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頭の輪切り図公開~QEEG検査結果、ADHD(ADD)グレーゾーン診断結果①~

今日は私のADHD(私は注意欠陥型のADD)の診断結果と医師から聞いた話をできるだけ詳細に記していきます。

このnoteは基本、私の独り言を書くつもりで始めましたが私が仕入れた情報が同じ悩みを持つ誰かに、少しでも役立つかもしれない…そんな風にも思ったりして、この記事を書きます

※※あくまで、医師から聞いた話を私の言葉に噛み砕いて記したものなので、参考程度に読み、正しい情報は病院で仕入れてください※※


そもそもADHD(ADD)になる理由

私の脳の状態を見せる前にそもそも何故脳が発達障害になってしまうかの説明を受けたので記します。

人の脳には大量のシナプスがあってシナプスは繋がったり、繋がってなかったりしているらしい。

幼少期は大量の学習をする必要があるからシナプスは多く手を伸ばしあっていて複雑に絡み合っている状態。
しかし、4歳頃から不要なシナプスの繋がりが外れて(これを、シナプスの刈り込みという)必要なシナプスだけが結合していて、不要な結合は切り離され、整理整頓された状態になる。
発達障害とはそのシナプスの絡みが残ってしまったままの状態で、脳の伝達物質がそこに流れ続けてしまっている状態。
説明を受けた時な、通常の人の脳はコンセントのコードが綺麗に整理された状態で、発達障害の場合はグチャグチャに絡まったコードのイラストを見せられました。

どの部分のシナプスが結合したまま残ってしまっているか次第で発達障害の種類がADHDだったりASDだったり違ってくるようです。

つまり幼少期に正しくシナプスの刈り込みをできなかった人達が脳の回路が混線したままの状態となり、発達障害になるとのことでした。

なんとなく、分かるような気がするっちゃする…

私のADHD(注意欠陥型のADD)

私のQEEG検査結果はこんな感じです

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左が私の脳波、中央が同じ年代の発達障害のない正常な脳の平均値。右側は私の脳と通常の脳の違い。
一番右側が普通の人との脳波の違い。冷静に、私の頭の真ん中、真っピンクってやばいだろ。

この検査結果で注目すべきは前2/3の脳波で、後ろ1/3は無視してOK。

私の脳波でみられる所見は大きく分けて3つ
①程度が酷い注意欠陥傾向(=ADHD(注意欠陥型ADD))
②不安・緊張が強い傾向(=若干ASDっぽい)

睡眠の質が低く睡眠障害がある・脳疲労を起こしていて情報処理力が低い

以降で細かく説明します



①程度が酷い注意欠陥傾向(=ADHD(注意欠陥型ADD))

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頭の真ん中真っピンクの所見から判断できる部分です。
程度としては悪いとのこと。
色味が、通常→悪い順番で、緑→黄緑→黄色→オレンジ→赤→ピンクと変化するのですが、私の場合は真っピンク。
しかもピンクというのは計測できる上限値を超えている状態なので実際は私の数値がどこまで悪いかはわからないとのこと。

特性としては以下の通り
●注意力、集中力が低く、注意バランスが悪く過集中の状態にも陥りやすい
●ケアレスミスが多い
●マルチタスクが苦手
●時間管理、スケジュール管理、計画が苦手なため仕事上での苦労が絶えない


どれも当てはまり過ぎていて、聞いているのが苦しかった。
しかも笑えることに、私の仕事は上記の苦手項目の詰め合わせのような内容、しかも周りはエリートばかりで求めらるレベルが高い。
そんな状態で今まで、発狂しそうになりながら働いてきたこと、これからも働いていかないといけないことを思って、思考停止したくなった。

それだけじゃない、こんな欠陥CPUを埋め込まれた頭を抱えながら今まで生きてきたことでおってきた数々の苦労を思った。
人との約束を忘れて信用を失ってきたこと、バイト先で過集中のせいで指示が聞き取れず何度も怒られたこと、などなど…
本当に書ききれない。語りきれない。。
それらが頭をよぎって激しくむなしくなった。
今回の記事では私が感じたことより、どんな診断を受けたのか、ADHD(ADD)について病院でどんな情報を得たのかをメインに書きたいので、診断を受けた時の心情については別の記事で詳細を記します

