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最果てからの手紙05

ユーラシア大陸の最果てポルトガルで呼子のイカの形をした最中「烏賊もなか」そっくりのお菓子を見つけました。
ポルトガルで出会ったのは海産物モチーフの皮に黄金色の餡を詰めたお菓子オヴォシュ・モーレシュ。大西洋の干潟に運河を巡らせた町“アヴェイロ”の郷土菓子です。パティスリーのショーケースに魚、ホタテ、サザエの形をした最中が可愛らしいレイアウトで並んでいるのでドキドキしながら購入したのですがその濃厚かつ個性的な甘みは、もう食べなくても大丈夫かなあという気分にしかならず、さらには急いで歯磨きしないと虫歯になる!と不安になった甘い思い出の味です。もしオヴォシュ・モーレシュが日本の最中の祖先だとしたら、美しい貝殻の形に感動しつつも中 身は変えようと試行錯誤したことでしょう。こうして私達の知る黒あんと白あんのスタイルに 落ち着いたとしたら、夢あり笑いありのストーリーですね。
さらにもう一つポルトガルと佐賀の繋がりを感じたものがありました。駅の壁を飾るタイルです。アズレージョという青の濃淡を使って唐草模様や風景を描いたもので、藍の染付が美しい有田焼にそっくり。遠い国のはずのポルトガルを身近に感じました。


今回は、海に因んでバロックパールのピアスを贈ります。
バロックパールは無核真珠のことで貝が自然に作った形をしています。

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