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コロナ禍の吹奏楽部

私は高校で吹奏楽部の顧問をしております。

メインでの指導も2年くらいしましたが、初めての3年担任、受験指導を機に、ベテランの先生にメインの指導をお願いしました。

今年度は1年担任なのですが、そのままメインはベテランの先生にお願いし、かなり楽をさせて頂いているところです。


今年の2月末、臨時休校となってから、全員でまともに合奏できる日は全くありません。

5月末に学校が再開されてからは、部活動こそ始まったものの、基本的には個人やパート練習に留まっています。

そんなに広くない音楽室ですが十分な距離をとって少人数の分奏程度は行ないつつありましたが、やはり長時間は避けていました。


そして最近は。全国的に新規感染者が増加傾向、東京では最多更新。なかなか厳しい状況ですね。

こんな記事もありました。


吹奏楽部関連の感染であるとして県全体で活動休止。


吹奏楽部の活動の危険性は高いだろうと想定の域を超えませんでしたが、実際に感染した生徒が出たとなるとまだまだ厳しい状況が続きそうです。


学校にフェイスシールドがあるのでそれを利用できないか、とか、

スーパーのレジのようなビニールの仕切りを生徒の間に置いて合奏できないだろうか、とか


模索している中ですが、何が正解か分からないですね。

活動のガイドラインも一部の吹奏楽連盟で出されているようですが。

愛知県吹奏楽連盟



九州吹奏楽連盟


吹奏楽部の活動のガイドラインは全国的には周知されていないと思います。


私の学校ではコンクールがなくなった3年生は6月で区切りをつけて引退となりました。

今年3月に予定していた定期演奏会は開催できず、公に演奏を披露することは叶わないまま引退となりました。


7月になって何かしら公開の場を設定して引退、もありかと思っていましたが、大会など目標設定も難しく、学習の遅れも取り戻さなくてはならない状況で引退を長引かせるのはよくないとの判断、そして保護者からも演奏の場を設定し、保護者等が集まることに対しての不安の声等もあり、早めに区切りをつけることになりました。


どんな形で引退するか、生徒と顧問、話し合いを重ねた結果でしたが、よい区切りはつけられたのかな、と思います。

いま、新規感染者が再び増加し不安が広がりつつある状況を考えると、本当に早めに区切りをつけて良かったと感じます。

新規感染者の増加は検査数の増加などもあるので、感染が拡大していると素人が断定できるものではないですけどね。


まだまだ、吹奏楽部を取り巻く環境は厳しそうです。

皆さんの周りはどうでしょうか。





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