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BOSS

2024年も9月になった。

まだまだ暑いが、確実に今年も残り四カ月あまり。

その事実は変わらない。

来年は2025年か。

2025年…。

えぇ

oasisが再び活動する記念すべき年ですね。

楽しみですね~。

んで2024年。

oasisが活動再開を発表した1年でもあり、デビューアルバム「ディフニトリー・メイビー」の30周年を迎えた1年でもある。

リアムさんがツアーやってますよね。

その流れからの再開宣言。

劇的ですね~。

8月31日に発売されたライブチケットは即完だとか。

新旧合わせたファン達の争奪戦だったんでしょうね。

いやはや30周年が1つの節目となったわけだ。

30周年が節目とするならば40周年では一体何が待っているんでしょうね。

まぁ分かりませんが…。

40周年…。

「BORN In The U.S.A」

「BOSS」の愛称で親しまれるブルース・スプリングスティ―ン。

ブルースが1984年6月4日に発表した作品。

「BORN In The U.S.A」

そう、40周年なんですよね。

なんでも2012年までに世界で3000万枚売れたのだとか。

セールス的にもブルース・スプリングスティーンの代表的作品といえるのでしょうね。

個人的に昔、ブルースの作品を全部じゃないけどよく聴いていたことがあって、「BORN In The U.S.A」もよく聴いていた時があった。

「Cover Me」や「Dancing In The Dark」、「My Hometown」などよく聴いていたかな。

折角なんで、「Dancing In The Dark」のPVを。

好きな動画ですね~。

「BORN In The U.S.A」

中でも有名なのは一曲目の表題曲…

「BORN In The U.S.A」

ではなかろうか。


シンセサイザーが鳴り響き、スネアが激しく叩きつけられる。

キャッチ―なメロディに熱のこもったボスの歌声。

何とスケールの大きな楽曲だろうか。

祝典やファンファーレなどに使われそうな雰囲気ですよね。

そしてサビの「BORN ⅰn the U.S.A!!」

「俺はUSAで生まれた!」

を繰り返し、ボスが拳を突き上げる。

もうそれだけで盛り上がりますよね。

ライブではこの瞬間に全てが一体化するのではなかろうか。

実際に見た事ないから想像で書いてますが。

USAで生まれたことを拳を突き上げ自負している。

誇りに思っている…。

楽曲の華々しさも手伝って当時そんなふうに捉える人も多かったとか。

時の大統領ロナルド・レーガン大統領も愛国心に満ちた歌だと思っていたそうで。

「BORN ⅰn the U.S.A!!」

その実、「BORN ⅰn the U.S.A」の動画を見ると分かるが、楽曲はベトナム帰還兵のことを歌っているんですよね。

「死んだような生気のない街に生まれ、歩き始めるとすぐに蹴飛ばされた」

そんな一節で始まり、やがて外国に送り込まれることになりベトナム戦争へ…。

「BORN ⅰn the U.S.A!!」

「俺はUSAで生まれた!!」

熱いボスの歌声は賛辞なのか。

いやいや、やり切れなさや怒りを表現しているのかもですね。

ベトナムで散った兄貴のことや、帰還してからのどんづまったことを高々と歌い上げていく。

そこに悲壮感みたいなものは感じない。

だが、込み上げる感情をぶつけているような。

どうしようもないやり切れなさをぶつけるように。

「俺はUSAで生まれた!!」

そう宣言ではなく、ぶつけている。

ブルースなりのプロテスト・ソング。

帰還兵の現状を憂いて作成した楽曲。

現にブルースは帰還兵の人々から直接話を聞き、1981年に「ベトナム」というタイトルで当初楽曲を作成していたそうだ。(sonymusic.co.jp参照)

