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自分を知り、他者を知り、違いを学び合う

ひとりひとり違っていることを前提にすると、「自分を知る」必要がありますよね。みんな違うのだから、自分は誰で、他者とどんな違いがあるのかを自分で知っている必要があるということ。自分を知るためには、他者の存在は必要不可欠だ。自分だけではわかりきらない部分を他者が教えてくれる。

コモンビートでは、そんな「自分」と「他者」という関係性をたくさん生み出すことで、ひとりひとりの成長の機会をつくり出してきている。100人の「自分」と100人の「他者」だ。その掛け合わせによって、いくつもの「違い」を目の当たりにする。そうやって、自分のことを知り、他者のことを知り、自分のことを伝え、他者のことを伝えられ、お互いに磨きあっていくわけだ。

今はオンライン事業に振り切って、プログラムを開発して動かしているけど、その中身も前述のような自分と他者という関係性を大切にしている。ミュージカルという手段ではないけれど、それと本質的には同じ要素を兼ね備えたオンラインプログラムになっているはずだ。

以下は、コモンビートの活動を紹介する文章だ。

私たちは、社会問題を生む要因のひとつは「価値観の違いを認め合えないこと」であると考えています。価値観の違いを認め合うためには、どのような人に対しても、自身の価値観をしっかりと持ち、相手の価値観を受け止める力が必要です。

その力を育むために、私たちは、表現活動によって、ひとりひとりの持つ個性が引き出され、さまざまな価値観を持って生きる人たちと出会う機会と、ひとつの目標を目指して、共に育みあえる環境を提供し続けます。

オフラインかオンラインかは問うてないし、ミュージカルであるかどうかも限定していない。つまり、コモンビートは、どんな状況であっても、何があっても、活動の芯に、この考え方を持たなければいけないということだ。

ミュージカルが封じられて、新しい活動を生み出そうと多くの挑戦をしていますが、その根本には「自分を知り、他者を知り、違いを学び合う」という心が脈々と流れていると思います。それがコモンビートが今までの16年間でつくってきた文化であり、価値であり、この社会に提供し続けなくてはいけないものだと思う。


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