起業したいけど不安。誰か一緒に起業する仲間を探している、という方へ
こんにちは。今回は起業をするときの仲間についてです。
いつか起業したい人、不安がありますよね。
・しっかり自分で稼げるかわからない。
・自分だけで戦っていける自信がない。
・自分じゃ知識やスキルやコネが足りない。
私も起業する前はそんな風に思っていました。
■結論:起業仲間探しはやめましょう
はじめに結論から。
不安だからと一緒に事業をする仲間探しはやめましょう。
不安だからという理由での共同経営はまず破綻します。
起業をするのに、1人では不安かもしれませんが、起業する前は孤独で不安なものです。
もちろん、ライバルとして、友人と各自それぞれで同時に起業をするなどは良いと思いますが、2-3人で起業して、皆で全く同じ方向を目指して歩いていくのは不可能に近いです。
共同経営は普通に1人でするよりもスキルと忍耐が要ります。
起業家回りで、よく言うジョークがあります。
「共同経営は結婚よりもひどい」というジョークです。
「なぜなら、結婚は離婚した時に資産の50%を持っていかれるだけ。共同経営は利益を生んでいるビジネスを破綻させないといけないから。」というのが理由です。
不安という理由での共同経営
不安だという理由での共同経営はアウトです。
もしくは、「1人ではめんどくさがりで動かないから2人なら動けると思う」など、そういった心理的な理由での共同経営はアウトです。
そういう心理的な問題は、誰かと共同経営する事、つるむことで一見なくなるように見えても、克服することはできません。
問題を先延ばしにしているだけです。
そして起業は結婚ではありません。「安心」や「頑張れる」などのゆるふわの心理的な理由だけで共同経営という理由を選択するのはオススメしません。
こんな場合は共同経営あり
もちろん、全ての共同経営がダメだと言っているわけではありません。
例えば、プログラミングの事業をするとき。
・あなたはマーケティングと営業の部分をする。
・友人はプログラミングをする。
これで2人が明確に担当を分けられて、それぞれが強みがある場合は良いと思います。
ただ、ここで一点考えたいのは、それぞれ別の事業にできるのではないか、ということです。
もし友人がプログラミングをハイレベルにこなせるのであれば、凄腕プログラミングのフリーランスとして、クラウドソーシングサイトで仕事できるのではないでしょうか?
そしてあなたは、自分で仕事を受けて、”外注のプログラマー達”に時と場合によって仕事を投げていくエージェント事業をできるのではないのでしょうか?
そしてそれぞれで仕事をした中で、共同プロジェクトとして何か案件ごとにチームを立ち上げるのがいいかもしれません。
もちろん、2人で共同でしないと生まれない効果やビジネス形態もあります。
私が聞きたいのは、「スキルの相性がいい、彼にはないものがある、というもっともらしい理由を言いながら、本当はただただ不安なだけじゃないですか?」という質問です。
なぜここまで言うかというと、基本的に仕事の方向性や報酬でもめることが非常に多いからです。周りにもたくさんいます。
共同経営の難しさは畑仕事でわかる
そもそもビジネスは畑みたいなものです。
いろんな手間がかかり、それらの手間をきれいに別けて、報酬もきれいに別けるのは至難の技です。
・畑の良い種を仕入れたのは誰?
・そもそもその土地を見つけたのは誰?
・台風の日に、一番先に駆け付けて野菜を守る対策したのは誰?
・収穫物を良い値段で売るための交渉を成功させたのは誰?
ビジネス上でも、こういうことがすべてのシーンで問題になってきます。
共同経営というのは、往々にして責任の所在が不明確です。
ということでした。もちろん、役割分担と報酬の定義が明確で、各自がそれぞれ1人でも稼げるスキルがある場合は共同経営はアリです。
共同経営をしたい場合
ここまで読んでいただいてもなお、共同経営をしたい人、誰かと起業をしたい人は、それも一つの選択肢だと思います。
ただし、役割分担と報酬の分け方を契約書に落とし込みましょう。
弁護士のチェックをいれるくらいをオススメします。
「お金もかかるし、そんなめんどくさいことは嫌だ」
「概要は皆で決めたから大丈夫」
そんな人もいるかもしれません。
でも、そもそもここの準備や前提のところを明確にしておかないと、後々で揉めることになります。
前提さえしっかり決まっていれば、それぞれがその立ち位置ごとにふるまいを決められるので、揉めにくくもなります。
「そもそもこの事業はこの方向性で行くと決めたはずだ」「後でこの分の報酬をもらえると思っていた」などのことも起こりにくくなります。
さいごに
起業するときの不安と共同経営の難しさと対策について話していきました。
もちろん、これらの問題は人やビジネスにもよりますので、正解はありません。
ただ、中途半端な決めごとのまま進めたり、不安だからという理由での誰かとの起業をするのはそもそも事業が難しいので、やめておきましょう、という内容でした。
この通り、自分の経験や知見をもとに、起業やフリーランスに役立つ情報をだしていきます。よければ「スキ」や「フォロー」をお願いします。
以上です。
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