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【MMT】【現代貨幣理論】経済成長の相関関係、因果関係について

ここ最近、池戸万作氏と成田祐輔氏のAbemaでの討論に始まり、この間の谷田川惣氏のチャンネル桜での経済討論でこの手の話が出始めてきました。ちなみにですが、政府が財政支出した場合の因果関係について問うて来るのはほぼほぼ間違いなく…

緊縮財政派の人間です。

で、正直な所です…この問い自体が…

詭弁であり、無意味である!

と考えます。なぜなら、経済成長=GDPの伸びです。GDPの式は

GDP=民間消費+民間投資+政府支出(消費と投資)+(輸出-輸入)

となります。この式でGDPを出している以上…

どんな形であれ、政府支出を増やしたらGDPは伸びるに…

決まってます!

こんなの単に1+1=2って言ってるのと同じです。そこに因果関係を求めること自体が…

不毛!

でしかありません。経済は確かに色んな要素が絡んでいる事象のために、誤魔化されやすいですが、この問いは下記のような事を言ってるのと同じです。

りんごを詰める作業を想定します。その作業をAさんとBさんがやっていました。ある日、いつもより1個りんごが多く入っていました。確認した所、その日はAさんが不在だったため、Bさんが全てやっていたとのことでした。聞くと間違えたとのことでした。ということで、りんごが1個多く入ってたのはBさんが1個多く入れてました。ちゃんちゃん…となる所を因果関係を問うてくる人は…

「りんごが1個多い事象はAさんとBさんの作業に相関関係があることは認めるが、因果関係があることは認められない!りんごがどこかから紛れたかもしれないし、りんごが勝手に増えたかもしれない!」

と言ってるのと同じです。こんな事を言ってる人がいたら普通に…

ヤバい奴でしょ😨?

ってなると思うはずです。経済成長の因果を問う人はこれと同じ事を言っています。100歩譲ってBさんにりんごを入れた記憶が無いならまだ分かりますが、現実の政府支出は出した記憶が無いなんて事はあり得ません。なので、因果関係を問う人は…

自然発生的に政府が支出したというホラーみたいな話になります…😨

こうやって別の物に例えると言ってる事がいかに、おかしい事か分かると思います。では、なぜこのような事を言うのかというと…

積極財政に反対したい、もしくはただ単に揚げ足を取って論破したい!

という理由以外考えられません。反対したいだけならまだしも、揚げ足取って論破したいというのは邪に過ぎます。

では仮に、政府支出しても経済成長しないのが正しかったとしても…

諸問題を解決するには結局、政府支出は必要!

となります。当たり前です。何かやるには支出は必ず必要になります。昔のように金貨銀貨の時代ではなく、信用貨幣が通貨になっている以上、必要に応じて支出する事ができます。

なので、因果関係がどうだと言った所で現実は…

政府支出は行われています!

やるべき議論は支出の大小やその中身についてであるべきで、支出そのものを問う議論は申し訳ないが…

百害あって一利なし

と言っても過言では無いと思います。それを問う真意はどうであれ政府支出を邪魔する行為に他ならないからです。

以上になります。最後まで読んで頂きありがとうございます😊

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