見出し画像

思い出す好きだった人と付き合った人は異なっている件。

気付かないもんだなと。
あの頃からなんか恋愛に関して冷めているなと
自覚はあったものの…。

結婚したら、
子供ができたら、
おじいちゃんおばあちゃんになったら。

そういうのを言われる度に苦笑いしかできず
なにかといつも言われていたのは

会えてないけど寂しくないの?
とか、いろいろあるけど思い出すとオエッてなる。

私はきっと一生大恋愛などすることもなく
結婚せずに仕事ばっかりして生きるのだろう。
そう思っていた。

かと言って好きな人がいなかったわけではなく
バカみたいに片思いを楽しんでいたわけです。

お互い好き同士だとわかればそれでよく
付き合いたいとはまた違う。

テレビとかで、
好きな芸能人がサプライズで登場したときに
『無理無理無理ー!!!』
と、後退りするような。
眺めていてたまに話せてかっこいいとこだけ見て
完璧なままの姿で在る。
これを何年何回やってきたか。

だから、
失礼な話本当に好きだった人とは付き合っていない。

中身は男子みたいな感覚なのに
見た目はそれなりに女子ではあったので
申し訳ないくらい勘違いをさせていたらしく
母や妹からも『女の敵だ!』と言われた次第。
そんなつもりはまったくないのだけれど
やはり男女がクリアに仲良くすることは
お互いが『男女の友人は成立する!』と
下心0%で言える者同士でないと痛感した。

私の幼馴染みにも近いくらいの友人に
『世界に2人になっても有り得ない』
と言われたときは、
『こっちのセリフじゃ!』とイラっとした。
この友人の結婚式に呼ばれた唯一の女子であったのは
言うまでもない。

高校の頃に好きだった人は
途中から部活に入ってきた後輩で
家の近くに住んでいることがわかり
あからさまに偶然を装って駅で待ってみたり
移動教室で通るタイミングで廊下に出てみたり。

バレンタインは部活内であげるのが恒例となっていて
誰にあげるのかはくじ引きなのだけれど
見事にその人を外してしまい
引き当てた親友と交換してもらって
手作りのクッキーを渡したり。

さすがにその後輩も勘付いたらしく
翌年も個人的に家の近くでバレンタインのクッキーを渡して
(実は前年渡したのは失敗作だったからそれを口実にリベンジということにした)
すぐに帰ろうとしたら

『先輩、それだけ…ですか?』
と言われ
『…あ、うん。それだけ』
と、恋の花を自分でむしり取ったわけです。
家に帰って妹から呆れられました。

その何ヶ月後
部活仲間たちとわいわい帰っているとふと目に入った
前を歩いているひとつの傘にふたりいる姿。

それはその後輩と
2つ下の美人マネージャーの後輩。

まわりの仲間は気まずい感じになりつつも
『自業自得!』
と気持ちよく言われたのが昨日のようです。
もう四半世紀も前ですが。

でも、そういう好きになり方の唯一のメリットは
『懐かしいねー!』
って変な感情なく再会できることです。

そして付き合った人の方は
あまり…記憶がない…。

恋愛は人それぞれです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?