kazukazu0622

熊本県で柑橘農家してます 28歳6年目 ありのままを綴るすたいる

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最近の記事

会長最後の夜

 こんばんは。私は、明日の総会にて会長の任を降りる。2年間の会長期間の思いを生暖かいうちに書き起こしておきたいと思い4年ぶりにNOTEを開きました。  自身の過去記事を見てると、今見ると恥ずかしいながらも当時のことを鮮明に思い出します。ここは私にとって思い出の引き出しといったところでしょうか。 私が会長を務めていたのは、「熊本県青年農業者連絡協議会」通称4Hクラブ、熊本県連でした。 この組織とは何ぞやというと、農業者を中心とした世界規模の団体です。 青少年の健全な育成を目的

    • 「野菜は小さい方を選びなさい」を読んでみた。著:岡本よりたか

      秋の夜長に読書が進む。というよりは、睡魔が圧倒的に勝利することが多くて本を手に持つは良いが、そのまま夢の中に堕ちていく夜を過ごしている2020の秋。 あっという間の季節の移り変わりに自分の体と季節感は取り残されているが、近頃になって植物は日長と寒暖差を的確に感じ取って緑色が退色してだんだんと色付き始めている。 この本は、見た目からしてインパクトが大きかったので、即決で買ってしまった。 楽天ポイントを使って、700円で買えたというのも大きかった。結論から言えば、買値以上の情

      • 豊かさとは

        結論から言います。今回の記事に答えはありません。笑 就農して2年目、毎日毎日頭の中をぐるぐるしているワード 「豊かさってなんだ」 考えようによっては、あたかも自分は豊かではなくて、私からみて物質的にも精神的にも豊かな人に嫉妬するかのような感情すらあります。 豊かさってなんだ。 日常の小さな幸せに気付けること、その幸せを精一杯受け取り、感謝すること。 感謝を伝え、私ができる精一杯で還元すること。 私が出来ている事といえば、ないに等しいか、とても小さな事しか出来ていま

        • ひと

          ひとはなぜ比べるのだろうか 自分の価値は何によって決まるのだろうか この答えは分からない。 形式的にはあっても、耐えきれない 自分のあり方や価値を探す旅の途中で、隣の人よりできているか否かをはかっているのだろうか。そこに本質的な安堵は生まれない もう隠さない、隠せない。 わたしは等身大で生きる。 それが自分の価値感 多様性を受け入れる心はしなやかさ 物事の善悪を見定めるはわたしの目 自分に嘘つかなくなって、直感がよく走る。 直感とは、今までの人生の経験値から人間の脳

        会長最後の夜

          くやしい

          くやしい やっぱりくやしい 別れの理由が農家とはこの先一緒にいられないからって。 くやしい。 長いトンネルから抜け出せない。 答えははっきりしてるのに、 農業に未来があること、今取り組んでることが必ずつながることも分かっているのに。 生まれて初めての階級差別。 朝から晩まで付き纏う。 それでもその子といたいのか。 いや、依存してたのか。 不安。周りと違うとおかしいのか。 根拠がそこにあるのに 敵を作りたくはない。 やり方が違うだけ。 痛みを知れば相手に寄り添える

          くやしい

          やりがい

          我が家の担い手問題、下がり続ける食料自給率、減る農村地域。 我が家、そして国を支える。そんな大義を以て就農しました。自分は誰かに必要とされること、喜んでくれる事がやりがいであり生きがいの人間です。 私が卒業後すぐ就農したのは、大学の先生との出会いやゼミなどでの学習の中から、これは解決できる、中に入って、問題解決して改善していきたい!と思えたからです。今も思っています。 就農してからたった一年ちょいだけど、自分なりにいろんな試練がありました(過去記事参照) そして心が何

          農家と農業の差異

          見渡す限りの青空 近頃は等圧線の間隔も広く、安定した日和が続いている。 そんな仕事日和の中だが、これを書かなければ落ち着かないなと思ったので書く。 今日、祖父母とぶつかった。 内容は 昨日の時点で、今日の仕事を決めていたにも関わらず、8時に仕事に出ていくと、あたかも何事も無かったかのようにそれぞれが、草刈りや枝集めなどをしていたのである。 私は最初「何してるのーっ?」 と尋ねる程度の聞き方だったが、 大体、お前がする事をやればいいじゃないや と言われて開いた口が塞がらなかっ

          農家と農業の差異

          農 について考える。生業で農業にするために

          先日、宇城市の広報誌に少し取り上げていただきました。 しかしながら、綺麗なところばかり抜き取って下さり、少し着飾ったような記事が恥ずかしいのですが、 今日も山で祖父母と剪定の内容について、密に話し合いをしたところでありました。笑 下の写真中央部、半端切りをやめない祖父に指摘したところから始まりました。 「今までやって来たことをそんな簡単には、変えられないんじゃあーー」と、祖父。 私が粗剪定をしたのち、ざっと中剪定をする際の共通認識として 一、立ち枝はきらない 一、内向枝はき

          農 について考える。生業で農業にするために

          ノーサイド

          私は現在、有機農法(慣行栽培の50%以下)で柑橘を生産している農家の跡取りとして、一代飛びの孫就農した2年目のぺーぺーである 文章など読めたものでは無いと思うが、日記がてら、綴ることを始めてみた。 先日、東京の大学に通う友人と三角のカフェに行く機会があった。 2時間弱ではあったが、自分の話、私の知らない世界の話や、互いの気持ちを話すたびにあっという間に時は過ぎてしまった。 時の経過を感じたのは、はじめ熱くて口をつけるのを躊躇っていたコーヒーが、いつのまにかアイスコーヒーのよ

          ノーサイド