②不安・緊張が強い傾向(=若干ASDっぽい)

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不安、緊張の傾向は頭の前の方の部分が青色になってしまっている部分から読み取れる症状です。
逆に同じ部分が赤色になっている場合は多動の症状を引き起こし、ADHDと診断される。私の場合は多動性はないが、注意欠陥障害+不安・緊張の症状があり典型的なADDの脳波だといわれた。ADDは男性より女性に多く見られるとのこと。

また不安・緊張の傾向があるのは若干だがASDの気があるらしい

私の脳は、不安・緊張を感じる傾向が強いというわけだが、人間関係やビジネスシーンなど様々な場面で不安・緊張感が高いとあらゆるパフォーマンスを下げてしまうらしい。

おそらく、
脳がリラックス状態にある=脳に余裕があり物事をうまくこなせる=パフォーマンスが高い
脳の緊張・不安状態が強い=不安・緊張に脳の力を奪われてしまい脳の余裕がない=パフォーマンスが低くなる
ということなのだと理解している。

しかも脳にこの傾向を持っている人の50%は、不安障害やパニック障害などの二次的精神症状を抱えてしまっている統計もあるという。

つまり、
①で記載した注意欠陥障害があるせいで周りから不真面目な怠け者だと誤解され続けて自尊心がズタボロにならざるをえない状態
+
③でこれから記す、睡眠障害による、日中の居眠りで陥る自己嫌悪。脳疲労を起こしているため、何をするにもパフォーマンスが低く、周りの人より劣ることが多いため自信を喪失する可能性が高い状態
+
②の不安・緊張の傾向が強いため、そもそも思考がネガティブで物事のマイナスな面にとらわれやすい。その上②③の足かせがあるから、日々のタスク処理が上手くいかないことが多ため、精神的二次障害(不安障害、パニック障害、うつ病)などに陥りやすい傾向があるらしい。。。

注意欠陥障害+睡眠障害/脳疲労によるパフォーマンスの低下があるせいでそもそも自己嫌悪Maxになる土壌がある上に、不安に陥りやすい思考回路になっているって。。。何?
つまり、私の脳みそには、自尊心最低値をたたき出して、そのまま、加速的に精神疾患への道へまっしぐらに進む廃人レールが敷かれているということでしょ?ふざけるなよ。
今まで、いつ崖から落ちてもおかしくない精神状態のまま生きてきて、よくここまで、メンタルクリニックのお世話にならず、休職もせず、不登校にもならず、やってこれたものだと…一周回って自分に感心すらした…

こんな低スペックの状態でも、何とか(はりぼての様な生活だったとしても)やってこれたのは、家族や友人に恵まれたからこそ…と自分の環境に感謝すべき、と思う一方で、誰にも本当の自分のことを理解してもらえない孤独感もあるから、複雑な心境…

③睡眠の質が低く睡眠障害がある・脳疲労を起こしていて情報処理力が低い


画像5

これが私の脳の断面図な訳だが、普通の人より、頭に張り巡らされている線の数が多すぎるらしい。(=普通の人はもっとすっきりした図になるらしい)

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>以下、2022.4.3追記
後日この記事を見ながら思い出したのですが、確か医師の説明では↑のなかでは水色や青色の線はあまり気にしなくていい。だが、ピンク色の線については脳が働き過ぎていることを示しているため、良くないことを示していると言っていた気がします。

この↑の図の中でそれぞれの線は以下を示しています
水色の細い線→脳が働いていない状態
青の太い線→脳がより働いていない状態
ピンク色の細い線→脳が働き過ぎている状態
赤色の太い線→脳がより働き過ぎている状態(私の脳波には出ていない)

QEEG検査は、椅子に座ってただ壁を見ている状態(=まったく何もしていない状態、脳が働かなくていい状態)で検査をしていないので、脳がこの時に働いているのはおかしいはず。つまり↑の図で水色や青い線があるor線が表示されていないのは大丈夫な脳の状態。逆に、ピンク色の細い線や赤い太い線が出ていると、働くべきではないときに働き過ぎていることを示している。TMS治療にて、この脳の働き過ぎている状況を改善していくべきとの説明だった気がします。

