先生たちに知って欲しい「せんせいプライム」を私たちがはじめた想い
コドモンの足立です。今回は私の所属するチームであるマーケ・広報メンバーと想いを込めて企画し、ついにリリースできた「せんせいプライム」について書かさせていただきます。
「せんせいプライム」とは
「せんせいプライム」は保育園・幼稚園・認定こども園・小中学校・学童・特別支援学校・放課後等ディサービスなど、こども施設の職員の方(資格の有無を問わず)であればどなたでも、さまざまな施設がサービスで優待を受けられる「先生たちを社会が応援するプログラム」です。
現状は専用のクローズドサイトから「せんせいプライム」連携第一弾である「ファストドクター」さんを通じて、毎日お忙しい「先生たち」ご自身や、「先生たちのご家族」が急な病気などの時に、夜間や休日に救急の医療相談をでき、必要に応じてファストドクターさん提携の内科、小児科、整形外科が保険適用で自宅に訪問診察し、処方薬までもらえます。なお、その際にかかる交通費はコドモンが負担します。
↓日経でも紹介されました
※ファストドクターさんのサービスの内容や解決されようとしている社会問題についてはこちらの動画がわかりやすいので、ぜひお時間ある時に一度見られると良いと思います。
「せんせい」たちの置かれている環境
私たちは こども施設ICTソフトCoDMON(コドモン) の普及をするために、さまざまな現場の先生たちと出会ってきました。そこで改めて私たちが感じたのはこのような想いです。
私たちの未来を創っていくこどもたち。そんな可能性を秘めたこどもたちにとって取り巻く環境は大切です。
毎日見守り、導いていく保育者・教育者の方々。
健康を守る管理栄養士・調理師の方々。
また、その人たちをサポートしている人たち。
私たちの社会の未来とも言える「こどもたち」の取り巻く環境を整えるために、このようにこども施設で働く「先生たち」はまさにプロであり、とても偉大だと思います。
一方で「福祉」や「教育」であり、「収益を追わない」というその業界構造ゆえ、それに見合った充分な待遇をすべての「先生たち」に社会が用意できているとはまだまだ言えない状況です。批判覚悟でもう一歩踏み込むと、先生たちのその奉仕精神に私たち社会が甘えている状況と言っても過言ではないと思っています。
実際に、保育士の退職の理由の多くは「給与」や「業務過多」などの待遇の面も多く、また保育士を目指す若い人たちから、親や周りから保育士は給料が良くないからと反対されたとの話を聞くことも少なくありません。これではこどもたちの未来を担う保育士・先生のなり手は減る一方です。
「せんせい」たちに正当な対価を還元できないか
これまでも私たちコドモンはプロである先生たちの業務に正当な対価が必要という方針のもと、たとえば忙しい業務時間の合間を縫って先生たちが撮影した写真は、保護者に喜んでもらうためだけに無料提供するのではなく「あえて販売」することを優先し、その対価を施設に還元するような流れで設計しています。(2021年6月追記: 利益では受け取りづらい法人向けにポイントとして還元→ECストアで消費材や必要用品購入に当ててもらい、施設運営支援する仕組みもはじめています)
また撮影自体も今までの保護者サービスという観点ではなく、「保育の記録」として写真を有効活用し、書類作成の負荷を減らしつつ、保育の質の向上を図れる「保育ドキュメンテーション」の普及を目指しています。こうすることで、日々のプロの業務が対価を産み、先生たちへの待遇につなぐことができないかと考えています。
同様の考えで日々の「連絡帳を製本販売するサービス」するもあります。
これらはもちろん、我が子の写真や連絡帳が欲しいというニーズがあるというのもありますが、先生たちへの日頃お世話になっているという感謝とリスペクトの想いから、多くの保護者の皆さんは有料での販売でも受け入れてくださっています。
またこれらの販売サービスに共通させているのは、先生たちは注文受付作業など、新たな作業負荷を発生することがなく、CoDMON(コドモン)の仕組みとサービスの受益者である保護者自身に対応してもらうという流れであることです。基本的には、先生たちはただ、いつもの日々の業務をしていれば良いのです。
