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転職するかしないか 判断の整理術

本日はこちらです。

転職するしないの判断軸は、いろんな意見がありすぎて、だんだんと分からなくなってきませんか?今回、それをなるべくひとまとめにして、どんな優先順位や考え方があるかを整理する方法を考えてみたいと思います。

私もかつて転職をしましたしたが(結果として転職は成功したと思っていますが)、かなり結果オーライな部分もあったわけでしてたので、当時を振り返るともっとこんな思考整理ができていれば、より良い転職活動ができたかもな、という内容を書きたいと思います。

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もちろん、実際のところは「何となく今のままでは不安なので転職サイトに登録してみた」みたいなところからスタートする方も多いと思います。それでいいと思います。そうやって何となく求人を眺めたり、年収の欄を見てみたり、そして一回エージェントに会ってみたり、知人に相談してみたりと活動が広がっていくけば、だんだんと知見も広がっていくかと思います。

今回の記事は、そのあたりを一通りやってみて、以下のように思ったときにご覧いただくと効果があるかなと思います。

「あれ?散々調べたけど、結局、私はどうしたいいのだろう?」

さて、まずは4つの要素分解を行います。

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こんな感じで4つ書き出します

自分の事情1)自分の成長や適性

まず筆頭にくる判断軸は自分が成長できているかどうか?これからも成長できる環境にあるかどうかですね。それから職種の適性も出てきます。営業をしてきたけど自分には本当は合っていないのではないか?と言ったことです。あとは年齢や社歴、役職の有無など。

なりたい自分を描く時には一旦自分の現在の実力のことは無視ししてて考えた方がいいと思います。営業しかしてきてない人にとって、もちろん次の職も営業の方が見つけやすいとは思いますが、他の職種だって不可能でないですし、別の職種に移りたいと強く願うなら、その気持ちに正直になった方がいいでしょう。

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自分の事情2)と言うより家庭の事情

自分に関係することの2つ目は家庭の事情ですね。結婚、出産、子育て、離婚、介護、死別、親の後継ぎ、パートナーの駐在などなど自分の家族に関わるライフイベントの影響についてです。多くの方にとっては、避けられない事情ということになり仕事を諦める要素になりがちです。現実問題として、諦めざるを得ず涙する方もいるのだとは思いますが、できる限り代替手段がないのかどうかを考えたいところです。

あととっても大事な要素、年収ですね。これはこの家庭の事情の欄に入れておきます。欲しいお給料=自分と家族に必要なお金、として希望の下限を決めます。

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会社の事情1)会社の価値観や事業継続性

自分を成長させてくれる会社であっても、旧態依然の会社で価値観があまりにも古いままだったり、事業内容そのものが斜陽産業に属していて、未来にあまり発展性がない、後継者不足が深刻といった場合において、このまま現職で良いものか?と悩みます。

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会社の事情2)会社や組織の人間関係

会社の事情の2つ目は、会社や組織の人間関係です。良好な人間関係なのであればいいのですが、イジメられていたり、ハラスメントがあったりすると辛いですね。できればそう言う会社とはおさらばしたいものです。

ここで意識をすべきことは、辞めるとなったら現職の会社の仲間からすごい抵抗を受けるだろうな、と言った考えは一旦排除して考えてみることです。今でも現在の会社の人のことが好きか?良好な関係を継続できているか?彼らに報いたいか?だけでまずは考えます。辞めれる難易度での判断は、自分の未来を閉ざすだけです。

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ここまでの要素を頭に入れた上で、次に誰の話か?に意識を向けます。

対話者)相談した人

大事な判断軸の一つに誰に相談したか、誰のどんな内容に納得したかです。或いは相談に乗ってくれた人の全ての人(或いは多くの人)が共通してあなたに送ったアドバイスもみてみましょう。それらを上の4つに当てはめて書いてみます。

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対話者)自分の気持ちや考え

何枚かのシートが出来上がると思いますので、そこから重要なものを抜き出していきます。さらにそこに自分が大切にしたい考えや気持ちも書いていきます。

こうして、自分の納得した内容だけが書かれた一枚の表を見た時に、結局自分にとっての理想とはどんな物なのかが浮かび上がってくると思います。

これを以下のような4象限に分類してみます。この4つの空白のマスにどんな仕事が当てはまるのか?或いは現職はどこに当てはまるのか?を描いていくことで思考の整理が可能かと思います。

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但し書き

但し、もちろん転職についての知識獲得や調査が必要です。今回の記事はあまりにも情報が多くなってきて、いろんな人の意見も聞きすぎて、頭の中が混沌としてしまった時の対処法を書いたつもりです。

例えばですが、自分がなりたい仕事って何だろうと考えたいのであれば、知っている仕事の種類そのものが少なければ必然的に選択肢が減りますので、十分なリサーチを行い少しでも多くの仕事の種類を知っておく方が有利です。そう言う意味において知識獲得や調査といった情報収集自体は行う必要があります。

今回の転職の判断軸とは少し話がズレるかもしれませんが、常に転職サイトには籍を残しておき、職務経歴書も常に最新版にしておくことをお勧めします。私も現在は転職する気は全くないですが、常に職務経歴書は最新版にしています。そうすることでどんな求人があるのか、最新の情報を獲得し続けられます。常に自分のキャリアやスキルの棚卸しもされているので、思考もあやふやになりません。必要な情報にすぐにアクセスすることができます。

自分は何を知る必要があるんだろう?から毎回始めるとシンドくなりますし、新しい情報に対して億劫になります。常に自分自身の情報を最新版に整理しておくことが転職するしないの判断を迅速なものにしてくれると思います。

ということで、また。


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