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最近書きたいと思ってたVR物と、昨日の夢が上手くマッチして一本書けた。明日辺りに上げとこう。
夢で久しぶりにあの人に会って、にっこり笑顔を浮かべて「やっぱり会ってないと顔忘れちゃうね」と言われて、確かに、ああこの人ってこういう顔だっけ、近いとは思うけど、本当にこういう顔だっけ、と考えながら「そうですね」と答えて、静かに抱き合って、ゆっくりと目が覚めた。
AM11:33、駐車場にて
頭の中で感情たちが好き勝手はしゃぎ回る一方、車の中は静寂が鎮座していた。
窓を開けると、少し湿った草木の匂いと、遠くで囀る小鳥の声が車内へ流れ込む。
私は落ち着きのない頭を持て余し、仕方なく目を瞑って座席へ身体を預けた。一向に止まる気配のない感情を統制する為、懐かしい歌を口ずさんでみる。
引き継ぎの仕事の合間を縫って呼び出したのは、私の最後のわがままだった。
これから訪れる煙草の一本も吸い