見出し画像

「広告事業者の広告適正化に向けた取り組み」 Case:株式会社レントラックス

当協会の事務局より「広告事業者の広告適正化に向けた取り組み」をテーマとしたコラムをお届けします。コラムを通じて、広告適正化のさらなる促進ならびに士業広告業界に適正な競争を生み出すこと、そして、広く利用者の方々に良質かつ適正な情報を提供することを目指します。
今回は当協会の正会員企業である広告事業者・株式会社レントラックスの代表取締役社長・山﨑 大輔様にお話を伺いました。

株式会社レントラックス 会社概要

代表取締役社長 山﨑 大輔
創業年月日 2005年12月
資本金 440,096,000円 (資本準備金:346,096,000円) (2019年5月末日現在)
事業内容 WEBコンサルティング事業、アフィリエイトサービスプロバイダ事業、インターネットメディア事業
公式サイト https://www.rentracks.co.jp/

事業について

「私どもは『インターネットを駆使し、人々に適切な情報を提供し、便利さを提供する』を経営理念に掲げ、信念・責任感・謙虚さ・スピード・実行力をモットーに事業を展開しています。

事業は国内と海外に分かれておりまして、日本ではアフィリエイトサービスプロバイダ事業が主軸となります。ほかにもデジタルマーケティング全般も取り扱っているため、リスティング広告運用代行、SNS広告運用代行、動画広告代行、インフルエンサーマーケティング事業なども行っています。

海外事業は13ヶ国で行っています。いくつか例をあげますと、インドネシアでのVTuber事業や、ベトナム、台湾、香港ではASP事業、日本の開発案件を現地で受託するオフショア事業、ドバイでは海外進出支援事業に取り組んでいます。

他にも中古建機・船舶・航空機売買のマーケットプレイスや貿易事業、さらにはアパレル事業も手掛けています」

広告適正化に向けた取り組み

「士業広告については債務整理を取り扱っていますが、士業広告における広告適正化に関しては、一定のレギュレーションに沿って行っています。社内や取引先にも広告審査チームがあり、各種広告表現に関する疑問や注意点が詳細に記された社内規定に沿って、審査を行います。

前例がない案件、判断に迷う案件で審査チームの担当者が審査できない場合でも、士業広告に精通した顧問弁護士の判断を仰ぐことができ、十全な体制が敷かれています。さらに士推協の活動に参加することで、常に最新の事例に対応できるように情報がアップデートされています。このような取り組みのもと、適正な広告運用を担保しています」

広告適正化における課題と今後の展望

「アフィリエイトは、アフィリエイター様と呼ばれる方々が、ご自身が運営するサイトや記事サイト等に広告主のサービスや商品のバナーを貼り、それらが売れた際や、申し込み等がなされた場合など設定された成果地点に対し成果が発生した時に初めて報酬が支払われる仕組みになっています。
ただし、士業広告においては、「取引内容によって」は、「報酬分配とみなされてしまうことがある」ので、注意が必要です。

そして、アフィリエイト業界における広告適正化という観点ですが、本来はNGとなるような訴求を許している事業者が存在するのも事実です。ここに対して、どのようにアプローチするのかが課題だと感じています。

士推協に加盟している広告会社の方たちは広告適正化についてしっかりと取り組んでいらっしゃいます。しかし、我々が規制を遵守したとしても、ルールを守らない事業者が存在する以上、業界全体に悪い影響が出てしまうことにつながりかねません。そして、そのことにより、最終的に自分たちの首も締められることになります。

難しいことであるとは思いますが、業界全体のためにも士推協が標榜する「広く市民に良質かつ適正な情報を提供する環境を構築する」ことを目指し、地道な活動を通して、よりよい業界を作り上げていくべきだと思っています」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?