです。
「オーメン」1作目から48年を経た今、あの〈オカルトアイドル〉ダミアン出世の秘密が明かされる⁉︎というので観に行って来ました。
【あらましのあらすじ】
リチャード・ドナー監督による1976年の映画「オーメン」の前日譚。
1973年6月6日午前6時に悪魔の子が生まれるに至った顛末と、その子が外交官ロバート・ソーン夫妻に引き取られ〈ダミアン〉と名付けられるまでのハナシ
「オッペンハイマー」批判できるのもケチをつけられるのも、映画を観た人だけである。
どうも、安部スナヲです。
噂の「オッペンハイマー」遂に観ました。
本国公開から遅れること8ヶ月。
やいのやいのと物議を醸し、こと日本においては半分ケチがつけらた感も否めませんが、何にせよ、観ないことには始まりません。
【あらましのあらすじ】
ドイツからのユダヤ移民としてアメリカに生を受けたJ・ロバート・オッペンハイマー(キリアン・マーフィー)は、コツコツ勉強した甲斐あって物理学者として頭
「ドッグマン」“IN THE NAME OF GOD”逆から読めば“DOG MAN”ってなるかーい!
どうも、安部スナヲです。
そう言えば、フランス人で初めて好きになった映画監督がリュック・ベッソンでした。
最新作「ドッグマン」は予告編やプロモーション関連のビジュアル、そして犬小屋で育った女装男が主人公という時点で、もうツカミはOK!観るに決まってますやん!つーことで観て来ました。
【あらましのあらすじ】
ある夜、ボロンちょに負傷した女装姿の男が警察に逮捕される。
男が運転するトラックの
「リトル・リチャード:アイ・アム・エヴリシング」ロックンロールとはクィアの肯定である。
どうも、安部スナヲです。
ロックンロールのレジェンドのひとり、リトル・リチャードのドキュメンタリー映画「アイ・アム・エヴリシング」観て来ました。
偉大な音楽家だからといって、みだりに〈レジェンド〉なんて呼ぶのは些か稚拙に思えるが、この人の場合はレジェンドとしか言いようがない。
しかしながらこの映画を観ると、レジェンドなんて偶像化すること自体、御本人にとっては理不尽なのかも知れないと思った。
「落下の解剖学」どっちに転んでも、エラいよダニエル。
どうも、安部スナヲです。
先の米アカデミー賞で脚本賞を受賞した、ミステリーのようでミステリーでない??「落下の解剖学」観て来ました。
主人公サンドラ(ザンドラ・ヒュラー)は、夫のサミュエル(サミュエル・タイス)、視覚障害を持つ息子のダニエル(ミロ・マシャド・グラネール)と雪山の山荘に暮らしている。
ある日、家の前で頭から血を流して倒れているサミュエルをダニエルが発見、既に息絶えていた。
は
「ボーはおそれている」母よりもユダヤ教よりも“気にしぃ”の呪縛にのみ共感。
どうも、安部スナヲです。
今、最も才気走った嫌がらせ映画を撮るアリ・アスター監督の最新作「ボーはおそれている」観て来ました。
いつも陰鬱な中年男、ボー(ホアキン・フェニックス)が謎の死を遂げた母のもとへ帰ろうとするが、次から次へと襲いかかる災難に阻まれながら、思いもよらないカオスとバッドトリップの世界に翻弄されるハナシ。
映画は4部構成になっていて、ボーの自宅アパート→外科医ロジャーの家→森
「カラーパープル」度胸と愛嬌のシスターフッドブルース。
どうも、安部スナヲです。
別に誰に聞かれることもありませんが、スピルバーグ監督の『ウエストサイドストーリー』は、その年(日本での公開は2022年)に観た映画のベスト1でした。
本作『カラーパープル』のミュージカルシーンを予告編で見た時、放たれる熱と色彩が『ウエストサイドストーリー』にそっくりで、一瞬にしてボルテージが上がりました。
概要をよく確認するまでは、スピルバーグ自身によるリメイクだと
「哀れなるものたち」良いことも悪いことも〈実験データ〉にできる、ベラの科学者マインド。
どうも、安部スナヲです。
予告編を見た時点で相当なインパクトで、想像したのは昔のスクリューボールコメディにボディーホラーやSF要素を足した感じでした。
如何せんハナシが自害した女性の脳を胎児の脳に挿げ替えるという変態っぷりなので、カルトまっしぐらやん!と思っていたところへ何と今年のアカデミーど本命⁉︎
大きな期待と少しの困惑を抱きながら観て来ました。
【あらましのあらすじ】
見るからに高
「TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー」ホラー的な怖さよりも、主人公・ミアの内面に慄く映画。
どうも、安部スナヲです。
全米でA24ホラー史上最大のヒットと言われればそりゃ気になりますが、監督はオーストラリアの人気ユーチューバーで、長編映画は本作が初というので、ますます謎でした。
ウワサによると、このダニー&マイケル・フィリッポウという双子のユーチューバーが運営する『RackaRacka』というチャンネルでは、『スター・ウォーズ』のジェダイ騎士と『ハリー・ポッター』の魔法使いが異種格闘
「枯れ葉」不器用に生きるふたりのハートウォーミングな何か。
どうも、安部スナヲです。
「枯れ葉」というフィンランド映画がめちゃくちゃいいらしいとの評判を聞いて、どれどれと情報を見たら、なんと6年前に引退宣言した筈のアキ・カウリスマキの復帰作でした。
【あらましのあらすじ】
舞台はフィンランドのヘルシンキ。
主人公アンサ(アルマ・ポウスティ)は勤め先のスーパーの賞味期限切れ食品を持って帰ったり、ホームレスにあげたりしていることを咎められ、解雇される。
「サンクスギビング」「PERFECT DAYS」
どうも、安部スナヲです。
今回は正月に観に行った2本を。アメリカの「感謝祭」の日に連続殺人が起きるホラー映画と、ヴィム・ヴェンダース監督で東京のトイレ清掃員の日常を描いた話題の人情ドラマ。
【サンクスギビング】
何らかの祝祭日だか記念日だかに仮面をかぶった殺人鬼が血の気とリビドーを持て余したボーイズ&ガールズを次々に惨殺する。
こういう律儀なまでに由緒正しいテンプレートに則ったスラッシャー
「ナポレオン」歴史スペクタクル!!と思いきや、ぶきっちょな恋愛映画。
どうも、安部スナヲです。
「ナポレオン」観て来ました。
80代半ばにして尚も快進撃がとまらないリドリー・スコットによる一大歴史スペクタル!!と思いきや、そういうのとはちょっとベクトルがちがう、ぶきっちょな恋愛映画でした。
【あらましのあらすじ】
フランス革命から4年後の1793年。民衆の怒号が飛び交うなか、王妃マリーアントワネットはギロチン処刑される。
執行された広場に群がる人々のなかに