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マインドフルネス瞑想の効果①(ストレス・集中力・記憶力・免疫力)

マインドフルネスとタロットカードのセラピスト(仮)が、マインドフルネス瞑想の効果を数回に分けて紹介しています。今回はストレスと集中力と記憶力、免疫力についてです。ちょっと硬い内容ですがお付き合いください。


ストレスとの関係


マインドフルネス瞑想の効果として、まず最初にお伝えしたいのは、やはりストレスに関することです。前回の投稿で記載したマインドレスネスの状態を筆頭に、現代人にはさまざまなストレスがあります。

(よろしければ前回の投稿もご覧ください↓)

ストレスには身体的なものと心理的なものがありますよね。身体的ストレスは病気やケガなどによる痛み・かゆみなどの苦痛、繰り返される重労働など、心理的ストレスは①外部から受ける他人からの攻撃、騒音、悪臭、渋滞など、②内面からくる思い込みや価値観の相違などがあります(ほんの一例です)。そして前述のマルチタスクなどが重なり、思考回路は複雑化し、脳疲労は蓄積していきます。

マインドフルネス瞑想は、内面を観察するトレーニングでもあるので、自分の中のストレスの原因(ストレッサー)に気づきやすくなります。自分が過去に囚われやすいのか、将来を案じている時間が長いのか、その両方なのか。苦痛の原因は意外なアレだったりとか、悩みの源は自分の中にあったりとか。そんなふうにマインドフルネス瞑想を繰り返すことで、自分の内面を深く知ることができるので、精神が安定していき、外部からの刺激にも強くなっていきます。

集中力との関係

集中力や記憶力の個人差は先天的なものであり、加齢とともに低下すると考えられてきました。しかし最近の研究では、いくつになっても脳を鍛えることが出来ると明らかになったそうです(うれしい笑)。マインドフルネス瞑想による脳組織の活性化やストレス軽減の効果によって、集中力や記憶力を向上させることが期待できます。

マインドフルネス瞑想は、自分や特定の対象物に意識を集中する行為です。しかし瞑想中は必ずといっていいほど、雑念が沸いてきます。この道うん十年のベテランの方もそうおしゃっていました。前述にもありますが、マインドフルネス瞑想は雑念を邪険にしません。それどころか、「雑念が沸く(沸いたことに気づく)⇔集中の対象に意識を戻す」を繰り返すことが、集中力を強化することに繋がります。さらに習慣化することで思考が整理され、脳内の回路はシンプルになっていき、一点に対しての考察も深くなると考えられています。

記憶力との関係

記憶力も集中力と同じく、心身のストレスの有無に大きく左右される能力です。マインドフルネス瞑想の継続者と非瞑想者の脳の違いに対する科学的な研究は、世界中で進められています。瞑想を継続して行っている人の深い集中力、研ぎ澄まされた注意力は、脳の構造にも表れることが発見され、記憶を司る海馬が発達することが分かってきました。

免疫力との関係

そして免疫力。まず免疫とは、健康を維持するための防御機能です。ウイルスや細菌などによって身体が弱体化したり病に罹患するのを防ぐ力です。人は、栄養不足、ストレス、睡眠不足、老化、過度な運動、不規則な生活習慣などが原因となり免疫力が低下することがあり、それにより本来持っている自然治癒力が発揮できないことがあります。マインドフルネス瞑想は治療ではありませんが、治療を補完するものとして一部の医療分野でも取り入れられています。

マインドフルネス瞑想が免疫力を向上させる効果としては、先述の①ストレス軽減効果の他に、②自律神経の正常化があります。生活上の緊張と弛緩のバランスを取ることで自律神経の交感神経と副交感神経を良好に機能させることにつながります。またマインドフルネス瞑想を継続することで③睡眠の質が向上します。質の良い眠りはエネルギーの充電と細胞の回復のための重要な活動です。十分に身体を休めることで免疫システムも正常に機能します。

尚、先述の通りマインドフルネス瞑想は治療ではありません。また、過度に精神が不安定な状態ではうまく取り組めず、逆効果になることもあります。精神疾患などにより通院中の方は、専門医や信頼のおける指導者から適切な指導の下で行うようにしてください。

また次回もマインドフルネス瞑想の効果をいくつか紹介させて頂きます♪


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