根底にあるものは帰還兵の苦悩…。

そこを描き出したかったというわけなんでしょうね。

曲調が豪勢な感じなんで、誤解されてしまったというわけで。

日本語詞付きの動画を見ると、そのニュアンスが伝わってきますね。

いや、まあ人それぞれだと思いますが。

さて、ブルース・スプリングスティ―ン。

「Born~」からも分かるように実際の人々を描き出して、ストーリーテラーとして作詞をしていくのも一つの特徴とされている。

政治や社会を見る目というか、声なき声を拾い代弁する…。

そこには一つの真実を描き出すシンガーとしての矜持があるのかもですね。

分かりませんが。

兵士の目線を介した物語…。

ブルースのアルバムで、昔よく聴いていたアルバムに2005年発売のアコースティック・セットを中心としたアルバム、「Devils&Dust」というアルバムがある。

アルバムの1曲目、表題の「Devils&Dust」。

特にこの曲をよく聴いていたな~。

ブルースの歌い方が渋くて良いですよね。

語りかけるようにして滔々と歌い上げる…。

アコギの弾き語りと、後半のブルースの染み渡るハーモニカの音色が印象的で。

何だか祈りや願いのようなものを感じますね。

「Devils&Dust…」

「悪魔と埃」

っとなるわけか。

指は引き金にかかっている 
でも誰を信じていいか分からない
あなたの目を見ると
悪魔と埃があるだけ
 

曲の序盤だ。

アルバムが発表されたのは2005年。

イラク戦争でイラクに派遣された兵士のことを歌った歌と言われる。

一人の人間としての心の葛藤を弾き語りにのせて、丹念に紡ぎあげていく。

ブルースの目は実際に現地での出来事を経験したかのように、語りかけている。

優しく、遠くを見つめるように。

生まれ故郷を感じるように。

兵士の心の葛藤を、ブルースの心の底から振り絞るようにして。

丁寧に。

そこにはストーリーテラーとしてのブルースがいる。

その葛藤を描かなければならない。

もどかしさを描かねば。

使命にすら感じるように。

自分の正義とは何か。

それは生きるために必要な正義。

では目の前に見える「悪魔と埃」をどう捉えれば良いのか…。

その矛盾や葛藤を、ブルースは滔々と紡いでいく。

楽曲の良さと同時に、何か迫真に迫るようなものを感じた記憶がある。

よく聴いていたな。

ブルースの楽曲はバラエティ豊かで、ロックやトラディショナル・ソングをカバーした楽曲などある。

そしてストーリーテラーとしての顔を持つブルース・スプリングスティーンの楽曲達。

最近ブルース・スプリングスティーンを再びよく聴くようになったので、今回の記事を書いてみた。

何で最近また聴くようになったか。

サマソニでブリーチャーズを見たからなんですよね。

ブリーチャーズのフロントマン、ジャック・アントノフはブルースと同郷のニュージャージー州出身。

なのでジャックからしたら、ブルースは同郷の大先輩にあたるわけだ。

ブリーチャーズの演奏を聴いていると、端々にブルースの影響を感じるわけで。

意識しているそうです。

サマソニのブリーチャーズがあまりにも素晴らしかったから、久しぶりにブルースの楽曲を聴いている…。

っというわけだ。

そういえば…

ブリーチャーズの最新アルバムのジャケット…

ブリーチャーズ最新作のジャケット
画像引用元;cdfront.tower.jpより

ジャックが車にすがり、手を振っている姿と…

2016年発売「chapter and verse」より
画像引用元;www.sonymusic.co.jp

ブルースの若かりし頃、車に腰かけカメラ目線のブルース…

まあ同じ白黒写真ってのもあるけど

何か似てません?

雰囲気が。

いや、これ絶対ブルースのジャケット参考にしたんじゃない?

っみたいな。

いや、無理やりなのは百も承知。

だけど…

何か意識してんじゃないのかと思ってしまうわけなんですよねww

いや、まぁ無理矢理ですけど。

っとオチを作ってみたが、40周年を迎えた「BORN ⅰn the U.S.A」。

ちなみにジャック・アントノフも1984年生まれの40歳!

繋がりますね~。

再びブルース・スプリングスティーン…。

深く聴いていきたい。

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