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度肝を抜かれた昭和新山〜活動する地球と共に生きる!

日本は誰もが知る火山大国。
近年でも御嶽山や口永良部島など大きな災害をもたらせてきた記憶が蘇ります。
気象庁によると現在日本には活火山が108あり、なんと世界の活火山の7%を占めているそう。
ちなみに活火山の定義はというと、過去1万年以内に噴火したり、現在も活動のある火山を言います。

私の住む北海道にも、たくさん火山があるのですが、その中でも興味深く感じ、ことあるごとに通っているのが有珠山。

今年はまだまだ雪がたっぷり

まぁ細かく言うとハマったキッカケは昭和新山なのですが…

有珠山は今も活発な活動を続けている火山で、火口原ではあちこちから噴気が上がっています。

中央付近、白いモクモクが噴気

1663年以降、なんと9回の噴火を繰り返していて、近年では2000年に噴火しました。

その二つ前の噴火1943-45年にかけて起こった火山活動で、ムクムクムクっと出来上がったのが昭和新山。
地震と爆発音とともに4ヶ月間かけて麦畑を押し上げて、大地が隆起し標高398mの火山が生まれたのです。

時に太平洋戦争の真っ只中、政府は新聞やラジオなどの報道を禁止したそうで、住民にとっては大変恐ろしい出来事のはずですよね。

昨年、そんな昭和新山を伊達の街から見かけた時に、度肝を抜かれました。あたり一面青々とした麦畑だったはずなのに、これを見た当時の人々は何を思ったのでしょうか。

ビッグサンダーマウンテンとしか言いようがない!

今だからこそですが、先っちょがとんがって綺麗に隆起していますよね〜
このように出来上がる火山は世界的にも珍しいそうです。

それにしても火山と暮らしが身近にある人々の暮らしは凄いとしか言いようがありません。
なんて言ったって、今まさに動いている地球と共に生きているのですから!

昨年開催のリトリートキャンプの一コマ。地球を感じる!@有珠外輪山

そんなこんなで、同じく噴火で生まれたカルデラ湖の洞爺湖や縄文文化などを含みユネスコ世界ジオパークに認定され、ここにはウォーキングコースがたくさんあります。

・2000年の噴火した跡を辿る西山ルート
・1910年の噴火でできた明治新山(四十三山)ルート
・縄文遺跡群のひとつ北黄金貝塚お散歩コースetc.

他にもたくさんあって、どれもこれも魅力的なものばかりで困っちゃう(笑)

次回はそのうちのひとつ「有珠善光寺自然公園お散歩コース」をお伝えしまーす。





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