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【組織マネジメント】組織マネジメントという考え方はもう古いかも!?その必要性について考察

 
こんにちは!
 
たまに飲み過ぎると、毎回後悔する今日この頃です(笑)。セルフマネジメントできていないな、と感じる最たる例です・・・
 
そんな私が「組織マネジメント」を語っても良いのか、という話はさておき、「組織」と「マネジメント」という言葉は現代型組織において、非常に重要視されているように思います。それでは、なぜ重要視されており、それは必要なのでしょうか?
 
本記事では、組織マネジメントを必要とする背景から、現在の変化が激しい社会におけるあり方まで、私の考察を紹介したいと思います。
 


1. 組織マネジメントって何?


組織マネジメントという言葉がいつ誕生したかというところから振り返りたいと思います。
この言葉が誕生した背景には、産業革命により革新的な技術進歩を始まりとする、大量生産・大量消費社会の誕生にあると言われています。これにより、多くの人が関わり複雑な業務を解決するために、「効率的」で「安定的」なシステムである「組織マネジメント」が確立されたと言えます。これは、トップダウンのピラミッド型組織であり、規律や仕組みによる強力な標準化をもたらし、近年の社会を支えているシステムであると言えます。
これがいわゆる組織マネジメントの正体です。繰り返しになりますが、効率性と安定性のために、規律や仕組みなどで組織内の人をコントロールすることで、業務の標準化をもたらすこと、です。

2. 組織マネジメントは必要なのか?


1章で述べた組織マネジメントは、実際問題として現代の社会を支えるために非常に効果的に機能してきましたし、現在でも強く機能しております。これはこれで絶対に必要なのです。
しかし一方で、こんな疑問も湧いてきます。
「標準化の推進であっては、社会の変化についていけなくなるのではないか?」
この疑問は全く持って正しいものであり、近年の社会情勢の変化、技術の目覚ましい進歩などの激動の世の中では、イノベーションや新規事業を求める企業が多数に存在しており、それを達成するためには、「組織マネジメント」をしていては官僚主義に妨害され、イノベーションを起こすことはできません。
要するに速い変化を求める場合において、組織マネジメントは不要と言えます。一方、組織マネジメント自体は有効なシステムであり、これはこれで既存事業を回すにおいては重要です。

3. 速い変化はなぜ起きにくいのか?


前章では速い変化を起こすためには組織マネジメントは不要と紹介しました。これについては研究がされており、以下3点が理由とされています。
1.     人には生存欲求と繁栄欲求があり、変化には生存欲求が生まれやすいから
2.     現代型組織は変化に対応しにくいため
3.     リーダーシップの発揮を妨げるため
これは裏を返せば、うまくこの点を活用すれば変化を起こす組織作りができるということです。
まず1についてですが、人間の脳科学的に変化は危機と察知する傾向にあり、生存欲求が働きやすいメカニズムです。どの会社にも何か新しいことをやろうとすると、なんやかんや言い訳して動かない人をよく見ると思います。それは自分を守ろうとして起こる本能的なものと考えられます。危機ではなくそれを機会として捉える思考や文化を作ることで、繁栄欲求としてモチベーションが上がるとされます。
次に2についてですが、これは前章で紹介した現代型組織(=組織マネジメント)がトップダウン型で、規律とルールが厳格に敷かれた組織であるためです。この組織においては、官僚主義的文化であり、変化に目を向けた行動は色物で見られますし、それができないと検討と承認で遅々として仕事が進まず、速い変化には対応できません。規律とルールではなく、ビジョンによってやりたいを引き出す組織作りが必要となります。
最後に、このような現代型組織においてリーダーシップは非常に発揮しにくいことが挙げられます。多くの人がいる組織では一部の人のカリスマ的なリーダーシップがあったとしても(成功する場合もあるが)、結局は組織として変化に対応する推進力は生まれません。一人一人がリーダーシップを発揮し、多くの人が関与できる状態が変化に対応できる組織であると言えます。

4. マネジメントとリーダーシップは違う


これまでの紹介から組織マネジメントに対して、どのような印象を受けたでしょうか?繰り返しになりますが、組織マネジメントは悪でもなんでもなく、非常に優れたシステムです。しかし、イノベーションや新規事業を立ち上げるミッションを持っている場合において、組織マネジメントの考え方をそのまま適用していては成功確率はグッと下がると言えます。
要するに、変化を主導する「リーダーシップ」と現状を効率化する「マネジメント」は全く異なるものと言えます。良い悪いではなく、この2つのワードが持つ意味が目的に応じて、味方にも敵にもなることが少しでも伝われば幸いです。


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