冒頭でも伝えましたが、あくまで私の記事は医師の説明を聞いて、(ADDの私が)思い出せるものを私の頭の中でかみ砕いて記載しています。中には私が誤解している情報もあるかもしれません。あくまで一参考として見て頂き、正しい情報は直接医療機関から聞いていただくことをお願いします
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かつ、〇で囲まれているMSCという数値は脳のパフォーマンスの程度を表し、1-9の数値で示される。通常の人は大体5以上らしいが、私の場合は殆どが1-3と数値が低い。

シナプスの刈り込み不足のせいで勝手に不要な情報まで頭がぐるぐる処理してしまっているがためにこのような図になっているとのこと。
このせいで招かれる症状は二つ

1.睡眠障害
2.情報処理力の低下

1.睡眠障害
左上のDeltaは睡眠の質について読み取れる図ですが、私のMSC数値は1という最低値で睡眠の質がそれだけ低いことを表している。
睡眠中も脳が勝手に不必要にぐるぐる動いてしまっているために睡眠の質を低下させてしまう。寝起きの悪さや、朝起きても疲労感が取れていないことが多いはず。また夜中に質の良い睡眠がとれていないせいで、日中に睡眠発作に襲われることもあるはず、と言われた
→確かに月1で悪夢+酷い金縛りにあうし、授業や会議は手にペンを突き刺しても寝てしまったし、寝起きのスッキリさがあまり分からないし、身に覚えしかない…このあたりも気が向けば詳細別途記事にします

2.情報処理力の低下
脳が勝手にぐるぐる動いて不要な動きをしているせいで、逆に必要な情報を素早く正しく処理する能力が落ちてしまう。また、普通の人が簡単に習得出来ることが、脳疲労のせいで習得するのが人よりかなり大変になってしまっている
→自分の仕事を振り返るメモ(QEEG検査を受ける前に作成したもの)にも”情報処理が苦手”とデカデカと書いてあってもはや失笑。このメモも仕事に行き詰まり追い詰められた時に作ったもの。明け方4時ころに起きて、始業時間が来てまた地獄のような時間が来るのが怖い…それまでに何とか対策を講じるためにはまず振り返らないと…そう思いながら、作ったメモだ。ADDさえなければあんな朝を迎えることも無かったかもしれないと思い、ただただ虚しい…

TMS治療受けます

医師の説明を受け、TMS治療受けることにしました。
32回の60万強の金額…
高い、高い…親にも誰にもADHD(ADD)の相談をしていない私は自力で全額払いました。
まだ、3回ほどしか受けていないのですが、今後気が向いたら効果やTMS治療の詳細を記していくかもですー

今後の記事について

わぁ、ここまで書くのだけでもめっちゃ疲れたわぁ…、
QEEG検査の結果をもとに医師から説明された診断の概要はざっとこんな感じです

ですが、他にもADHD(ADD)についてこまごまと色々なことについて沢山聞いたので別途記事にて書きたいと思います。ざっと今思い出すだけでもこんなことを聞きました

・ADHD(ADD)のグレーソーンと診断されて社会的に不利益を被ることはあるのか
・ADHD(ADD)のグレーソーン診断をうけたことを会社や周りの人々に知らせるべきか
・ADHD(ADD)と遺伝の関係性
・苦手項目オンパレードな今の仕事をやめるべきか
・私のADHD(ADD)のグレーソーンの診断は障害者手帳はもらえる程度なのか?
・手の器用さとADHD(ADD)の関係
・私が激しい運動後や大笑いした後に感じるカタプレキシーとADHD(ADD)の関係
・文字を書き写すのが苦手なこととADHD(ADD)の関係

前述にも書いた通り、診断を受けた時の虚無感や絶望感、納得感や淡い期待…そんなかなり複雑だった心境も乱文&時系列バラバラになるでしょうが、いつか書きますわ。。。

ひとまず、「QEEG検査結果、ADHD(ADD)のグレーゾーン診断結果②」お楽しみに…(気が向かなかったら永遠に登場しない記事かもですが(笑)←だって、この記事書くの本当に体力いる…仕事後にキツイわぁ)





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