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欧米の社員採用で重要な役割を担う【リファラル採用って?】

日本において労働人口の減少が進む中、優秀な人材の採用に加えて、労働生産性やエンゲージメントの向上が大きな課題となっています。そのような背景のもと、従業員の信頼する人脈から優秀な人材に出会い、ミスマッチ少なく採用のできる「リファラル採用」に注目が高まっています。

そもそもリファラル採用って?

社内外の信頼できる人脈を介した採用活動・採用手法を指します。

リファラル(referral)は「紹介」「推薦」という意味を持っており、企業をよく理解した従業員の紹介であるため、企業とのマッチング率・定着率が高く、自社採用であるためエージェントや求人広告対比で採用コストも抑えることができ、費用対効果の高い今注目の採用手法です。欧米では社員採用で重要な役割を果たしており、日本でも大手企業から中小・ベンチャー企業まだ幅広い企業で導入が進んでいます。

リファラル採用と縁故採用の違い

▼縁故採用
社長や経営幹部の肉親、または繋がりによる裏口入社的な採用手法

▼リファラル採用
自社ですでに働いている社員からの人材の紹介や推薦を経て自社の採用基準を満たした方のみを採用する(採用基準を満たさない方は不採用とする)

という点で大きな違いが有ります。

メリット1/人材のマッチングとエンゲージメント向上

現場社員の紹介による採用手法のため、マッチングの精度が高く、応募から採用決定する確率が高いと言えます。また、入社時点から仲間がいる安心感を醸成でき、その仲間から会社の魅力や風土、社風、業務内容の説明を受けているため、理想と現実のギャップが起きにくいでしょう。会社に対して愛着を持ちやすい人材を集めることが可能になると、組織風土や退職率、従業員エンゲージメント向上に寄与していきます。

メリット2/紹介者のキャリア棚卸に繋がる

紹介活動を行った既存社員(紹介者)にとっても、「なぜ今の企業で働いているのか?」「何がやりたいのか?」「入社時にどんな思いを持っていたのか?」など、自分自身の気づきや成長、キャリアの棚卸しに繋がることが多く、紹介活動によって既存社員の満足度も高まることが期待できます。

メリット3/採用コストの削減

求人誌や求人サイトといった求人メディアや、転職エージェントを介さずに人材を募集できるため、採用コストを大幅に抑えることができます。また自社で開催する求人セミナーや、面接の日程調整などにかかる人事の工数コストも削減することができます。

メリット4/転職潜在層(転職市場に出てこない人材)を採用できる

転職サービスに登録していない、他社に勤務する友人に声掛けができるため、効率よく潜在層にアプローチでき、優秀層を単願でクロージングすることが可能です。また、大学や専門学校の同窓生など、社員と同じ専門的な知識や関心を持った人材を集めやすいというメリットもあります。


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