大手だけに許される特殊な人材能力開発
さて、本日は大手企業で働くメリットの第二弾です。
前回の記事はこちら。
おさらいすると以下の2点です。
・大手なら既存の莫大な資産が使える
・スピード感は大手かベンチャーかではなく、できる奴なら皆早い。
さて、日経を調べてたらこんな記事が出ていました。
昔から、大手という括りや同じ業界内で学生を取りあってましたが、今はスタートアップや異業種との天秤もあるのですね。専門スキルかぁ、ないなぁ、僕には...。
ちなみに専門スキル保持者だからデキる奴・・・とは限らんがね。
ということで本題ですが、専門スキルが必要か必要じゃないかは別にして、今回はデキる人たちが大手で何を得られるかをお話ししたいと思います。
■ダイナミクスとV字回復
大手企業の決定的にいいところは前回の海外販売網と一部重なりますが、一つの事業が数千人から多いときだと数万人の巨大組織であり、それだけの数の人たちに影響を与えることができる可能性がある点です。
対象顧客も数万人以上、下手すれば億単位なんて世界の場合もありえるわけです。
ベンチャー企業って何を目指しているのでしょうか?
新しい製品やサービスをリスクをとって作り上げて広げていくことだと思います。すごく雑に言って、それって新たに自らで大手企業を作ることではないですか?
だとしたら、自分のいる企業が将来大手企業になった時のマネジメントをどう学ぶつもりか?それだけグロースしたときにその場で学んでいくのもありでしょう。
いや、それ自体はとても素晴らしい経験でしょう、成長フェーズにおいて。
事業のグロースハックというスキルが恐ろしく伸びることでしょう。
ただし、一度停滞し始めた巨大組織を立て直せるスキルはどうでしょうか?
大手企業で成果を出すというのは、大体が停滞や落ち込みを再び成長軌道に乗せることです。それは資産でもあり、しがらみでもある「既存」を活かしたり、壊したりしながら再成長を目指すことになります。
語弊を恐れずにいうと、ゼロからイチを作るのはものすごく楽チンです。
いくらでも少人数の仲間内で情熱を共有し、スキルを出し合い、助け合って仕事ができると思います。そしてうまくいけば10になり100になるでしょう。
ただそのあと100が80まで落ちて、なのに他社は150まで伸び続けたら?
あなたは停滞しきったしがらみのある組織で80を100まで戻せるか?
150まで伸ばすことができるか?
そういうことを学んでからベンチャーに行っても悪くはない気がします。
ゼロからイチへのチャレンジはいつでもできるんじゃぁないの?
次回は80から100への仕事の挑戦がどんなものかを紹介したいと思います。
ということでおやすみなさい。
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