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京都・滋賀の現役大学生30人に聞いた!「就職するなら大手企業と中小企業どっちが良い?」中小企業が選ばれるために必要なこととは?

中小企業向け学生の声を届ける新しい形の採用サービス『キャリアステーション』を始めて1ヶ月経ちました。
新卒採用、若手採用をする中小企業様が学生、若手の声を直接聞き、自社の採用力強化に動かれています。

一方でキャリアステーションに関わりたい!やってみたい!とお問い合わせをいただく学生インターンメンバー(我々は「よあそびーず」と呼んでいます)にアンケートをとっており、そのアンケート結果を発表したいと思います。

今時の学生は大手志向?中堅・中小志向?

まず、こんな記事がありました。

引用:新卒採用で中小企業が抱える課題を解決する4つのポイントとは?

近年、採用市場において自分のやりたいことを優先する学生が増えています。

「大手企業がよい」「自分のやりたい仕事ができるのであれば大手企業がよい」と答えた学生は、全体の51.5%

「中小企業がよい」「自分のやりたい仕事ができるのであれば中小企業がよい」と答えた学生は、全体の44.9%
という結果がでました。

22年度卒の51.5%という数字は、コロナ禍より落ち着いており、大手企業がよいという思考よりは、自分のやりたいことを優先する学生が増えていることが分かります。

 大手企業に対する志向が進む一方で、4割の学生が「中小企業がよい」と回答しています。また大手企業を志望していたとしても、決して全員が大手企業に就職できるわけではありません。
では、学生は就職時に何を求めて就職先を選ぶのでしょうか。

京都・滋賀の現役大学生30人に聞いた!中小企業ってどう見てるの?

「自分(学生)から見た中小企業」

・従業員数が少なく一人一人の距離が近い
・幅広い業務を任される
・一人一人の行った業務に対する会社への影響力が大きい
・収入が低い
・地味な仕事が多い
・大手企業よりもどんな企業がどんな業務をしているのかわかりにくい
・福利厚生があまり良くなさそう
・あまり学生に知られていない
・よくわからない
・大手に比べて仕事をしやすそう(環境とか上司とか)
・苦しそうなイメージ、景気が悪い中で存続し続けるのはかなり厳しそう。
・その一方で、比較的少ない社員が同じ目標に向かって働いておられると思うので帰属意識ややりがいは大きいと思う。
・一人一人の能力が尊重され活用されている
・給与面での課題や、経営難が直接社員に影響しそう
・こだわりを持っているイメージ、品質がいい
・大手企業という存在が大きくてなかなか目につけられづらい印象
・専門的な仕事が多いイメージ 

「大手企業と中小企業のどちらが良いか」

・やりたいことができる企業で働きたい
・ただ中小企業と大手企業のどちらでも選べるならば断然大手企業に行きたい。理由はやはり大手企業の方が社会的地位が高く、収入も高く安定しているイメージがあるから。そして仕事を通して優秀な人に出会える可能性が上がるから。
・今のところ、わざわざ選んで中小企業就職を目指すことはないかもしれません。
・理由は実態がよくわからないから、どんな企業やどんな業務があるのかわからないから。また、収入面や福利厚生面、仕事環境などを考えるとやはり大手の方がいいなと思ってしまいます。
・大手です。なぜなら中小企業は一般的にどのようなことをしているかわからないからです。
・目標がはっきりしていて仕事にやりがいを感じられそうだから、中小企業を選びます。
・綺麗事かもしれませんが仕事を継続する中で私が1番重視するのは「やりがい」だと思います。それを感じられるのであればやはり収入も見込め、転職にも有利な大手が良いです。なので、自分なりに仕事に価値を見出して働けるなら大手が良いと思います。
・福利厚生や給与面が充実していると思うし、家族ができた際にはサポートが手厚く倒産等のリスクも少ないと思うから大手が良いです。
・上がいっぱいいるから楽しそうなので、中小が良いです。
・大手です。あまり中小企業と大手企業の良い点悪い点がはっきりわからないけれど大手の方が世間的に良く聞く話が多いから。
・大手企業です。幅広く仕事ができるイメージがあるから。

学生を採用したい企業はどんなことを発信するべき?

