マガジンのカバー画像

エース2021年夏号

3
特集「記憶と記録」から、おすすめの記事を紹介します。
運営しているクリエイター

記事一覧

レコードと暮らし ~再ブーム到来といわれているアナログ・レコードは、かつては生活の中で愛されたとても身近な媒体でした。

レコードと暮らし ~再ブーム到来といわれているアナログ・レコードは、かつては生活の中で愛されたとても身近な媒体でした。

音楽と本の店「黒猫」店主の田口史人さんが、レコードというメディアの魅力を紹介します。
(エース2021年夏号特集「記憶と記録」より)

それは生活の風景の中に レコードが再びブームになっているという話は最近よく聞きますが、そもそもレコードって何なのでしょうか。レコードはCD以前の音メディアではありますが、昭和の終わり近くまでは、音楽を楽しむためのものという以上に、とても愛されていました。

 レコ

もっとみる
生き物の絵を描く ~見ているはずなのに描けない……。
あなたは身近にいるアリや魚の絵を描けますか?

生き物の絵を描く ~見ているはずなのに描けない……。 あなたは身近にいるアリや魚の絵を描けますか?

ゲッチョ先生として知られる、盛口満さんに、生き物の絵を描くことについてインタビューしました。
(エース2021年夏号特集「記憶と記録」より)

身近な生き物を描いてみる  私は千葉県の海辺で育ったので、いろいろな貝殻を拾って、それぞれ違いがあることを楽しんでいました。その次に、名前を知りたくなって図鑑を買って名前を調べて、そういうところから生き物とのつながりが始まったんです。
 その後、大学で生物

もっとみる
外国から見た日本 ~明治時代に流行した外国人向け土産の“横浜写真”には、ユニークなかたちで日本の日常が記録されていました

外国から見た日本 ~明治時代に流行した外国人向け土産の“横浜写真”には、ユニークなかたちで日本の日常が記録されていました

日本カメラ博物館古写真研究員の井桜直美さんに、横浜写真についてお話を聞きました。(エース2021年夏号特集「記憶と記録」より)

タイトル写真:京都の川床と舞妓 国際日本文化研究センター所蔵

外国人向け土産の“横浜写真”とは?

写真に色付けするベアトの弟子たち  日本カメラ博物館所蔵

 横浜写真の全盛期は明治20(1887)年くらいから。1858年日米修好通商条約が結ばれ、外国人たちが横浜や

もっとみる