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『千年の読書』を読みました

いつか読書する日さんの選書サービスを利用させていただいた本の一冊です。

こちらの選書サービスは本をオススメしてもらえるだけで、購入するかどうかは本人が決められます。個人的には購入までがワンセットではないので申し込むハードルが低くくて良かったです。

今回読んだ『千年の読書』は書店員である著者が読んで心に響いた本をいくつかのテーマにまとめたものです。

かなりの数の本が紹介されていて、読みたい本が次々に見つかりました。さらに言えば、自分が気になっているテーマについての読みたい本が増えたので、「あなたの読みたい本はこの中から見つかる」という意味でも選書していただけたのかなと感じました。

個人的にはタイムリーなつながりを感じる所たくさんありました。

働き方を焦点にした3章では、ブルシットジョブ(雇用されている本人でさえも、無意味、むしろ有害とも言える仕事)を論点にしていました。この章では、社会的な価値と賃金の関係ついて触れられていました。私自身もこのテーマについて興味があり、本でも紹介されているように仕事の社会的な価値と賃金には相関がないことです。資本主義が宗教という考えも最近興味があります。一見稼ぐほど社会的な価値があるように見えるのは、実は資本主義教に入信しているからなのかもしれません。大多数の国が資本主義を採用している現実を踏まえると、自身が知らない内に資本主義の信念に影響を受けているのだなと思います。
また、5章では食について書かれており、料理は健康につながることが書かれていました。この章を読んで『感性のある人が習慣にしていること』の料理をすることで選択肢が増えるということを思い出しました。さらに、ブルシットジョブでも創造性のあること行うことで精神が甦るな、精神的な充足感を得られることが書いてあり、料理の重要性を再認識しました。
6章ではここ1週間で興味が湧いた禅、7章では読むのに挫折した『「死」とは何か』が紹介されていて全体を通しても私の読書履歴とのつながりを感じました。

次に読みたいと思った本は以下の通りです。

『平成論「生きづらさ」の30年を考える』
『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』
『断片的なものの社会学』
『秋葉原事件加藤智大の軌跡』
『戦争と平和』トルストイ
『物の体系』ボードリヤール
『壊れた世界で"グッドライフ"を探して』
『真夜中に戸をたたく』
『世界一清潔な空港の清掃人』
『パンセ』パスカル

かなり多いです。笑

また読みたい本が増えましたが、気長に読んでいこうと思います。

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