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最果てからの手紙04

人はどうして贈り物に花を選ぶのでしょうか。先日麗らかな日差しに誘われて散歩をしていると可憐な花に恍惚として、スマートフォンのカメラで撮影しその場でフランスに住んでいるお友達に送信しました。こんな機能がない頃は一片の花びらを持ち帰り風景を思い出しながら音楽、絵、言葉に変えていたのかなと想像しながら。花の姿は永遠でないと知っているからこそ、見た瞬間の感動や儚さを残したくなる気持ちは今も昔も同じで、その根底に流れているものは「人を想う心」。季節を愛でながら感動を分かち合いたい人の存在を花に投影して、感謝、励まし、愛を伝えたいから、人はあらゆる形で花を贈るようになったのでしょう。花を眺めている時、誰かが心に浮かぶことはありますか?その人とは人生のどこかで大切な時間を共有していたのではないでしょうか。

今回は可愛いイラストと温もりのある言葉が詰まった本「FRIENDSHIP IS...」を贈ります。最初のページにある「他人の温かさにふれた思い出があれば今日をなんとか生きていける」の一文が好きです。

2021年5月

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