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表現規制とフェミニスト界隈

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2022年9月の記事一覧

『女は自宅で洗濯ばさみで髪を止めない』とトレンド炎上したイラストの漫画『生徒会にも穴はある!』を購入して読んでみたら、そういう人ではなかった話、というかすごく優れたマンガだった話

『女は自宅で洗濯ばさみで髪を止めない』とトレンド炎上したイラストの漫画『生徒会にも穴はある!』を購入して読んでみたら、そういう人ではなかった話、というかすごく優れたマンガだった話

発端は、講談社で連載中の漫画『生徒会にも穴はある!』公式のこのツイートであった。

このイラストに対して、「女は自宅でブラジャーの後ろだけ外したりしない」という主張をする人たちが現れ、それに対して「いや私はするけど?」「おかんがよくやってる」などの反論が出た。やがて論点は「女は自宅で洗濯ばさみで髪なんか止めない。女のことをわかっていない」「そもそも洗濯ばさみでポニーテールの髪は止まらない」「いや止

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元日本赤軍メンバー、安倍元首相の銃撃事件を映画化:それもまた「表現の自由」

元日本赤軍メンバー、安倍元首相の銃撃事件を映画化:それもまた「表現の自由」

いつものように「ゆっくりしていってね!」から書き始めよう――と思ったが、今回扱う話題は安倍元首相の銃撃事件に関連するものだ。さすがにゆっくり文体は相応しくないだろう。(私は普段、ゲーム実況動画などで皆さんにお馴染みの「ゆっくり」を模した文体を使っている)

まずは、凶弾に倒れた安倍元首相のご冥福をお祈り申し上げる。彼の遺族、支持者の心痛は察するにあまりあり、同情を禁じ得ない。

私が安倍元首相に対

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ハリセン廃止とパチスロから考える規制の危うさについて

ハリセン廃止とパチスロから考える規制の危うさについて

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1. はじめに
テレビでの表現方法は、しばしば「自主規制」によって少しずつ狭められていきました。90年代のテレビだと許されていたものが、今のテレビでは放送できないものになってたりしますよね。

今回この問題を考えるきっかけとなったのが、「ハリセン」をテレビで使うことが出

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