あなたを傷つけた人は勝手に自滅します
あなたを傷つけた人は、あなたから手を下さなくてもあなたが受けた以上の痛みを必ず経験することになります。
平気で人を傷つけるような人は、必ず不幸になります。
なぜなら、人は他人に言ったこと、やったことを通してセルフイメージを確立させていくからです。
他人を傷つけることを通して、人は自身の自己肯定感を自ら酷く傷つけてしまいます。
加えて、人間の心には認知的不協和を呼ばれる性質があり、簡単に説明すると自分がやったことや言ったことと、自分の頭で思っていることを一致させようとする傾向があります。
つまり、他人を傷つけるような言動や行動を取れば取るほどに、自分が最低な人間であることを自ら刷り込んでしまうことになるのです。
加えて、人間は自分が言ったことの主語を区別することができないので、たとえばあなたに「バカ」と言った人は自分で自分にバカと言って罵っているのと同じことになるのです。
恐ろしいことに、本人は自分の自尊心や自己肯定感が傷ついていることをなかなか自覚できないので、そのうち自分の人生に何の希望も幸せも見出せなくなってしまうのです。
自分で自分の心を傷つけてしまうだけならまだしも、誰かを傷つけるようなことをしていれば、周囲の人たちからの信頼を失いますのでますます生きづらくなってしまいます。
たとえばですが、あなたのことを笑い者にして表面的には「人気者」になったり、「有力者」のように扱われている人がいたとします。
内心では誰もそんな人のことを「いい人」だとも、「凄い人」だなんて思っていなくて、「怖い人」とか「嫌なヤツ」だと思われているのです。
まさに、裸の王様です。
こういう人は心から誰かに信頼されることはありませんし、優しくされることもありません。
人はあなたが他人をどのように扱っているのかを見て、あなたをどう扱うのかを決めています。
つまり、誰かを雑に扱う人は、他人から大切にされることはなく雑に扱われるということです。
あなたをひどく傷つけた人は、少なくともどこかであなたが受けた以上の苦しみを味わいます。
その時に、自分を振り返って心の底から自分の行いを反省し、心を入れ替えないと決して本当の意味で前向きに生きることはできません。
あなたを傷つけた人は、表面上は楽しそうでも実は内面でひどく傷ついているか、これから大きな不幸が待っているのです。
わざわざ、自分の手を汚してまで仕返ししてやる必要はありませんよ。