ざっくりと事業戦略を考えてみた
起業したての会社では売り上げをまずは立てることが重要です。
身を粉にして1円でも多く稼ぎ出すことが求められます。
そんなこんなをしていると、あっという間に時間が経ってしまいます。
会社をスケールさせるためには事業の計画が必要で、
今回はざっくりと事業計画を考える上で使った事業戦略を立てるための一般的なフレームワークを備忘もかねて記載しておこうと思いました。
ビジョンとミッションの明確化
事業の目的と目標を明確に定義します。
これは、事業が何を達成しようとしているのか、どのような価値を提供しようとしているのかを理解するためのベースとなります。
現状分析
SWOT分析(Strengths, Weaks, Opportunity, Threats)を行い、自社の強みと弱み、外部環境の機会と脅威を理解します。
余力があればクロスSWOT分析まで行い、具体的な打ち手まで落とし込みを行います。
競争環境の分析
ポーターの5力モデル(競争者の脅威、新規参入者の脅威、代替品の脅威、バイヤーの交渉力、サプライヤーの交渉力)を用いて、業界の競争状況を分析します。
業界理解をすることで、どこのマーケットを狙うべきかが見えてきます。
目標設定
SMART(Specific, Measurable, Aachieveable, Relevant, Time-bound)原則に基づいて、具体的で達成可能な目標を設定します。
事業運営をしていくうえで、いつまでにいくら売り上げを作ることができるかを再現性高く考えていきます。
戦略の選択
コストリーダーシップ、差別化、集中戦略など、ポーターの競争戦略を参考に、適切な戦略を選択します。
どんな戦略で勝負に出るかを思考しました。
実行計画の作成
選択した戦略を実行するための具体的な行動計画を作成します。
これには、必要なリソースの確保、役割と責任の割り当て、タイムラインの設定など、けっこう細かく考える必要があります。
パフォーマンスの評価と調整
KPI(Key Performance Indicator)を設定し、定期的にパフォーマンスを評価します。
結果に基づいて戦略を調整し、必要に応じて再度このプロセスを繰り返します。
KPIを達成することが目標にならないように気を付けないといけません。
KPIはあくまで事業戦略を実行するための手段にすぎません。
これらのステップは一般的にもよくある戦略の立て方に沿ったものです。
戦略も型が決まっているので順を追えばある程度形になると思いました。
参考までに、用語の解説も下記にしておきます。
ビジョンとミッション
ビジョンは組織が達成したい長期的な目標や理想的な未来像を示します。一方、ミッションは組織がどのようにそのビジョンを達成するつもりであるか、または組織が何をするために存在しているのかを示します。
SWOT分析
SWOT分析は、組織の内部環境(強みと弱み)と外部環境(機会と脅威)を評価するためのフレームワークです。
ポーターの5力モデル
マイケル・ポーターによって開発されたこのモデルは、業界の競争環境を分析するためのツールです。5つの力とは、業界の競争者、新規参入の脅威、代替品の脅威、バイヤー(顧客)の交渉力、サプライヤーの交渉力を指します。
SMART原則
SMARTは目標設定のための原則で、具体的(Specific)、測定可能(測定可能)、達成可能(達成可能)、関連性(Relevant)、時間制限(Time-bound)の各項目を指します。
ポーターの競争戦略
マイケル・ポーターが提唱した競争戦略は、コストリーダーシップ(低コストで競争優位を得る)、差別化(製品やサービスを他社と区別する)、集中戦略(特定の市場セグメントに焦点を当てる)の3つです。
KPI(Key Performance Indicator)
KPIは組織のパフォーマンスを測定するための指標で、戦略的目標の達成度を評価するために使用されます。
事業成功のためには立ち止まって考えることも時には重要になります。
一日の中で必ず思考する時間を確保するようにしていこうと私も思います。
一歩一歩前に踏み出していきましょう。
Actors,Inc
代表 井田
mail:chihiro.ida@actors-inc.com
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