今後もこのような保護者が喜びながら先生たちを応援でき、先生たちには新たな業務負荷をかけることなく、その対価を施設、ひいては先生たちに還元できるようなサービスはどんどん作っていきたいと思っています。
「せんせいプライム」をはじめた私たちの想い
おかげさまでCoDMONは民間・公立問わず、7000近くのこども施設で採用いただいてます(2021年1月時点)。一方で日々たくさんの先生たちとお話させていただき、毎日の激務の中でも笑顔を絶やさず、さまざまなプロフェッショナルな対応されていることを身近に触れることで、ソフト・システム提供による省力化以外にも、「もっともっと先生たちに私たちができることは何かないか」という話が社内で上がってくるようになりました。
その想いがひとつ形になったのは、先日行なったSNS使った日頃の感謝を込めたプレゼントキャンペーンです。おかげさまで多くの先生たちにご参加いただき、喜んでいただけました。何より嬉しかったのは「保育士(先生)やっててよかった」との声をいただいた時です。
そして、もう一つがこの「せんせいプライム」です。
この企画は「逆転の発想」から生まれました。先述したように業界構造から収益・利益を大きくあげることが難しいのであれば、社会全体が先生たちを優遇することで間接的に待遇を向上できないかという考えです。
これであれば、この想いに賛同いただける企業を私たちがたくさん集めるほど、先生たちの生活水準の向上につながり、また提供する企業側も社会的意義の観点でブランドイメージの向上やそもそも先生たちの集客に繋がるのではないかと思ったのです。
実は「せんせいプライム」は企画当初、コドモンの名を冠した別の名前で動いていました。しかし、このプログラムの恩恵はICTソフトCoDMONのご利用施設かどうかではなく、もっと多くの先生たちに使っていただくべきということになり、優待プログラムの提供範囲をすべてのこども施設職員に広げ(コドモンサービス利用登録(無料)するとご利用いただけます。)、また名前も「せんせいプライム」と名付けさせていただきました。登録方法などは詳しくはこちらをご確認ください。
多くの企業に「せんせいプライム」を応援して欲しいです
私たちは「先生やっててよかったー!」と「先生たちがご自身の職業にもっともっと誇りを持っていただける社会」や「社会全体が先生たちをリスペクトし、応援してくれるような社会」を目指します。
先生たちが、街のレストランやカフェでゆったりくつろいだり、マッサージ店や美容室でそのストレスを癒したり、映画やアミューズメントパークで日頃のストレスを発散したりという日常の中で「あ、先生なんですね。ようこそ!」なんて声をかけられたり、ちょっとした優遇を街のあちらこちらで受けられたら素敵な社会ではないでしょうか。
そんな社会は素敵だなと思っていただい企業のみなさま、ぜひこちらのフォームからご優待提供のご登録をお待ちしています。
▼第2弾はベアーズ社のご協力により、家事代行・ハウスクリーニングを優待価格で利用できるように(2021/6/19追加)
▼第3弾はキムラタン社のご協力により、子ども衣料を優待価格で購入できるように(2021/7/7追加)
先生たちを取り巻く環境もよりよいものに
私たちコドモンのミッションは「こどもを取り巻く環境をテクノロジーの力でよりよいものに」というものです。私たちは、このミッションを達成するためには、こどもたちを支え、その取り巻く環境の多く占めるすべての「先生たち」の環境もよりよいものにして、こどもたちと向き合うための時間とゆとりを必要があると考えます。
引き続き、私たちにできることに挑戦し続けて参ります。
早くも \うれしい声/ が届きはじめました
2021年3月5日欲しい特典を先生同士でディスカッションするこんなユーザー主催のイベントまで行われました。当日の模様はこちら。
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