「中小企業の社長に聞きたいこと」

・中小企業ならではの魅力はなんですか?
・実際の業務内容や収入面はどんな感じですか?
・中小企業が大手企業より優れている点は何ですか?
・実際の業務内容や収入面はどんな感じですか?(ゆづきさんとおなじです!)
・大手企業より女性が活躍できる場面が少ないイメージがあります。実際はどうですか?
・新卒社員の採用経費
・中途採用の経費
・会社が大きくなる自信はあるのか?
・会社創立時の志(そもそもなぜ会社を設立したのか)
・事業に失敗したときの借金のリスクにどう立ち向かったのか
(自分なら借金が怖くて挑戦しにくい)
・給料がなかなか上がらない今の現状をどう見ているのか
・経営を活性化させる為に求める社員の役割と能力
・大手企業に比べ、設備や資金で劣るがその差を埋めて良いものを生み出す工夫
・起業したいと思ったきっかけ、時期
・大手企業の方々と比べるとどこが劣っているのか。
・中小企業だからこそ誇れるものはあるのか。
・中小企業でも大手企業に勝てるところはあるのか。
・会社を経営する上で大事にしている事

学生・若手採用を行う上で中小企業が意識すべきこととは?

「あなたの「就職観」に最も近いものはどれですか。」
大前提「仕事は楽しく!」と考えている学生が多いようです。またプライベートとの両立や社会のために頑張りたいという意欲やモチベーションで就職活動をしていることがうかがえます。
一方で、「お金のためだけ」や「出世したい」という願望は今の学生には少ないようです。

あなたの「就職観」に最も近いものはどれですか。

引用:新卒採用で中小企業が抱える課題を解決する4つのポイントとは?

「企業選択をする場合、どのような企業がよいと思いますか(2つ選択)」

引用:新卒採用で中小企業が抱える課題を解決する4つのポイントとは?

「大手企業志向=会社の安定」を求めています。中小企業であっても老舗企業や業績の良い会社など、安定している企業は多くあります。大手志向の学生には特に、会社の業績や今後の事業展開などを通し、安定して働ける会社であることを紹介することが大事なポイントです。

また、「やりがいをもって働ける会社」を希望している学生が多いことが学生の本音です。学生は社会で働いたことがないので会社で働くイメージがつきにくいものです。
会社説明会では具体的な仕事内容を紹介し、「やりがいをもって働ける会社」ということを、積極的に訴求することが新卒採用成功のポイントかもしれません。
実際に働く社員に協力してもらい、コミュニケーションをとれる場を設けることは必要と言えます。難しい場合は、動画撮影などをおこなうなど「イメージしやすい」ものを取り入れるとよいでしょう。
 会社説明会だけでは不十分だと思う場合は、インターンシップの導入も効果が期待できます。

・会社の業績や今後の展望など、会社の経営状況を隠さず伝える
・仕事の具体的な内容ややりがいなどをアピールする(社員の同席、動画撮影など)
・インターンシップの導入も検討する

やってはいけない!こんな会社は振り向かれない?!学生が敬遠する企業の特徴とは?

「行きたくない会社があるとしたらどんな会社?(2つ選択)」
この項目に関しては仕事内容などにより改善できない点もあるかと思います。
改善の余地があればぜひ検討しましょう。

「行きたくない会社があるとしたらどんな会社?(2つ選択)」

引用:新卒採用で中小企業が抱える課題を解決する4つのポイントとは?

「暗い雰囲気の会社」などの判断基準は難しいですが、「笑顔がない」「既存社員があいさつしない」「働いている人たちが楽しそうではない」「愚痴が多い」などが暗い雰囲気だと感じることが多いです。
会社の雰囲気を作るのは一人ひとりの社員です。客観的目線でみて改善が必要だと思う場合は、社内研修などから始める必要があります。

福利厚生・給与・休日休暇・社風などの待遇面は変更が難しいです。
しかし、新卒は人財です。
将来の会社経営・事業存続・拡大のための投資だと捉え、前向きに検討していただきたいです。新卒のみならず既存社員の離職防止につながるかもしれません。

・「暗い雰囲気の会社」だと客観的に感じる場合は社員研修などをおこなう。
・待遇面の改善が可能であれば、将来への投資ととらえ、前向きに検討する。

中小企業が学生に選ばれるために必要なこととは? 

「大手企業で働くよりも中小企業で働く方がメリットがある!」と、学生の見ているポイントや志向性を踏まえて発信、情報提供をすることができれば、学生の中で中小企業へ就職するという選択肢が出てきます。

そのためには…

①学生が重視するポイントや求めていること、情報を適切に知ること
②それらを踏まえて自社の提供できる価値や機会、メリット等を考えること
③定期的に情報発信を行っていくこと

これらが求められます。

是非当社のキャリアステーションで学生・若手の声を直接お聞きいただき、業界や自社についての率直なイメージや声に耳を傾けてください。
その中で自社で提供できるメリットや価値を考え、どのように発信していくかを学生・若手と一緒に考えていきましょう!

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