![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/36208322/rectangle_large_type_2_e01af0ada5d4ff1b25ab85f33a9a34a4.png?width=1200)
「ハラスメント」と「虐待」は似ている(第二期:第2回③)
1.「虐待」と似ている3つのこと
ハラスメント、つまり主に職場における権利侵害も基本的に虐待と同様と捉えるべきで、3つのことが言えます。①人権侵害であること②大人から子どもに向けられる虐待と同様に、主に上司から部下へと向けられること③心や脳が傷ついているかが問題なのであって、基本的に「受け手次第」であることです。
2.暴力はなくても
暴力がある職場というのは滅多にないかもしれませんが、暴言や皆の前での叱責等の心理的な圧力は、暴力より悪質かもしれません。また、今日では実に多くのハラスメントがあり、軽微なものもあるように思われます。それでも、いかなる理由でも他者を不快にして良いという理屈はそもそも成立しません。
3.50種類のハラスメント
「そんなことでは何もできない」という意見もあるようですが、ハラスメントが多岐に渡ることがヒントと思われます。嫌悪されているから麺をすする音まで嫌がられます。逆に言えば、良好な人間関係があれば、多少の失敗は許されてしまうということです。ハラスメント防止の最善策は良好な人間関係です。
4.「嫌われる勇気」よりも「媚びる覚悟」
部下に嫌われないことを媚びることと考えれば受け入れ難いかもしれません。それでも、ハラスメントが虐待と同様に心や脳を傷つける恐れがあるならば、媚びてでも回避する必要がある行為のはずです。上司から部下に対しては、「嫌われる勇気」はむしろ害で、必要なのは「媚びる覚悟」かもしれません。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?