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ADHDの私は、人に道を尋ねられやすい。


ADHD_noteです。


今回は、ADHDの私は、人に道を尋ねられやすいということについて書きたいと思います。

ADHD には、(不注意・衝動性・多動性の)3つの主な特徴があります。

私は成人ですが、全ての症状に当てはまるという、ある意味でフルADHDの障害特性を持っています。 

(※ ”成人ですが” と書いたのは、ADHDでは不注意以外の、衝動性・多動性の特性は子どもの頃に起こり、大人になるにつれて症状が無くなるといわれた時期がありました。少し前までは専門家の中でも、それが定説だったようです。現在では成人まで残存するケースがあるという説が主流です。)


私はこれまでに、合わない職場だったり、ハードワークし過ぎたりすることで、20代前半の頃から障害特性や二次障害(ADHD由来の症状によって、周囲などとのトラブルをきっかけとして、別の疾患を発症すること)から、繰り返し体調を崩しては、心療内科や精神科にお世話になってきました。(その時はまだADHDの診断はされていませんでした。)

”精神科に通う人” と聞くと、”シンプルにヤバい人”とか、”おかしい人”、”どこかとっつきにくい” など、なんとなく関わりづらい、自分の身近にいない人などというイメージを持たれるかもしれません。

自分で言うのも何ですが、全然そんなことは無いんですよ。笑笑
(接客も経験してきましたし、むしろ対人の仕事のほうが得意なくらいです。)

さて、ここからが本題ですが、

そんな私には、”なぜか人に道を尋ねられやすい”という特性があります。

話しかけられやすい、という人は結構いるとは思いますが、私は人に言っても、まず信じてもらえないような、「盛ってるだろw」といわれそうな尋ねられエピソードがあります。その中のいくつかを書きたいと思います。


道尋ねられエピソード1

ある日、私がイヤホンで音楽を聞きながら歩いていて、前の歩行者信号が赤になったので、信号待ちをしていました。
その間スマホに視線を落としていたら、右後ろのあたりから「すいません!、すいません!!」という男の人の声が聞こえてきました。
私は、『ん?なにごと?』と思い、少し顔を向けると、40代半ばくらいの男性が、「すいません。JR○○駅は、どちらの方に向かえばよろしいでしょうか?」というように訪ねてきました。
私は、赤信号だったのでイヤホンをしながら、スマホを操作していましたし、周りには何人もの人が居るにもかかわらず、なぜ私なのか???と不思議に思いながらも、丁重に駅までの道を説明しました。


道尋ねられエピソード

ある日地元のターミナル駅で電車に乗るためにホームに立って電車を待っていたところ、おばあさんが近づいてきました。
何かなー?と思っていたところ、「すいません、このホームは○○方面へ行く電車でよろしいでしょうか?」と尋ねられました。

私は、そうですよ。と答えました。
おばあさんは、私にお礼を言って去りました。

冷静に考えると、ホームには周りに人も居ましたし、なにしろ”駅員”がいます。なぜ私だったのか?と謎は深まるばかりです・・・。



道尋ねられエピソード

ある日、地元のバス停でバスを待っていたところ、

自転車(いわゆる極細のタイヤを付けたロードバイク)に乗った50代くらいの男性が、シューーーーっと勢いよく、私の目の前を右から左へ通り過ぎていきました。(ちなみに服装は、上下、黒に蛍光イエローの派手な柄の入ったタイツのようなものを着ていて、網目のような白いヘルメットに玉虫色のサングラス(ゴーグル?)をしているような人でした)

私は特に気にしていませんでしたが、私の視界の左方向に消えたはずの男性がゆっくりと左方向から現れ、私に向かって「すいません、この辺に○○川の河川敷があると思うんですが、どちら方面ですかね。」というように訪ねました。
私が、『でしたら、この道を左に進んで直進すると大きく右に曲がりますから、そのまま道沿いに進むと川に出ますよ。(その)自転車だと10分~15分くらいですかね。』というように伝えると、

男性は「ありがとう」と言って、先ほどの自転車でシューーーーっと、消えていきました・・・。


さて、続いては、店員に間違えられたエピソードです。

私はよく、どこかのお店で店員さんにも間違われることがありますが、
そんなエピソードを書きたいと思います。


店員間違えられエピソード1

家電量販店でいろいろな家電を見ていたところ、
「すいません。○○売り場は何階でしょうか。」と中年のご夫婦が訪ねてきました。

私は、『あ、それは地下一階ですね。』
(生活家電だったので、当時のフロアだと地下でおそらく合ってはいた。)

ご夫婦は「ありがとうございました。」と言って、そのまま売り場へ向かわれました。

その時私は、『ここで普通にここで働けるわ、自分ww』 と思ったことを覚えています。


店員間違えられエピソード2

都内某所のファミレスにて、先輩と上司と食事をしていた時に、
私が、『ちょっとトイレに行ってきます』と席を立った時のことでした。

自席からトイレに向かって通路を歩いている時に、「すいませーん」という声が聞こえたので、そちらの方向を向くと、「すいません、注文良いですか?」と男性がこちらに向かって声をかけてきます。

私は若干気まずいながらも、丁重、『すいません、私店員じゃないんですぅ・・・』とお伝えすると、お互いに気まずい雰囲気になりました・・・。トホホ。

まだほかにもエピソードはありますが、主にこんな感じです。

多いときには、月に1回くらいのペースで駅や道で話しかけられます。

なぜか不思議ではありますが、今回は、ADHDの私が経験している世にも奇妙な話?を書いてみました。


発達障害のある人は、どこに自分の得意分野があるかわかりません。


私の場合は、もしかすると ”何かと道に詳しい空気感” とか、"地元民感” みたいなものを無意識に醸し出しているのかもしれませんw

ちなみに画像は、地図を見るのは嫌いじゃない。的な画像。

mmi9によるPixabayからの画像

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